やまじゅん通信 “きょうのヤマ場”

日本共産党前神戸市会議員 山本じゅんじ WEB通信

私大授業料が過去最高に

2019-12-29 | 日記・エッセイ・コラム


私大の授業料が過去最高とか。初年度は平均で146万円。近年の家計には相当な負担です。
しかも入学までにも、予備校や塾などで月数万円の負担も考えると、家計の教育費に占める割合は相当なものだろう。この記事で人と話をしていると、予備校などは勝手にいってるんだから親もしゃあないと思っとんちゃう?と言われた。まあ、そりゃ確かにそういう側面もあるだろう。しかし、そういう意見には賛同できない。まわりがガンガン学校以外でもやってるときに、孤高を貫いて、というのはなかなか高校生自身も気が気ではないだろう。相当な精神力も必要だ。それに競争激化のなかで、取り残されて行く可能性もある。
競争教育そのものが根本問題としてあるかとおもう。ただそれだけではない。政府の私学への助成も含めた予算の削減は大きな問題だ。国立大学ですら、独法化で交付金が減る、学費も値上がりがつづく、悪循環。
OECDの平均と比べても日本の教育支出は5分の1しかないという記事を思い出す。
 防衛費は過去最大、来年度もその方向で調整に入ったと伝えられている。過去最大にすべきは、防衛費ではなく教育予算こそ最大にすべきである。教育の貧困は国の大きな損失だと思う。

名谷に図書館の整備計画

2019-12-28 | 日記・エッセイ・コラム
 先日、名谷駅を出てすぐに須磨で2つ目の図書館整備計画が伝えられました。大丸の4階に整備されるとのこと。現図書館の倍の広さになるとのことです。図書館が整備されるのは、歓迎です。
以前から、北須磨文化センターの図書室の改善や図書館化を求める声が多く上がっており、議員団の要望としてもあげていました。そうしたところに、昨年の議員団の市民アンケートに駅周辺に図書館整備を求める声が寄せられ、さっそく議員団の予算要望にも反映して、市に対応を求めていました。今年明けた頃に配布した須磨区民報にも地図にして要望マップとして配ったりもしていました。
また、今年の婦人会の婦人市政懇のなかでも要望がでており「(現図書館の体制が)いまのままでいいとは思っていない」と市も回答していました。
でてきたのが、図書館整備という計画。
しかし、良かったと思う反面不安な問題もあります。すでに既存の図書館は、指定管理者制度のもとで民間企業に運営を委託。新図書館も民間が運営することになるでしょう。するとどこが担うのか。未知数ですが、民間施設のなかに整備されるので、どんな影響が生じるのか考えていかなければならないのと同時に、どこかの書店と合体させたようなものになってはならないと思います。
図書館としての内容、質の問題も問われると思います。せっかく整備する図書館、質の高い図書館となるよう、必要に応じて求めていきたいと思います。



教員間いじめ問題 ~児童の心のケア早急に

2019-12-12 | 日記・エッセイ・コラム


党市議団、市教委に対策要請

 教員間いじめ暴行問題で日本共産党神戸市議団は10日、「東須磨小学校児童・保護者の心のケアと学校の正常化に必要な緊急対策を求める要望書」を神戸市教育委員会に提出しました。

 事件が明らかになって2カ月たち、同校の保護者から「授業参観では子どもたちに元気がなく、以前ほど生き生きしていないのがとても気になった」「加害教員が担任だった卒業生は非常にショックを受け、親も心を痛めている」などの声が寄せられています。

 要望書では、学期末を迎え、冬休みに入る児童の心のケアに緊急対策が必要として、(1)スクールカウンセラーの常勤・固定化(2)学級担任に経験豊富な現役教員を配置(3)地域の関係機関との情報共有を密に(4)全体保護者会を開催し、学校づくりの検討状況を報告―という対策を速やかに取るよう求めています。

 森本真、大瓦鈴子、山本純二、味口俊之、林政人市議が申し入れました。

 教育次長は「ご指摘いただいたスクールカウンセラーは、現在の半日の体制から8時間体制にしたい」と改善を約束。各市議は「児童や保護者への心のケアは、少なくとも5、6年必要。保護者や児童の意見に耳を傾け対応していただきたい。私たち日本共産党も力を尽くします」と表明しました。
(しんぶん赤旗 12/11より)


一般質問~須磨海浜水族園 ・海浜公園再整備に関して

2019-12-12 | 日記・エッセイ・コラム


 6日の本会議で、一般質問。須磨多聞線、須磨海浜水族園・海浜公園再整備 、教員間いじめ・暴行問題をふまえた教育・学校再生について、以上3点質疑しました。
特に、須磨海浜水族園問題では、これまで議会質疑でずっとかなりの時間をかけて質疑してきました。先日の本会議で、再整備の優先交渉権者が、水族園の次期指定管理者となるのが決まってしまったばかりです。決まってしまったからと終わりにせず、言うべきことは言い続けるつもりで質疑しました。
 先日の質疑では、これまであまり取り上げてこなかった市民参加と市民への情報提供の問題が中心です。
今回の再整備の優先交渉権者の提案内容は、多くの市民は新聞報道で知ることとなりました。しかし、それまでは海浜公園の再整備を民間がする、水族園は民間が運営するというようなことが報告されただけで、どんなものなのかほとんど知られていないというのが現状ではないでしょうか。
 パブリックコメントの告知を広報誌でやたとはいえ、小さなスペースでどんな内容かは見出しだけなので何も伝わりません。しかも、それは再整備ついてのもので、新水族館についてのものではありません。問題となっているシャチのショーや高額な入園料を含めた事業者による提案については、神戸市からは直接、市民が意見を求められたことはありません。利用者に思いをはせることなく、市の構想や計画ありきで進められることには、強い憤りを感じざるを得ません。
少なくとも、他都市で行われたような「公開プレゼンテーション」のようなものが実施されていれば、提案内容が広く市民に知られることとなり、もっと早い段階から批判の声が上がっていたに違いありません。
 また、議会でも予算を通してもらった、と答弁がされています。しかし、それは水族園の再整備をするということについて賛成多数で可決されただけです。私は当時の企業建設委員会で再整備について手法について問題点を指摘しましたが、委員会で十分な議論が行われたとは思えません。
市民の声をどう意思決定プロセスに反映していくのか、神戸市にとっては大きな課題であり、神戸市の手法には問題があると感じます。他の問題はまたあらためて。