腐海の森が発する瘴気(しょうき)か
森の菌類の放出する胞子のごとく
フローリングの床に降り積もる 塵。
短期契約のため 簡単なクリーニングのみという条件をのんで入居したのですが
そのためかどうか
床にベタベタする箇所がいくつかありまする。
そこに胞子のような塵や埃が付着して
なんだかうまい具合にくっつき合っています。
そして私たちがその上を歩き回るため
足の裏には洗濯機のくず取りネットにたまるような感じのごみが
つねに張り付いている今日この頃です。
この床のベタベタ
まえの住人がファブリーズでもしていた名残かなと思って
水拭きしてみましたがなくなりません。
もしかして剥がれかけのワックス・・・・?
だとしたらなんか面倒くささが漂います。
見ないふりしてしまおうか。
諦めてこの環境に甘んじるか。
でもこのまま放置したら 我が家も腐海に飲み込まれてしまうかも。
「立ち上がるのです、ハナウタよ」
「・・・はっ!?・・・・誰です、私に語りかけるのは?」
「私はあなたの中の良心という名の小さきものです」
「・・・ああ、ああ、、、まだいらっしゃいましたか、
久しくご無沙汰しておりました。
もうお会い出来ないものと思っておりましたが
でもこうしてまたお会いすることが出来た。
そうですか。感慨深い。
わかりました、ハナウタ 頑張ってみますとも。」
今こそ
その者青き衣を身にまといて 金色の野に降り立つべし。
失われし大地との絆を結び 遂に人々を青き清浄の地に導かん。
ホームセンター「コーナン」へ行ってきます(・・・そのうちに)。