sports-freak.blog
観客席で思ったこと ~200文字限定のスポーツコラム~
 



久保がはずれたので、サプライズはなかったが、不安が残ったサッカー日本代表の発表だった。
GKを除く、すべてのポジションで、2人づつ選手を選ぶと言っていた(と報道されていた)ジーコ監督が、MFを7人、FWを5人選んだのはなぜか。
DF、MFはすでに布陣ができ上がっているのだろう。とくにMFを減らしたのは、その確信の表れか。
一方、決定力不足のFW陣は5人も選ばれた。残りの時間で、確信を持つMF陣と、一番フィットするFWを選ぶことになる。そのための選択肢を1人増やしたとみた。迷いが確信に変わるのは、いつになるのか。
ジーコ・ジャパンの完成が、まだまだ遠そうだということがわかった日本代表23人の発表だった。

コメント ( 0 ) | Trackback (  )




ワールドカップ・イヤーになると、雨後の筍のように、サッカーに関する本が出版される。2002年W杯の直後に、あるサッカー・ジャーナリストに尋ねたところ、その前、フランス大会のときの年収は、前年の3倍になったそうだ。

今年も、すでに本屋さんにはたくさんのW杯本やサッカー本が並んでいる。ただし、どれも同じようなもので、はっきり言って、買いたくなるようなものは少ない。そんな中、フォトグラファーの近藤篤さんのエッセイと写真からなる「サッカーという神様」(NHK出版)という本を見つけた。近藤さんは、ナンバーなどのサッカーの写真でおなじみだ。世界中をめぐるなかで、彼が出会ったサッカーピープルとのエピソードがエッセイとしてまとめられている。

「なぜサッカーは世界中で広く愛されているのか」
「なぜ、ワールドカップは世界中の人々を熱狂させるのか」
その理由は、千差万別であり、決定的な答えはない。しかし、「サッカーという神様」を読めば、その理由がわかったような気になる思う。いろんなサッカーピープルが、地球上のどこにでもいることがわかるからだ。

「日本はどういう布陣でW杯に臨むべきか」
「決定力不足をどう解消したらいいのか」
そんなことを考えることに疲れたら、ぜひ、読むといい。サッカーの魅力が、そんなちっぽけなことではないということがわかるから。

一言で言えば、「癒されるサッカー本」である。読んでよかった!

コメント ( 1 ) | Trackback (  )