オレンジ色の紫陽花

携帯から軽快に綴るおいらの日々。
…だったのだが、ツイッターのまとめブログに変更。極稀にこっち単独の記事もある、かも。

やがて今も忘れ去られる

2006年12月24日 23時22分03秒 | ほぼ、文庫本
やがて今も忘れ去られる/銀色夏生/角川文庫

キーワード/写真詩集、(いやむしろ)詩付き写真集

久しぶりにこの人の写真詩集を買ったなあ。
詩、というか、言葉の羅列。コピー。
初めて読んだ時、その唐突な、ぶつっと切り取られた感じに、ヤラレタ!と思って非常に口惜しかったのを覚えています(んま、なんて傲慢な)。
こんなふうに、フレーズだけを取り出したようなのって、今でこそ主流のようになってるけど、その昔、けちょんけちょんの襤褸糞(!)に扱き下ろされた頃もあったんですよ。
なんでもない言葉なのに、すうっと入ってきて残る言葉、というのがね、まあそりゃプロの仕事なんですから、当たり前っちゃ当たり前なんですけどね、なんか口惜しい。
プロなんですよ。いやそりゃプロなんです、おまんま戴いてる!
え。この本でプロなんだ、ふうん。
なんていうね、恐れを知らぬ思いなんかも、抱くわけです。ね。ほんま、何様やっちゅーことですよね。
…オレサマでんがな!(ベタ過ぎるのでツッコミいりませんから!)

ちなみに、今落語家、いやいや噺家の書いた本(ていうか喋りを文字にしたもの)を読んでるとこなんで、ね、ほら、口調がそれっぽいでしょ?