畔(あぜ)塗り
田植えに備えて,田んぼの畔塗りが始まっている。
今は,トラクターに畔塗り用のアタッチメントをつけて,機械でやっているが,昔は力と熟練を要する手作業だった。
4本爪の万能鍬でこねた泥を畦畔に積み上げ,鋤簾(じょれん)という板鍬で平らにならして畔を塗りあげる。こうして畦畔からの水漏れが抑えられる。
田植えが終わると,畔に棒で穴を開け,ダイズのたねを2~3粒落とし,畔豆と呼ばれるダイズを育てる。畔豆は畔を保全する役目も果たす。8月のお盆のころ,枝豆として収穫するので,盆豆とも呼ばれる。
今は畔豆を栽培する農家は少なくなっているようだが,子供のころはこの盆豆が楽しみであった。(写真は阿見町にて撮影)
凍 害
3月の終わりに出芽したジャガイモが,4月初めの低温で凍害を受けた。回復を祈るのみ。頑張れ!