テリー・イシダの『独酌酔言』。

夜な夜な酒場で一人飲み、酔った勢いであれこれ、一言、申し上げます。

またまた言葉の話題です、「秋田犬」、これなんて読みます?まさかの読み方にビックリです~今日のお店:エッジの刺身が美味しい、新梅田食道街「奴」。

2017年01月11日 | 世の中

ちょっと時間早いですが、ここで一杯飲んでいきましょか、

いつも混んでますけどね、

ちわ、

大将がちゃんと差配して、入れてもらえます、

スイマセンな、ここ、ちょっと詰めてもらって、はい、こっち側へ、はい、

で、ここへお二人、入ってください、

ほな、ワタシは「はまち」と「鯛」ください、



ほら、立ち飲みとは思えないエッジの効いた刺身ですわ、

こら値打ちありますわな、

燗酒に刺身、今の季節はやっぱりこれですな、

ほんでね、今日もまた“言葉は移り変わる”ちゅう話なんですけどね、

聴いてもらえます、

いや、ワタシももう古い人間ですからね、

若い人の言葉遣いが気になるんですけどね、

そらまあ、しゃあない、言葉遣いちゅうのはどんどん移ろうもんですからね、

そやけどね、単語が変るのは結構気になりますわ、

それもね、この前話した“ジャンパー”が“ブルゾン”に変る、みたいな話ではなく、

字が一緒で読みがいつのまにか変ってる、ちゅうのが、ワタシ、最近とっても多いんですわ、

こらもう、ワタシの常識がおかしいんとちゃうかな、と生きていく自信無くしてますねん、

え!?そないたいそうな、って?

いやいや、それくらいワタシとしいぇは受け入れられへん“読み”があるんですわ、

最初はね、あんまり気になってなかったんですけどね、「世論」の読みですわ、

これ、なんと読みます、“ヨロン”、そうでっか~、

いや、ワタシはね、絶対にね、昔はね、NHKもね、“セロン”と読んでたような気がするんですが、、、

違いますかね、

まあ、これはエエんですわ、まあ、そうなんかな、という感じやったんでね、、、



最近、よく聞いて違和感アリアリなんが「茶道」、これなんと読みます?

ワタシはね、間違いなく、数十年前は“サドウ”って読みました、はい!

高校にあったのは「茶道部」=“サドウブ”でしたわ、

これがね、最近の放送では“チャドウ”って読むんですわ、これはおかしい!

なんでもね、本来“チャドウ”が正しいらしいんですが、、、ワタシはやっぱり“サドウ”やなあ、

まあ、これもワタシの勘違いかもしれんし、ちゃんと説明があるので許すとしてもね、

どうしても許せんのが、、、「秋田犬」ですわ、

これ、ワタシはずっと“アキタケン”と読んでいたのですが、

この前、別の立ち飲み屋でね、隣りのお客さんに教えてもらたんですが、

最近はね、「秋田犬」をね“アキタイヌ”と読むそうです、ほんまでっか?

それはないですよね、

「柴犬」は“シバケン”やけど、“シバイヌ”も、まあありましたな、たしかに、

しかし、“アキタイヌ”とは、、、これはないわ、、、そう読んだことない、

と、憤慨してたら、この前TVでね、なんと「松坂牛」をね“マツザカウシ”と読んでたんです、

アカン、こえはもうアキません、ワタシの常識はもうまったく崩壊です、

日本語はどないなってるんや、ホンマに、、、

え!?

アンタ、云うたらなんやけど、もともと常識おませんやん!!ってか、

ほっといとくれ!!

大将、燗酒、お代わり!!

【今日のお店:新梅田食道街「奴」】

大阪梅田の新梅田食道街、闇市の名残の狭い通路もガード下の食堂街ですが、

エエ店がいくつもあります、

その中で一番よく立ち寄るのがここ、立ち飲みの「奴」、



両側鈍角のコの字カウンターはパッと見10人ほどで満員ですが、、、

ダークに詰めたら15人くらい飲んでる時もあります^^)

ほんで、おすすめは刺身、とにかく刺身のクオリティが高いです、

エッジの効いた「はまち」や、





「鯛」、



「鰤」なんかが、



リーズナブルです、



前はね、刺身に醤油ぶっかけスタイルでしたが、

最近は醤油の小皿も出るようになりました、



他にも料理一品がカウンターにずらりと並んでます、

美味しい料理でちょっと一杯、

とっても幸せな気分になれるお店です、

ぜひ、一回入ってみてください、


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