チルドレン/伊坂幸太郎/講談社文庫
5月くらいに読んだのにすっかりブログに書くの忘れてて、いざ書くとなったら感想なんてどこへやら。
てなわけで、再読しました。ビバ、通勤電車!(いや実際、電車通勤するようになって…前は一駅だったからなあ…またぞろ文庫本がじわじわと増殖中)
伊坂幸太郎の本は「陽気なギャングが地球を回す」が最初でした。
その後「陽気なギャングの日常と襲撃」に進み、「アヒルと鴨のコインロッカー」へ続き、本書に至ります。
さらには、本屋でちらっと立ち読みした「グラスホッパー」がこの後に控えています。
で、思うには、
「陽気な~」2冊→本書→「アヒルと鴨のコインロッカー」→「グラスホッパー」
の順にシリアス度が高くなるようです。
ので、映画「陽気なギャングが地球を回す」やその本がきっかけで伊坂幸太郎を読むようになった人は、次に本書を読まれることをお勧めしますわな。
くすっと、にやっと、じわっと、ふにゃっと、ま、人それぞれですがとにかく地味に笑えて、さらに地味にああそうかと腑に落ちる。
登場人物の一人が、前出の映画では佐藤浩市がやってた、恐ろしく口達者(またはほら吹き)な喫茶店のマスター、を彷彿とさせる
なんてのぁ、ひひひ、読まなあかんがなコレ、てなもんで。
伊坂幸太郎の本がどういうジャンルに入るのか知りません(し、そういうふうにcategorizeするのもどやねん、
小説とノン・フィクションと詩とその他でええやん、と思っている)のでナンですが、
こういう血(ち)腥(なまぐさ)くない推理もの(?)は気楽に読めて、適度に謎解きみたいのもあって、通勤のお供にはもってこいです。