やまじゅん通信 “きょうのヤマ場”

日本共産党前神戸市会議員 山本じゅんじ WEB通信

不正会計処理問題で姿勢を問う質疑 ~ 今日の本会議

2010-10-19 | 議会だより

 今日は本会議。議会日程は、後半に入りました。26日まであと1週間。明日からの常任委員会などをへて、26日には最終の本会議が行われ、全日程が終了します。

 さて、今日の本会議は議案質疑。環境局の詐取事件にからんで損害賠償を請求しようというもの、また市の不正会計処理問題で市長の減給処分など行おうとするもの、といったことが提案されました。

議案質疑では、森本議員が質疑。不正会計処理問題で市長の政治責任や再発防止策についてききました。不正会計処理については、とくに決算特別委員会の質疑でも問題にしましたが、不正な、不適正な処理を行わなければならなかった背景には、どういった原因があるのか個々をはっきりさせない限り対症療法にしかなりません。形を変えての問題発生は必至でしょう。

差し替え、白紙伝票など不適正な処理は以前から常態化していたのではないか、またチェックが機能しない状態にあった、などいろいろ浮き彫りとなりました。かつて、同じような問題が起こった他の自治体では、2年かけて対応しているなど問題に真摯に向き合って解決を図ろうとしていることなども紹介し、一方で、市の対応は早く幕引きをはかろうとしていると言われてもしかたのないものです。

 何度か質疑をし、やっぱり問題は極端な人減らしにあるのではないか、ということも感じざるを得ません。以前は複数体制でチェックしていたなど聞きますが、いまは事実上の担当者任せ。市の仕組みと体制と、いろいろな問題から矛盾がでてきたものと思います。会計検査院のチェックはまだ続いているとのことです。どういった指摘がされるのか、今後の動向も気になります。 森本議員の質問は、問題の本質を突いていたのではないでしょうか。

 今回、日本共産党議員団は、不適正な会計処理問題で特別委員会の設置をもとめました。残念ながら与党会派の賛同が得られず設置には至りませんでした。

あしたから、常任委員会です。