やまじゅん通信 “きょうのヤマ場”

日本共産党前神戸市会議員 山本じゅんじ WEB通信

管外調査で勉強しっかり。

2012-05-09 | 日記・エッセイ・コラム

 連休あけてすぐ、管外調査でした。東京方面と四国へ、地場産業としての中小企業の振興策やそれと絡めた耐震・リフォーム対策などです。

一口に中小企業振興といってもいろいろありますが、今回は、いつも私たちが求めている住宅リフォーム助成制度や耐震改修、そして住宅密集地での防災対策です。Dsc_01581

 目黒区では住宅リフォーム助成。これは、全国的にも導入する自治体が増えていますが、なによりもその経済効果の大きいところが評価されています。地域によっては、その地域が産地となっている材料を使うことを前提に一定の割合で(もちろん上限はありますが)助成しているところもあり、地域振興としての役割も発揮しています。目黒区の助成は、住宅リフォームについて目的を限定していません。一般的なリフォームでもOK。墨田区は、介護保険の適用工事と耐震工事をセットにして案内していました。不燃化率の向上させる取り組みや”防火壁”や災害時の大規模避難場所などの機能をもつ白髭団地なども案内していただきました。

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 また、一路四国へ。今治です。去年、中学校給食の取り組みで勉強させていただいたばかりですが、今回は”今治タオルの再生”について。今治にはなぜか縁があります。造船業など派手な産業が中心となっていますが、伝統産業であるタオルも今治の代名詞。衰退の一途だったタオル産業の復活を目指して、産官学の一体となった取り組み、そしてデザイナー佐藤可士和氏との出会いなどにより徐々に息を吹き返し始めています。最近メディアでもよく取り上げられており、お話を聞くだけでも地場産業の底上げは、”地場”であるだけに地域経済の底上げにおおきくつながるということを実感します。この取り組みを始めるまでの期間が短く、いろんな段階で、またいろいろな関係者が繰り返し議論を積み重ねてきた経過があるそうです。これは、北海道の帯広市の中小企業振興条例策定の取り組みと、なんとなくかぶっている印象を持ちました(写真は赤田義員と松本議員、そして私。この織機、足があたって…、なかなか難しいです)。

地元、地域の持つポテンシャルを活かす…ということでしょうか。いろいろ参考になる話が聞けました。

 神戸ー東京ー愛媛-神戸と移動でくたびれましたが、今回の調査のエキスをどこまでものにできるか。しっかり研究したいと思います。

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