高倉台にある神戸国際中学・高校の創立20周年記念式典に、出席してきました。式典のあとはアグネス・チャンさんの記念講演。あとの時間が気になりましたが、せっかくのことですから思い切って、講演も聴かせていただきました。
朝、学校へ行き受付へ行くと、「あーっ!?」。受付にいた生徒さんたちが、私を見て思わず言いました。
はい、そうです!毎週、須磨駅のところで見かけるでしょ?生徒さんたちは、須磨駅を降りてスクールバスに乗るまでの途中で朝宣伝をしている私を、覚えていてくれていたのでした。いや、ほんとにうれしいいですね。意外なところで意外な出会いがあるものだなと、行ってよかったと思います。また、これからの励みになりますョ。
さて、式典も終わり記念講演となりました。アグネス・チャンさんのお話は、これまでにも聴く機会は何度かあったのですが、いずれも逃してしまい、今回が初めてとなりました。
アグネス・チャンさんは、以前、しんぶん赤旗日曜版にもエッセーが連載されていたこともあります。彼女の話は、実践に基づいた説得力を持った、子どもたちに勇気と希望を与える、力強いメッセージだったのではないでしょうか。彼女の少女時代の話や歌手となったいきさつ、大学進学、そして本格的なボランティア活動へ。世界を股にかけたダイナミックな活動です。彼女自身が、香港をあとにして以来、おそらく様々な苦労を重ねてきたであろういろいろなエピソード。子どもたちとの交流から戦争のない世界を、平和をと望む、気持ちとその活動が本物であるということを感じたひとときでした。ありのままの自分でいること、いつか必ず見つかるときがくる、自分探しを大いにやりなさい。違いを認めること。彼女自身の立派な世界観だととても共感するとともに、子どもたちには強いインパクトを与えたのではないでしょうか。
未来ある若者たち。希望ある社会。効率とか自由競争とかマネー至上主義とか、いろいろ言葉はありますが、21世紀に入って明らかに経済のあり方が以前とはずいぶん変わってきました。すくなくとも、懐の狭い非常にぎすぎすした、余裕のなさを感じる社会になったとの声はよく聞きます。効率化は、未来という”のびしろ”をも無駄のひとつとしてそぎ落としているかのような印象すらあります。
今日の話を聞いてて、大人社会を構成する一人としてずいぶん考えさせられました。
お招きいただきありがとうございました。とてもよい一日でした。
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