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観客席で思ったこと ~200文字限定のスポーツコラム~
 



★2014年1月に、facebookに連載した分を転載しておきます。

<1月15日のスポーツ雑感>
Jリーグの新チェアマンに、元リクルート・執行役員の村井満氏が就任することになった。実は、村井さんは、ぼくの中学時代のバスケットボール部の1年先輩である。浦和高校に進学後、サッカー部に入りゴールキーパーをやっていた。一昨年の暮れ、OB忘年会で久しぶりに会ったときには、香港で仕事をしていたのだが・・・。本格的な競技経験の少ない村井さんには、サッカーファンの視点を大事にした「かじ取り」を期待したい。

<スポーツ雑感 2014/1/16>
先の3連休は高校生の熱い戦いに酔いしれた。春高バレー・女子決勝は最終セット、25対23で決着がついた。笑顔で勝ち切った九州学園と泣き顔で必死にくらいつく東九州龍谷が対照的だった。永遠に続くかと思われた、時間制限のない競技の醍醐味。高校サッカーの決勝戦は、87分まで2点リードしていた星稜が、追加時間で富山第一に同点にされ、延長で逆転された。時間をも相手にしなければならない競技のむずかしさ、面白さがあった。

<スポーツ雑感 2014/1/17>
昨晩、帰宅すると、読売新聞・夕刊の1面に、カラー写真で本田圭佑の活躍が載っていた。移籍したばかりのACミランで初得点をあげたことを伝えていた。サッカーファンにとっては、うれしいニュースだが、夕刊とはいえ全国紙の1面にふさわしい情報だろうか?そこには、そもそもネットにはかなわないが、やわらかスポーツネタを朝刊より半日でも早く記事にすることで、夕刊の部数の減少を少しでも和らげたい新聞社の苦悩が見える。

<スポーツ雑感 2014/1/18>
開幕まで20日となったソチ冬季五輪の新種目にフィギュアスケート団体戦がある。新体操やシンクロの団体のように大人数で滑るわけではない。国・地域別で、男女個人とペア、アイスダンスの合計点で争う。その面白さが?だ。天気に左右されない、華やかなフィギュアスケートの種目を増やすことで、入場料や放映権収入の増大に貢献させようという目論見だろう。目の肥えた友人は、本番(個人戦)前のウォーミングアップと言っていた。

<スポーツ雑感 2014/1/19>
サッカージャーナリスト・後藤健生さんによる「国立競技場の100年-明治神宮外苑から見る日本の近代スポーツ」(ミネルヴァ書房、2500円+税)を買って読み始めた。まだ序盤だが、読み応えは十分だ。国立競技場と言えば、2019年ラグビーW杯や2020年東京五輪のメイン会場となる「新・国立競技場」について、いろいろ騒がしい。しかし、騒ぐ前に、未来を語る前に、まずは歴史を知っておくことも大切だと思っている。

<スポーツ雑感 2014/1/20>
ブラジルW杯観戦旅行の参考に、「サポーター村をつくる会」の説明会に参加した。「サポ村」とは、参加サポーターの数の力をバックに旅行会社や航空会社と交渉し、安く、楽しく、安全な観戦旅行を実現しようとするものだ。南ア大会に続いて、ブラジルでも計画が進行中。この日は、約70名が参加していたが、お目当ての日本戦のチケットを確保していたのは10人程度。6月に向けて、サポーターの厳しい戦いは、すでに始まっていた。

<スポーツ雑感 2014/1/21>
昨日、都内でソチ冬季五輪に派遣される日本代表選手団の結団式・壮行会が行われ、とても盛り上がったそうだ。ツイッターやフェイスブックで、その様子を見ると、選手たちの笑顔の表情からは、戦いに臨む闘志よりも五輪への期待感、ワクワク感が感じられた。かわいらしい「炎のニッポン!手袋」をつけて、みんなで「恋チュン」を踊ったら、もっと盛り上がったのだろうが、「モーニング娘。」がソチ五輪の応援キャラでは無理ですね。

<スポーツ雑感 2014/1/22>
1940年の幻の東京五輪のプログラム(仏・独語版)を発見、という記事を読んだ。その記事で、同大会は8月24日開幕予定だったのを、暑さを避けて9月21日からに変更した、と知った。1964年大会は、北欧諸国の意向を受けて10月開催とし、大成功をおさめた。地球の温暖化は進み、東京の猛暑記録は毎年更新中。2020年大会は7月24日開幕だ。大会の基本計画の提出は来年2月。開催時期を変えるなら、今からでしょ!

<スポーツ雑感 2014/1/23>
「日の丸ハチマキ大作戦」というプロジェクトがある。ブラジルW杯で、日本戦のスタジアムを「日の丸」で埋め尽くし、日本代表を応援しようというものだ。スタジアムに行く日本サポーター(推定約5000人)が、100円の「日の丸ハチマキ」を一人10本持ち込み、周りの外国人10人に配り、約5万人を日本のサポーターにするという。世界のサッカーファンを巻き込む、大衆のスポーツ、サッカーらしい企画で素晴らしいと思う。

<スポーツ雑感 2014/1/24>
Jリーグ開幕戦、どの試合を観ようかと思案していたら、ビッグニュースが飛び込んできた。2010年南アW杯の得点王で、MVPに輝いたディエゴ・フォルラン(ウルグアイ)がセレッソ大阪に入団するという。ケープタウンで観た準決勝、オランダ戦での中距離シュートは、敗れたとはいえ印象深い。そのフォルランが柿谷と2トップを組むとなれば、3月1日は長居スタジアムに行くしかない。ぼくのような輩がどれだけいるだろうか?

<スポーツ雑感 2014/1/25>
2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会が発足した。森喜朗会長を中心に武藤敏郎事務総長、下村博文文科大臣、竹田恆和JOC会長、鳥原光憲JPC会長、秋山俊行副知事が並んだ写真を見て思った。若い人がいない!ちなみに、この6人の現在の平均年齢は66歳。2020年大会の時は72歳である。2012年ロンドン五輪の組織委員会会長は、元陸上競技・中距離のスター、セバスチャン・コー、56歳(大会当時)だった。

<スポーツ雑感 2014/1/26>
2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会の会長は、元首相の森喜朗氏だ。森氏は2019年にW杯を控える日本ラグビー協会会長でもある。当然ながら、ラグビーと五輪、パラリンピックをセットにした資金集めという考えが浮上してくるだろう。しかし、独自のマーケティングを展開する3つの世界的ビッグイベントを束ねることはかなり難しいはずだ。「オールジャパン」の名のもとに、日本中から寄付を集めることになるだろう。

<スポーツ雑感 2014/1/27>
大阪国際女子マラソンで、現役を引退する赤羽有紀子が日本人1位(全体で2位)になったことに、日本の女子マラソンの先行きに不安を感じる。2000年、2004年五輪で金メダルを獲得した女子マラソン。男子の弱体化もあり、一時は飛ぶ鳥を落とす勢いだったが、今やその影はない。長距離選手が増えたことで、女子駅伝が盛んになったことの影響か。マラソン人気が、巡り巡ってマラソンを弱体化させているとしたら皮肉なことだ。

<スポーツ雑感 2014/1/28>
反対意見ばかりが目立つ「新国立競技場」だが、若干、規模を縮小したデザインで、指名された設計会社の共同事業として基本設計が始まっている。1月23日、運営する日本スポーツ振興センターが発表した。「新国立」のあり方についての様々な議論は、どこ吹く風だ。今後も、2019年ラグビーW杯や2020年東京五輪・パラリンピックに間に合わせるという大義のもとに、ビッグプロジェクトは、ますます加速していくことだろう。

<スポーツ雑感 2014/1/29>
4か月あまりとなったブラジルW杯の会場が変更になるかもしれない、というニュースを読んだ。4試合が行われるクリチーバのスタジアムの建設が予定よりも大幅に遅れている。そもそも予定自体が、日本では考えられないほど遅い設定だ。建物が完成したとしても、芝が根付くにはかなりの時間が必要だろう。観戦チケット代のカード決済はすばやく、きちんとやるくせに、と思う。今こそ、サッカー王国、ブラジルの意地を見せてもらい。

<スポーツ雑感 2014/1/30>
今シーズンから始まるJ3リーグは、単純にJ1、J2の下部というわけではないようだ。名前からして、Jリーグディビジョン3ではなく、J3リーグだ。Jリーグ公式サイトではJ1、J2と並んでいるが、J3の公式サイトはJ1、J2の情報には直接リンクしない。「明治安田生命」がタイトル・パートナーになったことが関係しているのだろうか?J3が、Jリーグが盛り上がるのなら、そんな「大人の事情」はどうでもいいけどね。

<スポーツ雑感 2014/1/31>
国立競技場のスタジアムツアーが人気らしい。解体工事が始まるまであと半年。スポーツファンなら、「聖地」の裏側までを見ておきたい。ぼく自身は、昨年9月、ツアーに参加している。そのときに驚いたのは、参加者25人ほどの半数が10代とおぼしき女性だったことだ。国立は、アイドルグループ「嵐」の聖地でもあったのだ。貴賓室で嵐のメンバーと同じソファに座って記念撮影する彼女たちを見て、国立の奥の深さを感じたものだ。



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