決勝戦:イタリア対フランス(NHK-BS)
ドイツW杯決勝戦の延長後半、フランスのジダンにレッドカードが掲げられた。何が起こったのか。いや、起こっていたのか。ジダンへのレッドカードのプロセスを振り返りたい。といってもテレビで見ていたうえでの想像も含まれるが…。
直前のプレーで、イタリアのゴールへ迫ったフランスだったが、結局イタリア側からのリスタート。プレー再開後、イタリアのGKブッフォンは主審に走りより、DFマテラッツィが暴行を受けて倒れていることをアピール。主審は倒れているマテラッツィを確認。このとき、テレビ(と会場の大型映像?)では、ジダンがマテラッツィの胸に強烈な頭突きを見舞っているのを何度か映す。その映像では、マテラッツィがジダンに何か言っている。しかし、その内容は不明だ。そして、その後、ジダンの頭突きとなった。
ブッフォンが主審にアピールするまで、副審もジダンの暴行に気づいたようすはなかった。しかし、主審は副審と相談したうえで、ジダンにレッドカードを掲げた。
この裁定のポイントはビデオにしっかりとその行為が映されていたことにある。この大会から審判団がつけているトランシーバーで、映像を確認した結果を伝えることもできたはずだ。
FIFAはビデオによる裁定を認めてはいないが、ビデオが決め手となったのは間違いないだろう。今後のレフェリングに影響を及ぼすことになるのではないか。
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