古畑任三郎ファイナル「フェアな殺人者」(フジTV)
新春特番の第2夜。メジャーリーガーとは思えない、イチローの名演技に拍手喝さい。超一流の人間はなんでもこなせると言う人もいるが、松井秀喜ではこうはいかないだろう。
古畑任三郎は、はっきり言って少々飽きがきているシリーズではあるが、今晩(1月4日)は、イチローのおかげで、ずいぶんと新鮮に見ることができた。
最初は、メジャーリーガーがどんな俳優ぶりを発揮するのだろうかという興味本位で見ていたが、いつの間にか、野球選手ということを忘れてドラマに見入っていた。まるで、本当の俳優がイチローの役をこなしているようだった。
台詞の多い三谷幸喜のシチュエーションドラマで、田村正和など癖の多い俳優たちと十二分に渡り合っていたのだから、たいしたものだ。それに、黒目が大きいイチローならではの目に力のある表情は、スポーツ選手よりも俳優向きかもしれない。
まったくもって、イチローを起用したプロデューサーの眼力とそれに見事に応えたイチローの凄さに感服である。
今回、古畑任三郎ファイナルと銘打っているが、そこはテレビ局のこと。そう簡単には、ファイナルとはならないはず。きっとスポーツ選手で2匹目のドジョウを狙ってくることだろう。
次の犯人役は、サッカーの中田英寿か。
※なんと視聴率は27.0%(ビデオリサーチ・関東地区)。スゴイぞ、イチロー!(1/6追加)
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