兵庫県北部の美方郡にある
「湯村温泉」は、吉永小百合さんが演じた「夢千代日記」のドラマ放映後に脚光を浴びた温泉である。中心部にある荒湯では、源泉98度の熱湯が毎分470リットルも噴き出していて、その熱を利用して
「ゆで卵」や
「ゆで野菜」を作る人達で賑わっている。待ち時間は足湯が利用でき、ベンチに腰をかけ頭寒足熱よろしく足をゆっくり浸しもって、温泉の風情を総て無料で楽しむことが出来るのが醍醐味だ。
セメントで区切られている下には源泉が湧いているので、ひとつひとつの枠の釘に紐を引っ掛けて、ネットに入れて熱湯に浸け置くような仕組みだ。この日は湯温が95度と、やや低めだったので、いつでも一概にこれは所要時間〇分だ!などと語れないが、この日は
半熟温泉卵は5分半で、
頃合ゆで卵が7分半で、
固ゆで卵が9分くらいだろうか。
さつま芋となれば、百均でバケツとロープを買って、浸け置く時間が長くなり60分くらいだったと思う・・・しかも細い芋でのことであった。この湯村温泉「荒湯」の面白いところは、作り出す楽しみと、出来上がって足湯に浸かり、温泉卵をほお張る美味しさを満喫できる
「温泉情緒」にあると言っても過言ではない。
ワシは前もって調査の上、滋賀県のJAで
「さつま芋」と
「ネット入り卵」を買って、お土産はこれオンリーで済ます考えでいたので、結構な量を要領よくやってのけた。また、ここで湯掻いたものは、身体に有益な温泉成分も摂れると言う事なので、ありがたい限りであった。
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酔っ払っていても写る「CANON Power Shot G7XⅡ」と「iPhone」での撮影です。
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