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観客席で思ったこと ~200文字限定のスポーツコラム~
 



U-22日本代表 3対0 U-22シリア代表
(2007/3/28 国立競技場)


香港とマレーシアを相手に苦戦をしていたので、試合前はかなり心配だったが、前半の15分が過ぎたあたりからは、安心して、のんびりと日本のパフォーマンスを見ることになった。

「安心して」見ることができたのは、シリアが予想を大きく下回る出来だったからだ。

シリアは、前半7分に先制したように見えたが、主審がシリア側のファウルを宣告し幻となった。その後も、何度かシリアの攻撃陣は、スルスルと日本のペナルティエリアに侵入するも、決定機までをつくることはなかった。それでも、攻撃陣はまだましだったが、守備がボロボロだった。日本の攻撃に対して、ボールにはマークにいくものの、ほとんど棒立ち状態で、ずるずると下がるばかり。日本のパスが面白いようにつながるのも当然だった。

「のんびり」と見ることになったのは、日本が完全に支配しているのに、なかなか得点できず、どこかピリッとしなかったため。好プレーとためいきの繰り返しに、見ているほうの緊張がゆるんだ。

日本は、前半10分ごろの梶山のミドルシュートからペースをつかみ、15分に、同じような位置から家長が右足で先制ゴールを決める。左足のスペシャリストのイメージをもっていた家長が「右足」で決めたことにちょっと驚く。その後、前半の日本は、パスとオーバーラップ、インナーラップを組み合わせて、何度もチャンスをつくるが、ツメが甘く追加点は、平山のヘッド1点に終わった。

後半、引き続き日本の攻撃が中心になると思って、アウェー側からホーム側へと席を移動。前半ほどの運動量はなくなったが、後半も攻め続ける日本。しかし、相変わらずゴールが遠い。結局、香港戦のような微妙な位置でパスを受けた平山が追加点を決めただけに終わった。もっと、簡単に決められそうな場面があったのに。

スムーズに攻撃しているようでも、互いのコミュニケーションの小さなズレがゴール前で大きなズレとなって表れるのか。そんなことを考えながら、冷え込んできた国立競技場を後にした。

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