〈色のチカラ〉で、得して儲けて欲しいねん！

自分でもビックリしたんですけどね、このフレーズが出てきた時に、ものすごーーく「腑に落ち感」があったのです。そうか、そういうことだったのか

大学卒業後、わたしは10年間グラフィック・デザイナーをしていました。様々な業界の民間企業、個人商店、官公庁に学校法人……多岐に渡るクライアントの依頼に応え、ポスターやパンフレット、チラシ、DM、パッケージ、販促ツールなどなど、多数のデザインをさせていただく機会に恵まれました。

昨日の記事で書いたように、街で見かける看板やポスター、ディスプレイなどがやたらと気にかかるのは、この前職の名残もあるか……と思っていたのですが、むしろ〈今〉のほうが圧倒的に

「ここレンガ色に変えたら、絶対もっとお客さんにアピールするのにー」「あの棚の照明の色を取り替えるだけで、売上ぜんぜん違うはず！」

と、ひとり勝手にジタバタ悶えることが増えました

見知らぬ人のヘアメイクやファッションが気になるのも、同じ。「装い」でいかにソンしたり得するかを、身をもって知っているからに他なりません。

ズバリ【色のチカラで得して儲ける】ために必要なのは

目指す方向性を明確にすること
色の「機能性」と「情緒性」の両方を吟味すること

です。実際はさらに「カタチ」や「質感」といった色以外の要素も考慮する必要がありますが、出発点は、ここ。

ほとんどの場合、その色は何かしら「理由」があって選ばれているものなんですよ。「なんとなく」も含めて。そこをもっと冷静に掘り下げていくことで【核となるもの】を見つけていきます。

そしてその【核】にふさわしい色を選ぶわけですが……ここで多いのが「イメージに合う色」という発想です。決してそれが悪いわけではないんですが、単に「イメージ」だけで選ぶと【核】が伝わりきらなかったり、しばしば「見た目にマイナス」な印象を与えることも。。

また一口に「オレンジ」「グリーン」と色の名前ではひとくくりにされても、実際は非常に細やかな「違い」があります。その「違い」が与える影響を、もっともっと意識して、売上＆イメージアップに活用していただけたら……！と切に願っているのですよー。あああ、文章で書くとまどろっこしい！実際に色を見せて、しゃべりまくりたいい！！！

特に「色の機能性」に関しては、あんまりというか相当スルーされてる感があるので、もう少し書いてみたいと思います。そしてこういう話をぜひ、あなたのお店や職場でさせてください。もうね、知ってるのと知らないので大違いですので。

ひとまず今日は、この辺で。みんなー、色のチカラでもっと得して儲けてくださいねーーー