岡山率いる浦項が3位に!
TOYOTA presents FIFA CLUB WORLD CUP
3位決定戦 浦項1-1(PK4対3)アトランテ
2009/12/19 ザイード・スポーツ・シティ
ついに岡山一成が浦項のキャプテンとして、クラブワールドカップを戦うことになった。試合前のセレモニーで、FIFAのブラッター会長にチームメイトを紹介している。準決勝で、本来のキャプテンを含め3人の退場選手を出したためとはいえ、信じられない光景ではないか。
Jリーグをリストラされ、練習生として浦項に入団して、まだ1年もたたないなかでの桧舞台。以前、カズや岩本(輝)がオセアニア代表に臨時で入ってプレーしたことはった。昨年、一昨年は日本のクラブが出場し3位になった。同じ日本人がクラブワールドカップに出たといっても、岡山の場合は、まったく価値が異なる。
試合は、前半に先制した浦項が、後半1分に同点に追いつかれる。アトランテのほうがチャンスは多かったが、浦項はGKを中心にもちこたえ、結局、ペナルティ戦で勝負が着いた。
ペナルティ戦は4対3で決着し、浦項が3位になった。最後の浦項の選手のシュートが決まると、真っ先に岡山がGKに駆け寄り、その後、最後のシュートを決めた選手に抱きついた。世界の舞台で主将の大役を勤めあげた瞬間だった。
世界第3位。ことクラブワールドカップについていえば、この言葉は事実を表してはいないし、それだけの価値はない。だから、あまりおおぴらにいうべきものではないと思っている。しかし、今日の岡山には「俺は世界第3位になったぞ!」と叫ばせてあげたいと思った。
まさかアブダビで、こんな貴重な光景に出会えるとは……。
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