すうたまちゃん

ラーメン?油そば?元い!オリジナルメニュー『すうたま麺』を提供したスタッフの徒然な思のは

育児をすることの厳しさ

2007年10月27日 02時15分38秒 | 代表“グダグダ”雑感
6階から乳児落とす=母親を殺人未遂で逮捕

このような悲しい事件は、後を絶ちません。

実は、この悲しい事件の当事者は、私の知人なのです。

ミクシィや様々なブログで、色々と意見交換をしました。

多くの方々には、この厳しい育児の現状に関して、ご理解を頂きました。
それについては、大変感謝申し上げます。

そんな中、ミクシィである日記にコメントをしました。
その内容の一部を、ここで記したいと思います。

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我が子の行く末を案じて、将来的に悲観をしたから、我が子の為に当該行為をしたという理屈は、私は基本的には許されるべきものではないと思っています。
少なくとも、可能性のある命を親が勝手に、他者が勝手に断つ事など、絶対に許されるべきものではないと私は思います。

障碍を持つこどもの将来を悲観して、心中する事件や、殺してしまう事件はありますよね。
確かに、障害をもってこの日本で生きていくことって、本当に大変なことです。

私は、妹が全盲で、精神・身体・知的障碍をもつ方々が利用する社会福祉法人に関わりを持っているのですが、本当に生きにくい国です。
だから、多くの親は、自分たちが死んだ後、障碍をもつこどもたちの心配を常にしていると言っても過言じゃない情況にあります。

でも、障碍はこどもの個性だと本当に思っている親御さんもたくさんいらっしゃいます。
障碍をもって生きている人たちが、少しでも生きやすい社会になるようすることが、私たち国民に求められていることだと私は思っております。

私が申し上げたいことは、こどもを虐待してしまっている親や、育児ノイローゼになっている親の問題は、個別的に様々な要因や原因はありますが、社会全体の問題として真剣に考えていかなければいけないものであるということの社会的コンセンサスがつくられなければいけないということです。

まだまだ、個別的な個人の問題としてしか受け止められない状況にあると感じています。

虐待をしてしまう瞬間は、親は普通の精神状態ではありません。
仰る通り、悪霊・悪魔が取付かれていると考えてもいい情況です。そういう思想は、私は大事だと思うんですよね。
悪魔払いが必要なのです。

また、「罪を憎んで人を憎まず」というような考え方も大事だとも思います。

自殺をする時も、そう言われますよね。悪魔に取付かれたと。

通常の精神状態では、絶対にできません。できる人は、悪魔なんですよ。悪人なんですよ。

ただ、その悪人は、はじめから悪人だったか?解りませんよね。
サイコパス(医学用語ではありません)といった精神疾患をもつ人たちは、一時期、生来的な犯罪者というとんでもない理解もされました。



「命を大事にするという考えをしっかりと持っているのなら、人を殺すことや自殺することなど、絶対にしない。」ということを言う人や、精神疾患を持つ人たちに、「もっと強い気持ちでいれば、鬱なんて治る」という人たちに。
そして、根性論を展開する人たちに、私は、よく人に質問するんですね。

「貴方は、貴方の意志で心臓を動かしたり、止めることができますか?」
「貴方は、貴方の意志で内蔵を動かしたり止めたり出来ますか?」と。

できる訳がありません。
それが自律神経なんですから。

それと同じなんですよね。

自分の意志で、ノイローゼを解消したり、精神疾患を解消することなど、できません。
治療が必要なのです。
治療を行っていく上で、意志が必要となっていく段階はありますが、本人ではどうしようもないことなのです。

その認識を私たちはしなければ、これからも同じような悲しい現実に直面するだけです。
それを他者の出来事として、他人事として、無視することはできるでしょう。
ただ、私にはそれができない。それだけです。

育児の情況は、年を追う毎に大変厳しくなっていると実感しています。
だからこそ、他人事とは思えない。

そして、悲しい事件を報道で確認する毎日です。
いたたまれなくなります。
聞きたくない。見たくない。

でも、厳しい現実であると認識しているつもりだったのですが、身内に起こったこの現実に直面すると、他人事として処理しようとしていたのかもしれないと実感されられています。

だからこそ言いたいのです。
誰もに襲い掛かる危険なのです。

だから、国民全体の問題として、真剣に考えないといけない問題であると思います。

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我が子を愛するからこそ、我が子を傷つけてしまうことがあります。

私は、息子が大好きです。
でも、私の愛情を息子に注ぎ、それを拒否された時の悲しさは、表現できないほどのものです。
瞬間的に、愛するが故に憎悪に変わることは、よく解ります。

泣き止まない我が子を床に叩きつける行為は、非道であり外道の行為でしょう。でも、それは瞬間的にそうしてしまうことは、私は凄く理解できます。

若いお父さんやお母さんなら、よけいにその危険性があることでしょう。

私の場合は、子育てをする環境に、大変恵まれていると思っています。
でも、そんな私でも、子育ては大変なのです。

妻は、精神的に追い込まれていた時期もあります。
私は、普通のお父さんよりも、多くの時間を息子に割くことができたにも関わらず。

だからこそ、よけいに実感するんです。
子育ての厳しさを。

少子化を解消するためにも、今子育てをしている親を支援できる体制を作るべきです。
悲しい事件を惹起させないためにも。

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