はかせ社労士 ぼちぼちお仕事中!

社会保険や働き方にまつわる「よもやま話」をご紹介します。
(扱う法律の内容は概要です)

スタートライン(労働者性/求職者支援制度)

2011-05-02 | よもやまばなし働き方
個人事業者にも団交権 最高裁、労働者と認定
(東京朝日(新潟)2011年4月13日34面)

 新年度、震災で延期になっていたメンタルヘルスの勉強会に参加。
忙(せわ)しないこの頃、入社した新人クンを先輩が世話(せわ)できずバーンアウト
なんてことが結構あるとのこと。
 記事は入社したと思っていたカイシャが実は自分のカイシャではなく、
ヒトリ社長(=個人事業主)にされていたもの。
社長さんには雇用保険労災保険も不要、カイシャはおカネがかからない!
でも働くヒトにとっては泣きつくトコロがない
裁判でカイシャの労働者としてようやくスタートラインに立てたのです。

消防法や労基法 柔軟に 経団連が規制緩和案
(東京毎日(新潟)2011年4月21日2面) 

 勉強会では過労も話題に。
震災で仕事が止まってしまったトコロがあれば、急に忙しくなったトコロも。
この災害時、電気もヒトも足りないので、
ラインを滞りなく動かせるようでものように働かせられるようにと提案。
ただヒトは機械ではないので…  

「過労で糖尿病」提訴へ 元調理師男性労災認定されず
(大阪朝日(夕刊)2011年4日16日11面)

 過労も生活習慣になると、仕事なのかプライベートなのかラインうやむやに。
でもカラダが壊れてしまっては元も子もありません。

震災解雇「不当」提訴へ
(東京朝日(新潟)2011年4月17日26面)
就労支援 民間も可に 厚労省、避難所での要件緩和
(東京朝日(新潟)2011年4月7日5面)

 お仕事のシロクロ線引きも大切、
と同時にクロシロに変えていくことを場合によっては考えることも。

求職支援制度 可決
(東京朝日(新潟)2011年4月28日7面)

 シロクロつかずグレーなままでもお仕事につながる支えが必要。
雇用保険が切れたヒトにも、
そもそもなかったヒトも同じスタートラインに立てることを!

※『ダンダリン一〇一』(原作:とんたにたかし 漫画:鈴木マサカズ)
シロクロつける線引きにかかわる労働基準監督官のマンガ
コメント
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