やまじゅん通信 “きょうのヤマ場”

日本共産党前神戸市会議員 山本じゅんじ WEB通信

小規模事業者の応援を

2015-03-04 | 日記


 先日の危機管理室の質問に続き、今日は午後から産業振興局の質疑。
テーマは以下の4点でした。

・中小企業振興策について
・店舗リフォーム助成について
・資金繰りへの支援
・震災復旧緊急特別資金の返済について

 中小企業振興策は、以前から取り上げている小規模な事業者をどう応援するのか、市の姿勢を質したものです。
いつも平行線です。街の活性化のために、市がすべきは大企業応援ではなく、中小業者の支援。
いろいろ支援メニューはつくられているのですが、”成長分野”とされる医療・健康分野だとか航空・宇宙産業だとか、そういうところに関連させるためのメニューが多く、事業継続を目的としたものはほとんどありません。
27年度予算案では商工費だけで187億円計上されていますが、一般会計総額に対して2.7%。そのうちおよそ130億円は制度融資のための預託金で、人件費などをのぞくと正味50数億円となってしまいます。そのうち直接活用できそうなものといえばだいたい10億円ぐらいでしょうか。
あまり自由がききません。総額をもっと拡充する必要があります。
 
昨年、国で小規模企業振興基本法が制定され、基本計画も策定されています。
そこには大事なことが指摘されています。
成長発展だけでなく「事業の持続的発展を図る小規模事業者についても適切な支援を通じて活力の最大限の発揮を目指す」。
成長戦略だけでは、ついていけないところは淘汰されてしまいかねません。
苦境にあえぐ家族経営の中小業者さんを、成長産業に無理矢理誘導するというやりかたでは決してうまくいきません。
面的な支援で底上げを、そのためにも神戸でも中小企業振興基本条例の制定を。
あらためてもとめました。
 震災復旧緊急特別資金の返済については、また後日。

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1 コメント

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小規模事業者の振興策 (松本 徹)
2015-03-05 12:58:55
小規模事業者そのものに対する支援と、商店会などの団体への支援の具体的内容をみて、ここをこうしてほしい、とかこれが問題だ、というように進める必要があるように考えます。
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