やまじゅん通信 “きょうのヤマ場”

日本共産党前神戸市会議員 山本じゅんじ WEB通信

季節外れの蝉の音

2021-10-06 | 日記・エッセイ・コラム
 今朝、いつもより早くに起きて議会での討論原稿を作成していると、この時期にはそぐわない、思わぬ音が聞こえてきました。
蝉の鳴き声。クマゼミでした。
クマゼミと言えば、だいたいお盆すぎるとあまり聞かれなくなってしまいます。そういう意味では、私の中では、ちょうど盛夏を告げる蝉と勝手に決めつけています。
とても大好きな音の一つです。
驚いたのは10月を過ぎたこの時期に、クマゼミが鳴いているということです。
今年は8月の長雨、しかも結構強い雨で、なかなか蝉の出番も限られてはいたのですが、まさかこんな時期に?という感覚です。
これも地球温暖化の影響でしょうか。
蝉の生存できる時期が延びているのかもしれませんね。
 一方で、先日出先で見つけたのは少し色づき始めたミカン。
”真夏”と”実りの秋”とが同居する不思議な季節感を感じた朝でした。

事業系ごみのプラスチックは燃やさず分別回収を

2021-10-03 | 環境・自然
 
 前回に続き、プラごみ削減。事業系ごみの分別です。プラごみを大量に排出する場合には産業廃棄物として処理されるのですが、一般廃棄物として処理される場合、事業系ごみは燃えるゴミとして回収されています。
 神戸市のごみの組成調査をみると、事業系ごみの中で可燃ごみとして処理をされているうち,容器包装のなかで,「その他容器包装」というのが全体のごみの量に対して16%ぐらい含まれています。また、粗大ごみでも約9%程度入っています。これらを燃やすのではなく、家庭ごみと同じように分別をしてはどうか、というのが事業系ごみの処理に対する意見です。
家庭ごみなら、容器包装プラスチックとして、ペットボトルとは別に分別回収されますが、事業系ごみは可燃ごみへ。
コロナ以降、テイクアウトなどが増え弁当ガラなども燃えるごみへ。
これを燃やすことなくきちんと分別していくことで出されるプラスチック量をつかむことができます。
そうすれば、どれくらい減らすか目標を立てることもできるし、またそれに向けて計画的に取り組んでいくことが出来るようになるのではないでしょうか。
もちろん、分別がすべてではなく、当然、購入段階からプラスチックを減らす動機にもつながるのではないかとおもうのです。
 質疑で環境局は「大規模事業所のデータを把握しているがそこで実態を十分把握できている状況にない。今後,アンケート調査をして,その実態を把握をしていきたいと思っている」「事業者に一義的には責任がある。リサイクルとかリデュース含めしっかりやっていただきたい」とのべています。しかし、事業所に提出してもらっているごみの減量計画書には、プラスチックの記述はありません。プラスチックについても計画を求めては?と聞くと、アンケートの結果で必要ならそういう対応もありうると可能性は否定しませんでした。
 本来なら発生というのは捨てないというのではなく、そもそも製造段階からプラスチックを使わないということが大切で、本来の発生抑制が求められます。
これについては市内だけで成り立つものではなく、近隣の自治体との協力や、また県レベルで対応するなど一定規模での取組みが必要ではないかと考えます。
まだまだ国の対応、様子をうかがっているようですが、待ちの姿勢ではなく積極的に国に働きかけたり先駆けて取り組むなど積極姿勢が求められると思います。
ただでさえ政府の対応はヨーロッパをはじめ他国と比べても非常に遅れているのが実態です。
少なくとも燃やす量を減らすこと、ワンウエイプラスチックをなくしていくことなど早急に取り組むことが求められています。
また、複合素材の問題も解決する方向へ加速することが必要です。