UEFAチャンピオンズリーグ決勝
ACミラン 2対1 リバプール
(フジテレビ)
3時35分にセットした目覚ましの音に飛び起き、8チャンネル(フジテレビ)をつける。青嶋達也アナウンサーでなかったことに、ちょっとがっかりした。そして、番組の冒頭にゲストとしてSMAPの木村拓哉と香取慎吾が登場したときには、「どんな中継になるのか?」と心配になり、すっかり目が覚めてしまった。しかし、試合中に2人が出てくることはなかった。
それは、それでよかったのだが、実況アナウンサーの西岡孝洋がかなりうわずっていて、解説の風間八宏の安定感で、どうにかもっていた感じだった。やっぱり、じっくり楽しむためには、スカパーに入るべきなのか。
ちなみに、ビデオリサーチ・関東地区の視聴率は、3時35分からの85分間(続きは翌日分なので、5/25に公表される)で、2.2%だった。やっぱり、サッカーファンは、みなスカパーで見ているのだろうか。
2年前と同じカードとなった決勝戦は、ジェラードを中心にしたリバプールが流れをつくり、優勢に進めるなかで、組織としては分断されたACミランの個性が輝いた試合だった。
インザーギの裏への飛び出し、カカのしなやかなドリブルとパス、ガットゥーソの激しい守備と確実なボールキープ、ピルロの長短おりまぜたパス、ネスタとマルディーニの堅い守備など……。
この試合、カカやインザーギ、セードルフはたびたび試合から消えていた。それだけ、リバプールの守備も巧みだった。しかし、いったん現れたときには、ひらめきを感じさせるプレーをし、ピッチにきらめきを、サポーターに希望をもたらした。
少し前に、「勝ちに不思議あり、負けに不思議なし」という言葉を、元帝京高校サッカー部監督の古沼さんから聞いた。「どうして勝てたのかな」という試合はあっても、「どうして負けたのかな」という試合はない。つまり、敗戦には必ず思い当たる理由があるというのである。
リバプールの敗因は何だったのだろうか。カカとインザーギがいなかったことだと思った。
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