灰羽連盟:寺院訪問アラカルト

2011-01-28 18:13:09 | 灰羽連盟

灰羽連盟覚書2」で灰羽連盟のテーマが受け入れられた理由を「論理によらずに納得を生み出す方法が秀逸だったから」と述べた。逆に言えば、灰羽連盟はかなり説明をはしょってる(or設定が細かくなされてない)部分が多いため想像の余地がかなりあって、しかも遺蹟やら古代文字、「世界の始まり」などそれを刺激する要素も少なくない。

   

そんなわけで灰羽連盟は二次創作がしやすい作品になってるんだが、今回はそれに乗っかって「ラッカの寺院初訪問の案内役がヒカリ以外だったら」という状況を書いてみたい。まあ以前に「覚書0」では初見でのイメージ喚起(動的なもの)を重視して世界設定の考察(静的なもの)などを批判はしたが、作品の内容について考察すること自体が「クラモ理論編2」の「もし仮にレキがそのまま救われていたら」みたくそもそも二次創作的思考に近い行為だしまあいっか、ということでwまあ少しだけ間を埋めておくと、二次創作的想像力は可能態の志向(思考)であり「共感」に必要とされる営為に近いわけだが、「フラグメント105」でも書いたように誤読の必然性・ディスコミュニケーションの不可避性が前提にないとむしろ自らの快楽への引きこもりを促進してしまうだけなんじゃなイカっちゅう話(開くのではなく閉じる方にいっちゃうよと)。「距離をとって戯れている」なんて誤認をしないように気をつけませう(「ヘタレ、埋没、凡庸」で詳しく述べたが、記事が鬼のように長いので注意w)。え、そんな話はどうでもいいですかそうですか・・・

 

とまあ小難しい話をさておき、寺院訪問アラカルトの本題へ入ることにしよう。

 

【ネム】                                                                                                                                         寺院での振舞が落ち着いていてそつがなく、ラッカは驚きのあまり帰り際にまじまじとネムを見る・・・そんなことがあってラッカのネムを見る目が変わり、相乗効果でネムの日常でのさりげない気遣いも意識されるようになって好感度が急上昇。こうしてネム姐フラグが立つわけだが(笑)、レキにも気を配らないと罪憑きが進行してバッド確定なので難度が高く素人にはおすすめできないルート(何のだ)。

 

【カナ】                                                                                                       表面上は何とか繕うが、後で「肩が凝ってしゃーねーぜ」と文句を言う。まあ割と普通だな。いや、彼女がそんなヌルい子のはずがない!寺院に行く機会なんてめったにないぜ!と愛用のチャリにラッカを乗せて険しい道へデュエルを挑む。ただしカナのテキトーな性格もさることながらラッカのテンパリ具合が運転の邪魔をすることもあり、難易度は高め。特に橋を渡るところは難しく、幾度も滝の下へ落ちる二人に「これ詰みなんじゃね?」と投げるプレイヤーが続出。しかし実は水の中を気合で進むと壁の中にたどり着くことができるらしい。ただ、カナはともかくラッカはそれほど泳ぎが得意ではないのと、また辿りついてもおそらく何かに憑かれると予想されるため、その先があるとは考えにくいが・・・・まあイタコビッチになったカナとかも見てみたいもんではあるw

 

【クウ】                                                                                                     彼女の「巣立ち」によるラッカの焦燥に必然性を与えるという意味で、この状況は使える。牧歌的というか天真爛漫な感じの彼女と歩けば、ラッカの寺院訪問の緊張感も和らぐだろう。がしかし!迷ってしまって肝心の寺院にたどり着けない!どうしようとテンパるラッカにクウは「まあ明日でいいじゃない」と持ち前のオプティミズムを発揮。流されたラッカは一緒に見晴らしの良いところを探して景色を見ながらまったり。で、帰ってきて「いい場所見つけたよ~」と自慢げに言うと、他の灰羽から「寺院へは行ったの?」と聞かれ「あ゛っ・・・」と固まる。結局ヒカリと行く事に・・・

 

【寮母のおばさん】                                                                                               寺院には辿り着くも、「あたしゃ偉そうな言い方するヤツが大っ嫌いなんだよ!」と怒りの正拳が話師のアゴを的確にとらえ、1RKO。集まってきたお付きの灰羽たち(E 草刈り鎌)も全てなぎ倒し、寺院の覇者に。なんて言うと雰囲気台無しと思われる向きもあるかもしれんが、gk(ジェロニモ本郷とクソ先生)テイスト的にはむしろこっちが正道じゃなイカと(ニアアンダーセブンのノリですな)。まあそれをきっかけに話師がナニかに目覚めておばさんの奴隷化するのもいとをかしwなお、なぜ灰羽でないおばさんが寺院に入れるのかを問うてはならない。きっとやんごとなき事情があるに違いないのだw

 

こんな感じで色々想像可能だが、ヒョウコやミドリ、時計屋の親方など少ないながらアクの濃い(笑)アーカイブは他にも存在する。イマジナチブな卿らの健闘を祈る。


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