千葉リタリ

2011-01-30 20:25:39 | ぶらり旅

ある休日のこと、俺は「のびハザ」の動画を見てのびちゃんが攻撃を食らった時の「ふわあぁぁぁ」って声が何気にかぁいくて萌えるわwなんてことを考えながらダラダラしていた。

 

3時くらいになり、少し目を休めようと思ったついでに千葉行きのリベンジを決行。前回は北上して埼玉の方へ行っちゃったんで今度は東から攻めることにし、文明の利器(別名グーグルアース)を使ってルートを探索。ふむふむなるほど、蔵前橋通りなら一本で市川へ行けるのか。京葉道路→南行徳てな作戦もあるが、チャリでもそのまま行けるのか怪しいので回避。川三本渡ればいける・・・と。インプット終了。まあこれで迷ったらその時はその時だw

 

雫のOPから始まる音楽プレイヤーを聞きつつ、まずは末広町まで出る。そこで近くの100円ファミマにてホワイトチョコをあらかじめ購入し、東方遠征開始。とここでInspirationが流れ始める。この曲はいつ聞いてもすばらしいなあ・・・時代劇で有名(興味がなくても名前くらい聞いたことがある)なのは「必殺仕事人」や「水戸黄門」、「大岡越前」といったところだろうか。俺の場合は元々じいさんやオヤジが時代劇が好きで、5才くらいから年末時代劇の白虎隊田原坂五稜郭奇兵隊忠臣蔵を見ており、里見光太郎どんだけ出てんだよとか思った記憶があるwそのおかげか堀内孝雄やさだまさしの歌は今でも記憶に残っており、時代劇とは関係ないがカラオケではネタとして「都会の天使たち」を歌ったりもしている(当然声色は変えるw)。

 

また同じく5才頃には役所広司演じる「宮本武蔵」の最終回があって、これを録画したじいさんのビデオをダビングしたのをオヤジと一緒に自分も見まくっていたんじゃなかったか(確か船頭の「まかしとかんか~い!」やら田村高広の「そういう男よ」というセリフがなぜか家の中で流行ったりしていたw)。実家が熊本なのもあって、五百羅漢にも何度か行ったっけか(ついでに言うと田原坂にも2二回ほど行った)。最後は武蔵が「お通ーーー!」とシャウトして終わる姿が印象に残っているが、小学だか中学の時にお通が実在しないと知った。なるほど野郎だけだと殺伐とするからロマンスがあった方がいいわけだ。まあそういう意識が働くから「事実は小説よりも奇なり」ってことになるんだよね~とか思いつつにやりとした記憶がある。

 

もう少し時代が下ると、「八百夜町夢日記」や 「三匹が斬る」、「腕に覚えあり」などを見ていたが、中でも「闇を斬る!」は録画なしに一回も見逃さずに見た(あらゆるジャンルの中で)唯一の作品じゃなかろーか。大目付という設定の新鮮さ、OPの曲調、衝撃的な最終話など様々な点で強く印象に残っている。このあたりがピークで定期的に見ることはなり、「父子鷹」あたりになるとたまにTV画面へ目を向けるだけ、という状態になった(「八丁堀の七人」は久しぶりにちょこちょこ見ていたが)。

 

かつて「竜馬は何で早死にしたの?」という疑問をオヤジに対して発したのは、そういう文脈があったからだ。「時代劇との関係」では「都合良く改変されている」と批判的に書いたので単純に「時代劇が嫌い」と思われているかもしれんが(というか大半は覚えていないだろうがw)、むしろ色々見たからこそパターンを考えるのだ。そして俺が探究したいのは、「どんなものに人が心地よさを感じ、埋没するのか」。それを考えることは勧善懲悪であるとか、ナショナリズムの考察に関係してくるだろう(「ヒトラー最期の12日間」)。そしてあるいは神風連の乱、「からごころ」の排除、玉砕の精神といったものに・・・

 

なんて回顧にふけってるうちに、DejavuFが流れてテンションがだだ上がり。そしてそこで夜の橋。ここから見る東京の景色は最高だ。暗い河川敷、空、ビルのネオン、そして闇に浮かぶ陸橋・・・様々なものが混在しており、自分は今どこにいるのかと不思議な気分になる。この解放感がええわ~。まじ踊りだしたくなる感じ。I can fly!!・・・そういや河川敷って何のためにあるの?ゆとりスペースにしちゃ広大すぎないか?今度調べてみるか・・・

 

橋を渡る際は退かぬ、媚びぬ、省みぬの精神で自転車を抱えて階段を攻略したりしつつ、江東区、江戸川区を越えた。そして最後の川を越えたところで、市川キター!!っとテンションは最高潮。ただ、特に何かしたいことがあるわけでもないので(笑)、とりあえずエネルギーを補給するために食い物屋を探すがなかなかなくて、結局サイゼリアでドリンクバーとミラノ風ドリア、チーズカツレツを頼んでこないだ買った「世紀末の作法」を読みつつ一時間ほどまったりした。

 

フルタンクになったところで帰途につく。途中で行商のおねいさん?を救出したりしつつ、特に何事もなく末広町まで戻ってきた。自転車こぎにも飽きたので秋葉原のブックオフに寄って竹熊健太郎の本を購入し、家路を急いだ。帰宅時にはちょうど音楽プレイヤーがねとすた2のラストになっていて、タイミングよすぎだわいと苦笑。ともあれ、こうして千葉行きリベンジと自転車40キロの旅は終了しましたとさ。


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