やまじゅん通信 “きょうのヤマ場”

日本共産党前神戸市会議員 山本じゅんじ WEB通信

雇用と家族と

2010-05-31 | 雑記帳

20100516_1102  公共事業を受注している知人は、ここ数年来、単身赴任。家に妻子を残し、遠く離れた地で仕事をしています。もともと知人は、ある都市より業務委託を受けていた会社に勤めていたのですが、数年前、その会社は入札で落札できなかったとのこと。

結局、仕事のある他都市での仕事となってしまい、単身赴任生活がはじまったとのことです。現在の仕事場も、1年更新。おそらく地元で仕事を受注できなければ家に帰ることができないことになる、ということでしょうが、おなじ父親として、家族バラバラの生活に対する思いは人ごととは思えません。

 先日、ある小さな集会で、生まれてまだ6か月の赤ちゃんを抱えているお母さんが、夫の事で話されていましたが、「早く家に帰してほしい」と。この方のご主人は、帰宅時間が毎日遅く、子育てはもっぱらお母さん。子育てアンケートでもありましたが、「お父さんを早く家に帰してほしい」という声がいくつも見受けられました。核家族が当たり前になる中で孤立する母親、仕事を持ちながらの子育てするなかで、母親に大きな負担がかかっているという状況です。

 同じ集会に参加されていた方で、子供さんがオーストラリアで生活しているという方が「4時過ぎには帰宅しているらしいよ」と発言。それをきっかけに、外国での生活がいろいろ出されました。生活しづらい、そういう声がいっぱい出る中で「ずいぶん日本って遅れてるんやなぁ、もっとちゃんと家族で暮らせる国にせんとあかんね」というところでまとまりました。

 家族団らんって、贅沢な要求なんでしょうか?家族といっしょに…、当たり前の思いだと思うのですが…。

(写真☆保育後援会で議員団の取り組みについて報告)


対区交渉に同席。ゴミ、保育所、集会所、バス路線などなど

2010-05-29 | 環境・自然

 昨日、ある団体の対区交渉に同席しました。要望項目は多岐にわたっていたのですが、そのうちゴミ問題やバス路線の問題、地域の集会所問題、保育所の廃止問題など16項目分について、区の担当者から説明を受けるとのことで、私も一緒に聞いてきました。議員団の予算要望やこれまでの議会質疑などでかなりやりとりがあったものも多かったのですが、回答を聞いていると以前とその内容があまりかわらいなぁというのが率直な感想です。

 特に、ゴミ問題は取り残し。やめてくれという要求ですが、指定袋導入時の議論から、市の姿勢はあまり変わっていないようです。確かに、分別を徹底しようとするために強い姿勢で望むのはわからなくもないのですが、しかし現状では、自治会などをはじめ一部の人たちの努力と協力によって、立ち番もふくめた住民への周知と徹底が進められてきているのが実態ではないでしょうか。また、独自に進んだ取り組みをして、環境に負荷を与えないような生活をと、取り組んでいる方々もたくさんいらっしゃいます。神戸市よりも小規模な自治体でも、ゴミ問題については多くの時間をかけより多くの市民参加で取り組んでいるところも少なくありません。都市には都市のそれぞれの顔があり、性格があります。それをふまえて地域の事情に応じた取り組み方が必要でしょう。今度は廃プラスチックの分別も予定されています。住民の方々の協力なしには進められないわけですから、もう少し推進体制については、時間をかけた取り組みともう一工夫が必要ではないでしょうか。

 その他の問題もなかなか平行線。自由に使える集会所が少ないということ、特に地域福祉センターのあり方については、一考の余地があるのではないかと思いました。

使いにくい、そういう声は依然として出続けています。管理のあり方についてそろそろ見直しが必要ではと感じました。公共施設の使用料が高い、駐車場も高い、こういう声が出ている中で、コミュニティ活動支援のありかたについても、もっと自由な活動が保証されるよう、集会所整備も含め再検討が必要ではないか、そんな事を感じた一コマでした。


定例の駅頭宣伝、寒っっっ!!

2010-05-28 | 雑記帳

 寒さが舞い戻ってきました。夏はそこまできているのに、季節が逆戻りした感じです。特に、少し前は、暑かったので、暑さにすっかり体がなじんでしまい、寒さに対応できずに困ったことです。

 今朝も、定例の朝宣伝。とても寒く、8時をすぎる頃にはさすがに体が震えだし、手もかじかんで…。そんな折、通勤の方から握手を求められ、「冷たい手でごめん」といいながら握手させていただきました。その方の手の温かかったこと。冷え切った体だけでなく、心も温かくなる思いでした。

 宣伝終了後、お茶を飲みながら暖をとっていると、掃除をしておられた方が「山本さんですね」と声をかけてこられました。名刺をお渡しし、挨拶をさせていただいたところ「民主党はあかんね。自民党より悪い。言うとったことひとつもやらん。腹立つばっかり」「総理大臣があんなん言うとったんじゃあかんわ、でも自民にいかれへんしな」と話されていました。

 ほんまにそのとおりですね。そういう声はいっぱい耳に届いています。でも、そういった思いを十分受け止め切れているでしょうか。反省しきりです。両手を広げ、視野を広げ、いろんな角度から、またできることから取り組んでいく、地道にやっていくしかありません。

 権力を持った特定の人や集団に任せれば事態は動く、そんな時代ではありません。一人一人の力は小さくても、みんなが声を上げれば大きな声になる。ありきたりですが、国民と一緒に困難を解決していく、いつまでもそういうスタンスを貫いていきたいです。

 午前中も何人かの方とお話ししましたが、ほとんどの方がさっきの方と同じ思いです。でもなかなか、「じゃあ次はおたくのところで」とはいきません。何しろ、はじめて共産党の議員と話をする、そんな人も多いですから。こつこつ地道にがんばりますョ。

 …昼休みのつぶやきでした。

☆注目記事

 26日付赤旗の記事で、「エコ原発虚構」と題する記事が掲載されていました。

以前から原発のCO2排出量については、疑問性を問う記事が掲載されていましたが、今回の記事も改めて注目しました。

<a href="http://www.jcp.or.jp/akahata/aik10/2010-05-26/2010052615_01_1.html">「エコ原発」虚構/火力より高コスト/太陽光発電比 CO2排出は2倍/立命館大学 大島教授の研究</a> - しんぶん赤旗


学童保育指導員が休暇の時の対応どうする?

2010-05-26 | 学童保育

 少し前になりますが、ある学童保育の団体の総会に参加させていただきました。来賓として共産党議員団を代表して挨拶をさせていただきましたが、同時に私は学童保育所に子供を預ける現役の保護者でもあり、議論の動向は気になるところです。

残念ながら、他の行事や相談とも重なっていたので少しの時間しか議論が聞けませんでしたが、指導員のサポート体制について意見が出ており注目して聞きました。

 ある学童では、指導員が2週間休まなければならなくなり、急遽、保護者などが交代で休暇などを取って対応したとの発言がありました。そうした状況をふまえて、指導員を派遣できる仕組みがつくれないかという要望が出されました。

 全国の動向では、数は多くはありませんが一部でやっているところもある(らしい)とのこと。ただ、要員として雇用しなければならないとか、雇用とまでならなくても、経験者など登録しておき状況に応じて対応できるようにしてはどうかといった意見が出されていました。

たぶん、多くの学童でそういった潜在的なニーズはあるのではないでしょうか。

こういった仕組み作りが可能かどうか、少し研究してみる余地はあると思います。


少子化と部活動と…

2010-05-25 | 雑記帳

 少子化の影響で生徒数が減少。クラス数も減り、教員の数も少なくなって、部活動の存続ができなくなる状況が以前から続いていました。指導できる先生がいなくなると、休部。希望者があっても先生がいないと認められないために、あちこちの学校で部活動が消滅している状況が続いています。神戸市では、いくつかのブロックに分け地域ごとに拠点校方式をとり、希望する部活動がない場合には、拠点校で指導を受ける、というのがだいたいのところです。

 たしかに、顧問の問題を言われればいたしかない面もあります。また、先生の献身的な努力によって支えられているという側面もあり、非常に難しく、部活動の存続はとても悩ましい問題です。

 一方で、存続を望む子どもたちや保護者の声も、よく理解できます。拠点校方式では、保護者や子どもたち自身にも、さまざまな必要以上の負担もあると思います。大会出場などにも制約がでてきて、いろんな問題があります。子供たちや親の思いを生かす、具体的な対策はないものか、ほんとに難しい問題です。