ハナウタ うたこの「宝物がいっぱい」

自分にとっての「好き」や「嬉しい」を集めて綴る、ささやかなことのブログです。

伊藤美誠が明日の日本卓球の象徴になればいい

2016年03月06日 | ⓮ 卓球

世界卓球日本代表、伊藤美誠(みま)選手の技は卓越している。

高速ラリーの中で球に緩急をつけるのは神の技。

しかもそれを前後左右に打ち分け、

球の回転方向や回転量まで操り、

何より競っている場面でそれを躊躇なく使ってくる精神力!

どうやったら15歳で身に付くのか信じられない。


準決勝の北朝鮮戦で勝負の行方がこの15歳の肩にのしかかったとき

どんな試練なのかと見ているのが苦しくて

試合から目をそらしてしまった私。

それでも全てを背負って戦いきって、勝ちきったとき、

私には美誠が白い炎に包まれて燃えているように見えた。

 

10秒足らずの間になん往復もするラリーの中で

力技はもちろん、

人間の持つ自然の条件反射に抗って相手の裏を突けなければ

得点には結びつかない。

条件反射を越えた反射神経を修得しなければトップでは戦えない。


伊藤選手は得点のバリエーションが多彩で素晴らしい。

画面を通して見るのではわかり難いけれど。

そして戦術の切り替えも柔軟だ。

余程冷静で頭がいいのだろう。


当然今日の中国との決勝戦にも出るだろう。

卓球は恐いスポーツで、思いがけずあっさり負けるかもしれない。

でも、世界ランク1位にだって勝つかもしれない。

さあ、どうなる。

今日は目をそらさずに力の限り応援したい。

 

 



 


世界卓球決勝だ、さあ!

2016年03月06日 | ⓮ 卓球

昨日の世界卓球男子準決勝、イングランド戦。

ノーマークのイングランドのあまりの強さに唖然としてしまった。

なぜドイツやフランスが消えたのかようやくわかった。

第4試合の水谷の最初の2セットを見て、日本の負けもよぎってしまった。

 

それにしても水谷の試合はドラマを見ているようだった。

日本の絶対エースの今までと違う試合運び。

少しずつ歯車が狂っていく感じ。

それでも勝ったのは水谷だからだ。


水谷の試合への執着心には胸を打たれた。

水谷がしがみついて離さなかったあの1勝は、

卓球とは別の、勝負事を越えた  

人の魂の強さ、生き物の咆哮の力強さを私に教えてくれた。

私はそういう人の試合が見たいのだ。

大島も健太も丹羽も、あの水谷を見て

これからの自身の卓球が変わらなければ嘘だ。

昨日の水谷の試合は見る人をも育てる試合だった。


今日はいよいよ決勝。

相手は当然の中国。

卓球界の頂点の3人にどうしたら勝てるのか。

もうドラゴンボールなのって域の中国卓球なのだ。

なので胸を借りましょう!

それでも恐れることはない。日本だってやるからね。

出でよ、帝国の絶叫タイガー達、最高の戦いを見せて!!