コカリナピクニック
昨日は,石岡市の公民館,「ひまわりの里」で開かれた「筑波山麓コカリナピクニック」に参加してきた。
常磐線を土浦より北まで乗るのは2年ぶりで,沿線に広がる青々とした蓮田と稲田は,農業県茨城ならではの眺めで,冷房車で酷暑から隔てられて見ると,むしろ涼やかであった。
「筑波山麓コカリナピクニック」は茨城県及び近県のコカリナサークルが集う発表会で,コロナ禍で3年ほど中断していたが,昨年復活,今回で18回目を数える。わたしは,パーカッションによる伴奏で第2回くらいから参加し,途中からコカリナも吹くようになった。今回はコカリナとパーカッションの2足のわらじで,「ラヴピース」,「ひびき」の二つのサークルのメンバーとして演奏した。
今回は,千葉県も含めて,18サークルが参加した。地元の石岡市周辺にに新しいサークルが誕生しているのは頼もしいが,メンバーが固定するか減少し,高齢化が進んでいるサークルが多くなっているのがやや気になった。しかし,コロナ明けの昨年に比べると,各サークルとも演奏の質が向上しているように感じた。
千葉県山武市から参加の「さんぶの森コカリナ隊」
「ラヴピース」の曲目は,NHKテレビ番組の主題歌『小さな旅』,ペドロ&カプリシャスのヒット曲『五番街のマリーへ』,貧しい画家の女優への恋心を歌った『百万本の薔薇』の三曲で,『小さな旅』では,クラベスとウィンドチャイムで伴奏した。いずれも,リーダーのギタリスト真木ひろしさんの編曲で,ギターの伴奏に乗って,気持ちよく演奏できた。
「ひびき」の1曲目は吉原勇人作曲の『鬼怒の流れとともに』,2曲目はラテンのスタンダードナンバー『アマポーラ』で,一曲目をトライアングルで伴奏した。リーダーの黒田さんは目がご不自由にもかかわらず,暗譜して熱心に指導してくださる。その期待に応えるのはなかなか大変だが,昨日は何とか無事に演奏し終えた。
趣味としての音楽は,一人で演奏を楽しむこともできるが,仲間とアンサンブルを組み,皆の前で演奏するのもモチベーションが上がって,また楽しい。
わたしは教師として人前で話すことには慣れていたが,楽器を人前で演奏するのはずいぶん緊張して,自分がこんなにあがり症であるとは思わなかった。ようやく,それもまた楽しいと思うようになり,肩の力が抜けてきたようだ。昨日の演奏を終わって,そんなことを感じた。
あと何年指が動いてくれるか分からないが,コカリナを友として大切にして行きたい。
STOP WAR!