【スイング再生工場】絶滅危惧種のゴルフクラブ造ります

重いヘッド&柔らかシャフトを通し、ゴルフを考え スイングを学べるクラブを追求! 誰よりも振らず誰よりも飛ばすをモットーに

ブルースの練習 中編

2020年12月24日 15時35分45秒 | スポーツ

ブルースの練習 中編

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✋アイアンヘッドのデザインのお話し

2020年12月24日 15時17分54秒 | スポーツ

 

◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります

 

アイアンヘッドをデザインする際
『低重心化にする』ことは
アイアンヘッドをやさしいものにする の代表例です。

ボールの半径・地面からのボールのセンターは22ミリ位なので
これを基準に それ以下のモノを低重心
それ以上のモノを高重心と呼びます。


まあ 表立って低重心と呼べるのは
重心高さが20ミリ(以下)を切ったものでしょうね。

この10年でスイング論が異質な形に変わってきてしまっているので、
この低重心化というのがやさしいもの と言えるのかどうか
少々 ❓❓❓の時代になりました。
本来はゴルフクラブによって 簡単かそうでないかの目安の
代表例が「ボールを上げる能力」だったのですが
煽るスイングが主流の現在、低重心化はボールを上げることに寄与
しなくなっており、逆に失速を生み出す可能性が生まれてきています。
ユーティリティなどもそうですが、重心の高さが18ミリを下回り
それよりも低いものは 煽り打ちの人には危険です。


意外かと思いますが
ソールが厚かったり、大きくても
実は「低重心化」にはあまり関係ないのです。
ソールの奥行き(厚み)が 1mm増えても
重心は1ミリなんて全く下がりません。
機種や形状によりますが 製品誤差程度
0.5ミリ以下程度の変化しか起こりません。


特別な異形としない限り
アイアンを低重心にするのは 二つの方法 です。



①アイアンの高さ(上下方向)を薄く(低く)する

死語になってしまいましたが、
上下に小さい(薄い?低い?)アイアンのことを
ロープロファイルのアイアンと言いますが
この形状は典型的に低重心を優先した形状です。
ロープロファイルの形状のアイアンは
総じて トゥ側も低めに取り
ヒール~トゥ方向への末広がりが少ないアイアンになります。

一般的なアイアンの形状で
ロープロファイルの 特にトゥ側の低いアイアンヘッドは
重心距離の短い、小振りな形状になりがちで
低重心であっても 慣性モーメントの低い
ミスにシビアなアイアンになりがちです。


$_1


ふるーいアイアンですが、代表的なものは
ブローニング というのがありますね。
(知ってる人いないでしょうね)
この形状は ロープロの代表でもあり
重心距離の長さもあってとても特徴的ですね

まあ アイアンと言うよりも
L型パターに近い形状です。

通常のアイアン という形では
この手の ロープロファイルのモノは殆ど姿を消しましたが
たらこ型のユーティリティにその流れが残ってますね。




②ネックを短くする

ソールを厚くするよりも はるか効率的に低重心になります。

003


特に近年、接着剤の性能があがり
接着面積を少なくしても安全になったのに伴い
この20年でかなり短いネックが主流です。
機種によっていろいろではありますが
古いタイプのものに比べると 30mm近く短く
30mm近い鉄の筒がなくなったのですから
低重心化するのは確かです。

一方、そのネックについて 気になるのは
最近のパターです。
パターは転がすこと、ボールを上げないで転がすことを
主目的にしていますから
低重心である理由も、深重心である理由もありません。
低重心・深重心ともにパターにとって
良い面は少なく、よりよいボールの転がりを作り辛くなります。
マレットや私の目からは異形なパターは
慣性モーメント →ミスへの寛容性 を上げる
という名目で大きくなっているものが多いですが、
ボールの良い転がりを犠牲にしている面が少なくないと思います。
ならば 高重心・浅重心で
ヘッド重量を重くすればいいのですが…
おそらく 科学的、ロボット的なデザインの方が
進化したもの、進んだものと
ユーザーは感じてしまうのでしょうね



大型キャビティがミスに寛容とは限りません

そう 低重心とは別な話題ですが
ミスへの寛容性 慣性モーメントの話をしましょう。

多くのゴルファーは
大きなヘッド=ミスヒットに強い
大型ヘッド→慣性モーメントが多い

という風に考えていますが、
実は真実ではありません。

ボールの打撃 真っ直ぐ飛ぶとか高く上がるは
物理現象であり、視覚現象からは生まれません。


ミスへの寛容性が高い というのは
アイアンに限らず、 パターやドライバーもそうですが
ヘッドの運動「持続」能力が高く
ボールに接触しても そのサマによって
運動が阻害されにくく、影響を受けにくいことを言います。
それを用語として「慣性モーメント」と言います。

つまり ゴルフクラブのフェースにどこかの芯があり
その芯にあてるとか、その芯の広さとか
フェース面上のボールの当たり所 ではないのです。

慣性モーメントは当然ヘッドの創り と ヘッド重量
そしてヘッドの移動速度の掛け合わさった総体 です。

001


大型のキャビティヘッドが慣性モーメントが高いのは
重量が周辺に配分されており その分
おおよそのボールの当たりどころに対し
重さ×距離分 重さが多くなる効果 という意味です。

ですので 機種など造りによって多少差はありますが
キャビティヘッドだから コンベンショナル(ブレード)
マッスルバックのアイアンヘッド
よりも ミスに寛容 というのは正直、真っ赤な嘘で

✖230gのヘッド重量の大型キャビティアイアン よりも
◎270gのヘッド重量の小型マッスルバックのアイアン

の方が慣性モーメントは大きく、ミスに寛容 というのは
普通にあり得ます。

ただし コンベンショナルなアイアンは
買うユーザーの嗜好上、重心距離も短く
ヘッドを回転させることを念頭に使われるので
そういう使い方も含め ミスに寛容かどうかは
微妙ではあります

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達人のココから盗め

2020年12月23日 15時54分52秒 | スポーツ

プロゴルファーなど、あまたのレッスンビデオ、画像を
見てきましたが、ここまで参考になるモノはないかな と思います。

達人のココから盗め_Moment(3)




レッスンプロも含めたプロはの多くは
履いて捨てるほどのヘッドスピードと練習量を持っています。
 もしくは、それらを持っている時に培ったスイングです。
彼らのノウハウは
 どちらも持っていないオジサンおばさんゴルファー には
あまり役に立ちません。

そう言う意味では この画像は
飛ばすコト、つかまえるコト、曲げないコト
そして アプローチなどの距離の管理 を
 非常に単純な ひと動作に集約 しています。



 

✋では 達人リートレビノ
のビデオをご覧ください。

おそらく アマチュアが真似るべき、
 参考にすべきスイングはこれが原本かと思います。

煽って こする 今のスイングに目が慣れている人には
なんだか 変な感じがすると思いますが・・・ね
スイングを見る目がスイングを作るチカラなんですけどね…。

元々 米国人の中では体も小さく、
パワーの無い彼が トーナメントというサーカスの中で
見出した 打撃 は 力のないアマチュアゴルファーの
本当にお手本になる 打撃 だと思います。

冒頭で 神様自身は説明はしていませんが、
スイング、ショットをすると ヘッドは重くなるので
からだはまわし、グリップは移動させても
ヘッドは 重くなる分、インパクト分 残して置け
と言っています。
ハミングバードでは それを「刷毛塗」と造語しています。


達人のココから盗め_Moment✋そして 抽出したこの画像 ですが

✋ここがインパクトだよ‼ と。

ここから先にインパクトがあるんじゃないよ‼ と。

ここはからだの回転が合体するから
ここから先がインパクトではなく
ここ そのものが インパクトだよ‼ と。

ここから ボールに当てる、ボールに届かせる
動きが 「こする」~ロフトを増やし/入射を緩くする
「やっちゃダメだよ」と 神様は優しく申しております。


次の実際のボールを打ちますが、
見た目はアプローチ・・・ですが、
後々 繰り返し映像を合成していますが、
この 先ほどのココがインパクトだよー の場所から
単に からだの回転でグリップを移動させる のがスイングだよ 
やはり 神様は申しております。

達人のココから盗め_Moment(2)←勢いのない シャドースイングでは達人のココから盗め_Moment(4)
 こちら ですが

勢いがつくと
 こちら になります→



二つは全く同じモノ です。
そして フルショットバージョンを加えたのを比較してみて下さい
単に勢い、慣性の違いなだけで すべての骨格は同じです✋
達人のココから盗め_Moment(2)達人のココから盗め_Moment(4)達人のココから盗め_Moment(5)










では もう一度 全編 を通して見てみて下さい。

どのショットも、例えドライバーショットであっても
✋からだの回転でグリップを動かす
✋ヘッドソノモノの動きには頓着しない

というのが 見て取れる かと思いますが・・・
そう見えない方は 残念です  →またのお越しをお待ちしております

飛ばすショットも、飛ばさないショットも
ドライバーとアプローチはほぼ全く同じモノなのです。
単に動作、自分自身の動きの速度の違いなだけ・・・


ここがインパクトだよ というコトが理解できる方だけ
この 3個の映像はつながりを持ちます。

達人のココから盗め_Moment達人のココから盗め_Moment(3)達人のココから盗め_Moment(4)








ここがインパクトだよ 以降 に ヘッドをボールに届かせる動き
キャスティング… ヘッドローテーションと呼ぶ人もいるみたい ですが
それがある人、それを当たり前と思っている人には
この 3個の画像はつながりませんし、ピンと来ません。

アプローチのコトをコメントされた方がいらっしゃいましたが
要は ココの問題 と思います。

ココがインパクトだよ! 以降~インパクト まで(意味わかるかな)
の動作、スイング?、打撃は 本来のゴルフスイングには
存在しない部分です。一切存在しない、意識しない
逆に 存在しないことを意識するというか
その行為そのものが ミス エラー なのです。

達人のココから盗め_Moment


そして それらをする人にとっては
そこが ショットの鍵 なのですから 厄介です。
そのショットの鍵 の部分がすべてで
これ以降は惰性ですし、これ以前はおまけ。

ココがインパクトだよ の人にとっては
ここまでの動きがすべてなのですから
共通の話題はない のかも知れませんね。

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バンス、バンス角度と飛距離の密接な関係

2020年12月22日 14時51分05秒 | ゴルフクラブ

 

OGPイメージ

◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります

 

◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります

 

 


全てのクラブ には
バンス、バンス角度 なるモノが存在します


英語でいうと バウンス
 跳ねる とか、弾む という意味合いです。
多くのイメージでは バンカーでの跳ね として
捉えられているトコロが強いですが
実は ショット全般に
ショットを支える、ロフト角度を支える
 大きな意味を持っています。

それも スイングを考える一つの目安 になります。

wedge-bounce



よく知られているモノは ウエッジのバンス角度 ですが、
ドライバーやフェアウェイウッド、ユーティリティ にも
 その角度はあります。

一応 ですが
000009 リーディングエッジ(フェース側)の基準に
 後方が低くなっているモノを 「バンスソール」 絵図㊧
 後方が高くなっているモノを 「スクープソール」 絵図㊨
と呼んでいますが、 ドライバーやフェアウェイウッドの場合
スクープソールのモノも見られますが、
 コト アイアンに関しては ほぼ全機種 「バンスソール」
つまり 名称で言うバンス部(ソール後方)が
 リーディングエッジよりも 低く、下に張り出しています。


そのバンス 下への張り出し方は 番手により異なり、
5番アイアン を 5度 に仮に設定すると
6番で6度、7番で7度。。。。。PWで10度 と
 同じ角度ではなく、番手順に角度は増えてきます。

特にバンカーで使われる SWはその数値が大きく
一般的な市販品では 10~14度位
 弊社のHBS-10では16度、HBS-16では14度になっています。

バンカーで使われるコトもありますが、
ウエッジが アイアンの中で 数値的にバンス角度が大きい、
そして 番手により バンス角度が推移していく、
その理由は クラブの長さ にあります。

クラブが長くなると
 スイングの円弧は大きくなります。
ボールに対して入ってくる角度も緩くなります。
一方、クラブが短くなると
 スイングの円弧は小さくなり
ボールに対して入ってくる角度もきつく成ります。

 
IMG_0496


そのクラブの製品ロフト通りに打つには
 その入射角度通り の インパクト姿勢 となりますから
△5番アイアン(バンス角度5度仮定)と
△ウエッジ (バンス角度14度仮定) で比較してみると
グリップが前に倒れている度合い(見た目のハンドファースト)
は ウエッジの方が多くなる、約10度分 シャフトが前に倒れている
 と言う風になります。


ウッド など箱形状のヘッドに比べると
実は 特徴の出し難い アイアンの場合、
このバンス角度も含めた ソールの形状が
その性能を大きく左右します。

 


ロフト角度は バンス角度など ソール形状とは関係なく
シャフトに対する角度を計測するのが常、ですが、
バンス角度が強いモノほど ボールが低くなり易く、
ヘッド特性や機種のロフト角度との絡みにもよりますが、
数値としてロフトの立っているアイアンは バンス角度は抑えめ、
上がり易い性格のアイアンはソールが幅広いか、
バンス角度が張っている傾向が多いです。

445TL-5-1


フェアウェイウッドなどは ヘッド性能もありますが、
そのロフト角度との絡みも考え、
ショットの是非(ミス)への影響が大きいので注意が必要です。
寝かし気味に入れる傾向の強い方、
フェアウェイウッドのダフリ、トップ、チョロ の多い方は
ソール後方、バンス部の逃げ、ラウンドがキツク
スクープ気味になっているモノの方が無難でしょう。

 


IMG_0610IMG_0607







ウエッジになると ウッドやアイアンに比べ
更に 機種によるヘッド性能の差が出にくいので
『ソール形状やバンス角度』が
 ヘッド特性ソノモノと言っても過言ではありません。

ロフト角度 や シャフトの長さ、硬さ、ヘッド重量 など同じにして
バンス角度だけを 0度のモノと 14度のモノ で比べると
最大飛距離も 平均飛距離も どれも 14度の方が上になります。
 つまり 飛ばなくなってしまいます。
また バンス角度の大きな役割として
 地面に接触した際の ロフト角度の確保 というのがありますが、
その後ろ支えのないモノは 抜けた球にもなり易く、
自分自身の、スイングの再現性、安定性が低いと
 そのまま反映されます。


平均的なウエッジのバンス角度 12~14度
ということは インパクトの望ましいヘッド姿勢は
その分 グリップが前、シャフトが前に倒れている
地面に対して バンス角度が ゼロ度 になる
という事を指します。
 それが メーカー、デザイナー の想定しているインパクト です。

IMG_0727


こすり打ち の場合、
そのバンス角度分 シャフトを前に倒して使わず
アドレス通りのインパクト を想定して使いますので
バンス角度分 12~14度も ソールが下に張り出す形になります。

wedge-bounce


バンカーでは良いかも知れませんが、
普通のライ からボールを打つ際、
ボールとフェースがコンタクトする前に ソールが地面と接触してしまいます。

 
レッスンなどでよく見かける
振り子式のアプローチ。。。 これって マットから打つ専用 の方法
に見えてしまうのは 私だけでしょうか
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こすり打ち/こすり球

2020年12月21日 16時24分24秒 | スポーツ
こすってしまう、こすり打ち

(イメージ)そのクラブのロフト以上に
ボールがフェース面の縦方向に逃げるコトを指します。
 ウエッジの溝がスピンを‼  みたいなイメージですね

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(意味その1)持っているそのクラブの製品ロフト以上の
回転や高さ に打撃力が化けてしまい
ボールが労力なりに飛ばないコトを指す

(症状)若い時、良く体が動いている時は
高めの弾道の右回転のスライス系の球
目指しているのは 開いたフェースを返した左回転系の球
「ドローボール」と言う言葉に過剰に反応。


バンカーショットは得意とは言えないが、出すのは大丈夫。
アプローチ全般は上げる球が多く、
 上手く打てた時ほど ショートする傾向強し。
ヘッドに奥行きの有るフェアウェイウッドは苦手な為
ユーティリティを多用傾向にある。
ヘッドの遅れは ロフトの開き につながるので
 遅れが発生し難い 硬めのシャフト を使うが
その反面、シャフトをしならせて しなり戻して使う
若い内、だけかもしれませんが、
弾の高さには自信があるのでロフトもきつめ です。


(状況)インパクトロフトが見た目 寝ている
と言うのもありますが、
そのクラブの長さで入ってくるヘッドの経路(入射角度)
が 緩すぎる と言うのもあります。
その双方が絡む のが平均値です。

(意味その2)女性やヘッドスピード低め のゴルファーが
ロフト自体を寝かせ、緩い入射角度で入れる であると
ボールの飛びだし速度 だけでなく
回転や高さも十分に得られず 上がらず、飛ばない球
になるコトも少なくありません。
 👉だるま落としのような抜けた球になる




(経緯:その例)全員が当てはまる とは限りませんが、
多くの 初練習場の、初ショット、初スイング の人 は
ショットそのものが怖いですから
◉ボールに当たるかな
◉地面打つかも
◉空振りするかも
◉周りの人にボール当てないかな
◉クラブ放り投げないかな
緩ーいショットで 5番や7番アイアンから始める のですが、
ご自分でやってみるとわかりますが、
平均的なアマチュア男性ゴルファーの (130ヤード打つとして)
 7番アイアンのヘッドスピードは 25ms以上 です。
ヘッドスピード 25ms出せるようになるには
ある程度の慣れ(経験) や 筋肉、動作の馴染み が必要です。

初めて だと ヘッドスピード 15~20ms 
  …20msいかないかな~
15ms で 7番アイアンを打つと
ある程度 ちゃんと当たっても ボールは上がりません。
ゴロに近い・・・ ほぼゴロでしょう。
20ms で いいところ ライナー性になる位で
 自分は兎も角、経験者を満足させる 球の高さにはなりません。

5番アイアンでやったら もっと悲惨。

かと言って PWから始める人は少ない気がします。

その時点で ボールを浮かせる、上げるコト
当てるコトの次に、ボールを上げるコト から始まるのです。
それ 即ち こすり打ちへの道の本道 です。 

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(進展)その打ち方 で そのまま進むと
一般的な成人男性ゴルファーの場合、
ハイボールのスライス が持ち球になります。

こすり打ち ⇒ すくい打ち なのですが、
これは 重さの仕組みを理解すれば 解消し易くなります。
例えば
 軸点を作り
 30mのヒモで車をつなげた としましょう。
 そうすると 車は進むと
 軸点を中心に 30mの半径の円を描きます。
 その車に 10ⅿの長さ のヒモ
 でもう一台車を付けますが、こちらは自走しません。
 引っ張れば動きますが、フリーの状態です。
 30mと10mですから 合計40mの長さになりますが、
 自走しない 牽引されている車の描く円は
 よほどの速度にならない限り
 半径40mよりも かなり内側を通ります。
 スタートし始めたところは特にです。

 牽引されている側の車がそれより前に出るには
 引いている車が 急にコースを変えるか、減速するか、
 どちらにしても 引いている車は軸ブレ、軸ズレを起こします。


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上げる すくい打ち のイメージは
グリップよりもヘッドを前(進行方向)に出そう
と言うイメージですが、
それが 一番やり難い場面で行うのです。
それを実行するには 軸点を動かさなくてはなりません。
スイングの動き で言うと
 からだを開く とか 明治の大砲のように
 回転軸を進行方向後ろ(右打ちの人の㊨)にずらす訳ですから
今出ている 弾道 「ハイボールスライス」
と絡むと 本当の原因は それと90度異なるロフトなのに、
スイング軌道のアウトサイドイン が
原因・・・ に陥り、スイング迷路は深まっていく訳です。


ボールに当てないと始まらない のは確か ですが、
ボールをちゃんと捕まえる
動作に馴染みが出て 運動速度があげられると
 初めて それらしい高さに ボールを浮かせられる
と言う手順でスイングは覚えてイクモノです。
(こすり球克服ドリル_Moment(2)

当てる ⇒ 上げる ⇒ 飛ばす
 は ロフトの正しい使い方の反対の道、
極端に言えば、 ロブショットから覚えて
それを基礎に ボールを飛ばそう とするのには無理があります。
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グリップよりもヘッドは『常時』上にある

2020年12月21日 11時58分22秒 | スポーツ

グリップよりもヘッドは『常時』上にある

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シャフトの硬さ/柔らかさ☆振動数

2020年12月20日 14時19分00秒 | ゴルフクラブ

 

OGPイメージ

◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります

 

◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります

 

 

一般的なシャフトの硬さ/柔らかさ を振動数で
お知らせしましょう。

rad-04


ゴルフクラブは 同じ硬さであっても
長さが長くなったり、ヘッドが重くなったりすると
数値としての 振動数は低くなります。

1W  220cpm
3W  225
5W  230

UT  240

5I  250
6I  255
7I  260
8I  270
9I  275
PW  280
SW  275


こんな具合に長さに応じて
規則性を持って、数値は変わります。
数値の差異(ピッチ)はシャフトの長さの変化だけでなく
シャフト特性によっても違いはありますが
規則性があるのはとても重要です。

使いにくいセットは この硬さの流れが
ばらついていたり、逆転していたり、
番手の流れが乱れている セットです。
  
…市販のセットではとてもありがち…です。

cea9c3ea



ドライバーの振動数であると
標準的市販品の Rスペック(45インチ基準)は

1W 240cpm 位

やや高齢者向けの ゼクシオ クラスで

1W 220cpm -R 
   225cpm -SR
 位でしょうか

ゼクシオクラスから比べると 振動数 240cpm
のスペックは Xシャフトの硬さ と言えます。

フジクラや三菱など 後付けのスポーツタイプのシャフトだと
アール(R)シャフト と言っても
1W 250cpm を超えるものも多く、
機種によって 差がありますが、
メーカーでは フジクラの方が数値は低め です。
後付けのシャフト の Sシャフトクラスになると
振動数 270cpm を超えるものもたくさんあり
この硬さは ほとんどモンスター 棒です。

体重もあり、筋肉や関節に柔軟性がないと…
若くないと この硬さは自分を蝕みます。
手首・肘・首・腰 の故障の原因になります。

IMG_0784



ハミングバード的に言うと
ゼクシオクラブの 振動数220cpm -R
この硬さが平均的な成人男性の使えるぎりぎりの硬さ
シャフトの良し悪しまで出しきれない 硬さ でしょう。

1W  200cpm

この位になってくると シャフトの性能が出てきます。
シャフトで弾いて飛ばしたいタイプの人にはいいですね。

1w  190-180cpm

ここから辺まで そう言う振り方でイケます。

弾道が低くなりがちですから
あまり 厳しいロフトは使わない方が良いです。


市販品のクラブの 最も大きな弱点(ネック)は
やはりアイアンなのです。
販売単価を下げるため 現在はどの機種も
軽量スチール採用です。
となると シャフトの硬さは限定的…。

5Ⅰ  270cpm -R表示

IMG_0504


最も柔らかい軽量スチールでこの硬さ です。
数値で言うと これに相当するドライバーは

1W  250cpm 前後

平均的な成人男性には Xシャフト以上…。
シャフトを使ってなにがし…
シャフトの助けて貰う…ということの
全くできない硬さ。
運動不足のおじさんには故障の原因になります。


ドライバーを飛ばす為
振動数 220cpm にしても
交互に使わなくてはならない 相方のアイアンが
振動数 270cpm では
まったく異なる別な道具。

アイアンに慣れた後、ドライバーを打てば
ダフリ・天ぷら・引っ掛け・スライス
ドライバーに慣れた後、アイアンを打てば
トップ・引っ掛け は必ず訪れます。
👉ハッキリ言えば コースで交互交互に打つことを
 前提とすると ドライバーを上手く打たせないためのアイアン
 アイアンを上手く打たせないためのドライバー 
 という組み合わせ です。

この二つの硬さの違い では
同じボールの位置で打つことは出来ず、
ドライバーを左、アイアンを中~右に置かなくてはならず
ゴルフを『より深い迷いの道』に誘います。

           お気をつけあそばせ

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ゴルフスイング変遷 2020㊨ / 2018㊧

2020年12月19日 14時54分05秒 | スポーツ

頑張ってるクン2020㊨ / 2018㊧

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悶絶ゴルフクラブの選び方

2020年12月18日 16時06分33秒 | スポーツ

Q:悶絶クラブは 
 どのように選べば良いのでしょうか?


☞ A:悶絶クラブには
✴ヘッドの重さ
✴シャフトの柔らかさ
という圧倒的に市販のクラブスペックと違いのある部分が
ございます。

どの位違うか…というと
市販の5番アイアンですと
(シャフトの柔らかさ・硬さを表すのは
 固有振動数の数値を使って表記します)
ヘッドの重さ    240g  ➡300g
シャフトの柔らかさ 290cpm ➡140cpm
こんな感じです。
この数値の差が基本になります。
*ちなみに アイアンの番手間の重さの増量は
#5→6 で8g前後です。
240g→300gの違いは 5番アイアンの長さに
ちょっと重いサンドウエッヂの重量が
備わったと考えるといいかも…です。
シャフトの硬さは通常
S(エス)シャフトと R(アール)シャフトの
硬さの違いは 10~20cpm です。
290cpm→140cpmの違いは
SR→R→A→L(レディース)→LL→LLL→LLLL(3)→LLLL(4)→
LLLLL(5)→LLLLLLL(6)→LLLLLLL(7)→LLLLLLLL(8)
位と考えてよいかと思います。



この違いの中にも幾つかスペックが存在し
簡単な区分けをすると

✴ヘッド重量
市販スペック 240g
① 275g
② 300g


✴シャフトの柔らかさ
市販スペック 290cpm
① 200cpm
② 165cpm
③ 140cpm


こんな感じの組み合わせになります。


弊社のクラブが 「悶絶」 と呼ばれるゆえんに
この「ヘッドの重さとシャフト柔らかさ」があるのですが、
多くのゴルファーは
クラブは左右にぶらんぶらん振って使うものだと
思っています。
ブランブラン使ってボールを打つと
ゴルフクラブの製品ロフト以上に
ロフトを寝かして、ボールの底面をこすって打つ
グリップとヘッドを別々(
別々な機会)に動かす
そんな打ち方を覚えていますから
一般のメーカーもそれに応じて
ストロングロフトにし、
ヘッドを軽くし、
シャフトを硬くし、
ヘッドを返しやすくし、
量産型のクラブの造り手のコスト意識にも通じるので
その道をまい進してきました。
スナップショット 1 (2013-06-09 15-03)スナップショット 6 (2013-06-09 15-04)






そのぶらんぶらんクラブを揺さぶったまま
ヘッドの重い・シャフトの柔らかい(悶絶)クラブを
使用すると、その動きはさらに増幅され
より ロフトを寝かして(フェースを開いて)
よりボールの底面をこすって打つような形になり
悶絶してしまう訳です。

しかし ゴルフスイングの基本は回転運動・軸運動です。
ゴルフクラブ自体が動くものではなく
ゴルフクラブを持った打ち手が向きを変えることによって
ボールを打つ為のもので
本来のゴルフクラブの各役割は
ヘッドの重さは直接的にボールに…打撃力として働き、
シャフトの柔らかさは
クラブの重さが 
より打ち手のつなぎの部分であるグリップを動かし
体の回転に助力・追従させるためのものです。

それを実感して頂けると
より少ない力で、より遠くへ、そしてより真っ直ぐ
ゴルファーの永遠のテーマである
遠くへと真っ直ぐと言う両立が可能になります。

で、そのためにどう選ぶか…というと
よく聞かれるポイントで
その人に合ったもの…と言う言葉がありますが、
その人に合った というのの
「いつ」に照準を合わせるかが重要です。

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【ケース1】現在のその人に合った というのは
  過去のもの を指します。
現在のゴルフスイングは過去のスイング遍歴やクラブ遍歴
それらの蓄積によって作られたものです。
当然 市販クラブをベースにしていますから
ヘッド重量も軽め ヘッド①とか
シャフトも弊社の中では硬め シャフト①とか
そこら辺を選ぶと
今までのスイングのまま、
ヘッドやシャフトの恩恵を受けられます。

お金と時間はかかってしまいますが
「よし! スイングを変えるぞ‼」 と
意気込まなくても、ステップバイステップで
①→②→③ とスイングは徐々に変わっていきます。
「慣れ」がスイング改造とも言えます。

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✴ヘッド重量
市販スペック 240g 
 275g   300g
✴シャフトの柔らかさ
市販スペック 290cpm
 200cpm   165cpm   140cpm

【ケース2】スイング改造に重きを置く
これは未来、悶絶クラブを使って未来に照準を合わせる
ということになります。
その場合は 
ヘッド②
シャフト②か③
ということになりますが、
シャフト③はかなり強烈です。
多くのパターンですが
違和感は持っていても、市販のクラブを使って来た人が
シャフト③をいきなり打っても当たりません。
空振りもあり得ます。
ところがシャフト①、もしくは②を使った人が
シャフト③を打つと、特に違和感は感じず
ヘッド重量は同じなのに シャフト③の方が
ヘッドを感じられ、より楽に感じます。
市販クラブからステップを踏んで
あまり悶絶をしないでとなると シャフト② ➡ ③
という事になりますが、
悶絶は深くとも スイング改造を重視するのなら
一気に ヘッド② シャフト③ の組み合わせも
楽しいと思います。

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リシャフト…のお話し

2020年12月17日 15時36分45秒 | ゴルフ

 

OGPイメージ

◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります

 

◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります

 

 

SNS、ネットの時代です。

世の中にはいろんな人がいます。

例えば、リシャフト…
ドライバーのリシャフトをする人 は
勿論、メーカーや機種で選ぶこともしますが、
シャフトの硬さ では
●同じ硬さを選ぶ人もいれば、
●今までより 硬いシャフトを選ぶ人、
●今までより 柔らかいシャフトを選ぶ人 
 割合は別として 3種類の人がいます。

割合としては 硬いシャフト
特に わざわざ リシャフトする場合、
 より硬いシャフトにする人が多い、とは思いますが、
さて SNS上で
 リシャフトしたことを写真付きで 告知する「ような」人は
 その どれが一番多いと思いますか❓

フェースローテーションのないゴルフスイング_Moment(6)


何らかの理由で 今までよりも柔らかいシャフト を
リシャフトした人が 写真付きで SNS上で告知する でしょうか…。

また、どうですか と質問されたら
「俺には使いこなせないよ」
「○○社のなんとかってシャフト(自分のシャフト)は全然ダメ」 と言うでしょうか❓

ヘッドスピードはどの位ですか と聞かれたら
背伸びした数字を言わないのでしょうか❓

と、同時に リシャフトをしよう と思っている人が
それを参考にしないのでしょうか❓
硬いシャフトがリシャフトされるコトに影響しているのでは…❓

ネットの上の ヤフオクもメルカリ、
 ネットオークション系や中古の個人売買市場は
硬いシャフトの墓場状態 です。


厳しく言えば ヘッドスピード1割増し が
SNSゴルファーの現状。。。ですし、
例え そのスピードが出た としても
 車で言うところの 最高速度で、巡航速度 ではありません。
コースへ出たら くたびれもしますし、
 疲れた時に助けて貰いたい のなら
若干、柔らかめの方が圧倒的に楽です。
✋硬いシャフトは 肘や手首、
場合によっては 首や腰 などにもキマス ので
くれぐれもお大事に。

004


現実、20年前に比べ ドライバー…だけ ですが、
硬さの基準は かなり大幅に下がっています。
現状の Xシャフトは モノによっては
 20年前のRシャフトよりも柔らかい…なんてのはザラにあります。
現代の硬い…シャフトとは言っても
 ドライバーに 振動数300cpmオーバー のシャフトを
 指す人は プロでもそう居ないでしょう。

アマチュアの場合、硬いシャフトが必要
(本当に怪力、超Highヘッドスピードの人を除き)
と言う方の多くは 必ず ロフトもプロ並み、
場合によっては プロ以上にきついモノを使う例が多いでしょう。
つまり ロフトを開いて こすっている というコトです。
そこから 考えると 柔らかいシャフトで
 がっちり つかまえると スピン過多 になってしまうので
つかまえきれず こぼれる 硬さが 必要、
フェースにのせきれない、つかまえきれない硬さが 必要、
 というのがプロとしての 私の意見です。

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