やまじゅん通信 “きょうのヤマ場”

日本共産党前神戸市会議員 山本じゅんじ WEB通信

総額600億円のツケが市民に!?

2012-03-28 | 日記・エッセイ・コラム

120322 あすはいよいよ最終本会議です。が、それに先だって、先日、本会議おこなわれ、追加議案が上程されました。先週の金曜日と今週の月曜日、各常任委員会で、提案された議案に対しての質疑も行われました。

先日の本会議は、上程された議案に対しての”議案質疑”。今回は私が担当しました。

今度の議案のうち、23年度の補正予算案で、一般会計から他団体へ貸し付けた短期貸付金(1年以内に返済しなければならない貸付金)が、外郭団体の見直しの手続きをすすめるなかで、年度内に返ってこなくなり、他の資金を使って財源の穴埋めをしようというものでした。

 ひとつは、舞子ビラを運営しているマリンホテルズへの貸付金。26億円にもなります。

いちどは土地信託方式の解除も検討されていたようですが、結局”継続”となってずるずると傷口が広がってしまったものです。今回の議案はこの26億円が対象ですが、これ以外にも100億円をこえる損失補償も。

また、住宅供給公社への短期貸付金も今回の議案。27.8億円にもなります。住宅供給公社は、新都市整備事業会計の所有する住宅分譲地を、バブル崩壊後に購入。69億円もの評価損がでるなどして負債が膨らんできました。損失補償などで新たに300億円以上もの市の負担が生まれています。

 結局今回の議案も含め、外郭団体の「見直し」を口実に総額600億円以上ものツケが市民に。いずれも責任の所在が不明確。市民も十分知らない間に粛々と手続きが進められることには納得いきません。

あすの本会議、すべての議案について採決が行われます。

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水道の直結化と業務の公共性の発揮を

2012-03-16 | 日記・エッセイ・コラム

120308 8日、水道局の審査でした。

直結給水に関して2問、助成制度の新設と公共施設の直結化の推進についてききました。また、外郭団体の問題として水道サービス公社についてと大容量送水管事業について計4点の質問でした。

 直結給水についてですが、以前、直結化に対して助成があり、その当時は着実に直結化が推進されてきました。一方で助成制度が廃止になった後は直結化率の伸びが鈍化。助成のあるなしで伸び率に2倍の開きがあります。そこでかつてのような助成制度のようなあらたな助成制度の新設し、直結化を推進すべきと求めました。

神戸の水道の水は美味しいとアピールするなら、やっぱり直結化へ誘導すべきで、そのためにきっかけ作りにもなりますから、助成は必要と思います。

また、公共施設ですが、多くの人が出入りする場所でもありますから、そこの水が安全か、おいしいか、いろんな意味で大事です。学校については60%以上が直結化が終わっているということですが、耐震改修に合わせて進めてきたということで、耐震化工事の必要のない学校についてはどうしていくのかは教育委員会と相談とのこと。

学校以外の施設については、県や市の施設、実態は分からないとのことで、調査したうえで対応するよう求めました。

[高画質で再生]
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山本じゅんじ議員 神戸市会予算特別委員会 水道局質疑 2012.3.8 

 直結化ですが、マンションなどでは小規模のもので進められれば、直結化率が向上するということも他の会派の質疑でありましたが、小規模なマンションほど、資力に余裕がないので助成はあった方がいいんじゃないでしょうか?

 外郭団体は水道サービス公社。最近の民間委託の強化で、検針員の働く場が狭められています。このままでは未納徴収など限定的な業務に狭められる可能性が大きいです。

局は公社は残すという姿勢のようですが、どういった役割を持たせるのかよくわからない部分もあります。団体には公共性があると判断しているとのことですから、たとえばサービス公社の職員が提案している高齢者見守りサービスなどは、検針という業務を蓄積していく中から出てきたアイデアであり、業務の性格からしても公共性は高いと思います。

公社が判断すればという答えでしたが、局長以下幹部の方々も公社の役員。自らやろうといえばすむ話なんですがね。

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土地購入は、”破綻”の穴埋め!?

2012-03-13 | 日記・エッセイ・コラム

120307
 神戸市会は、予算特別委員会が行われています。わたしの今回の所属は第2分科会。建設局、環境局、水道局、保健福祉局の各局についての審査をおこないました。きのうで第2分科会は全日程を終えました。

 決算の時といっしょで今回も副委員長。第2分科会の議事進行となりました。かなり疲れますね。

 

動画:山本じゅんじ議員 神戸市会決算特別委員会 環境局質疑 2012.3.7

さて、7日には環境局の審査。

①自然エネルギーの利用促進

②ごみの減量に関して、

  助成制度の新設

  新クリーンセンター建設計画における土地購入のあり方の問題

③省エネについて助成制度の新設を

  住宅エコ助成制度~断熱対策で省エネ、地域振興、仕事おこしを

といった内容で質問しました。

エコ助成制度については、議員団が提案している”住宅リフォーム助成制度”を発展させたもの。断熱化工事について助成をしようという提案です。

神戸市の住生活基本計画では、2重サッシなど設置している住宅の比率を平成32年度までに40%までに高めようという計画があるものの、具体的にどうしていくのかよくわかりません。

とくに、エネルギーの消費量を抑えるという意味でも、窓の断熱は効果的。札幌でもそういった制度があり実施されているようです。

 また、新クリーンセンターの土地購入問題は、港湾事業会計の保有する土地を一般会計で起債(借金)をして購入しようというもの。必要な広さの2倍の土地を買う予定です。30年先の建てかえ用地を先行取得するというもので需要の先食い。しかも、余った土地の使い道も明確なビジョンはありません。

だいたい、今回、海上アクセス(株)の民事再生手続きで、港湾事業会計が100億円余りの特別損失を計上。クリーンセンター用地の購入代金は115億円。

結局、一般会計が借金をしてカネを作り、海上アクセスの破綻の穴埋めにする…、そんな構図が浮かび上がってきます。去年の予算からの続きです。納得いかないですね。


震災から1年

2012-03-11 | 日記・エッセイ・コラム

 震災から1年。ちょうど今年は日曜日と重なり、各地で震災1周年の行事や集会が行われました。

テレビなどでは、この1年をふり返る番組を続けていますが、1年たってもなお震災時そのままで残っている被災のツメあとなど、1年といえどもまるで時の止まったような感覚を覚えます。

東北3県というとても広範囲な被災地。津波だけでなく、原発事故という特殊な災害も加わって立ち上がりをより困難にしています。場所が変われば、被害の性格も大きく変わり、均一な対策では全く実情に合わないだろうと、容易に想像できます。

5月にいわき市に応援に行き10ヶ月になりますが、現地はどう変わっているのでしょうか。気になるところです。

 神戸では震災17年目。東北の震災は、決してよその出来事とは思えません。とくに、借り上げ災害公営住宅からの立ち退き問題や災害援護資金の返済問題は、いま阪神淡路大震災での大きな壁となって立ちはだかっています。

この神戸の問題を解決していくことは、東北の被災地への大きな激励にもなると思っています。東北被災地の復興に心から連帯しながら、この神戸の被災地としての問題に正面から向き合って行きたいと思います。Dsc_01541

 
さて、きょう午前は高倉台の防災訓練、高倉中学の吹奏楽部の演奏でオープニングでした」。消火訓練やバケツリレー、搬送訓練、人工呼吸などおこなわれました。神戸や東北の震災のことを思うと、いつもの防災訓練とは少し気分も違いました。

午後は東遊園地でDsc_01581、県民会議などが主催する震災の”連帯”集会へ参加。午後2時46分、全員で黙祷。2千数百人が参加した集会でした。復興を願って放った風船が、被災地へと届くでしょうか…。

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「おカネがないんです!」

2012-03-06 | 日記・エッセイ・コラム

 予算議会が始まっています。3月の1日、2日に各党・会派の代表質問が行われ、昨日から予算特別委員会で各局審議が行われています。

2日目の代表質疑の一番手が日本共産党。赤田議員と森本議員が行いました。

前回の12月議会の代表質問から2人体制。一応、共産党までが持ち時間の範囲内で2人まで質疑ができるということになっているので、前回から試行中です。どうも代表質問と言うと、「1人で」ということに慣れてしまっているので、2人制はきいててなんとなく”食べ足りない”感があって、個人的にはいまいちですね。

 それはともかく、代表質疑の答弁の中で飛び出した答弁。共産党の中学校給食の質問に対して、教育長は「時間がないので端的に申し上げます。(自校方式は)お金がないんです」と。そりゃないんちゃいますか?子どもにとって一番いい方法は何かかんがえるとこれまで答弁していたはず。ましてやこのまえ、検討会まで開いて議論したんでしょ?

教育長がそんなんいってたら、全体の議論にも影響出るんじゃないですか!?

アクセスの貸付金は事実上の帳消しで給食はカネがない!?カネがないよりやる気の問題ですね。

 昨日は建設局。あすは環境局で、午後から私が担当します。

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