【スイング再生工場】絶滅危惧種のゴルフクラブ造ります

重いヘッド&柔らかシャフトを通し、ゴルフを考え スイングを学べるクラブを追求! 誰よりも振らず誰よりも飛ばすをモットーに

ミスショットの原因はクラブ「セッティング」

2019年09月23日 21時45分52秒 | ゴルフ
ゴルフクラブの長年の進化
「やさしさ」の追求というのは
…主にヘッドの話しですが…
ヘッドの大型、つまり重量化 です。

ヘッドが大きくなれば慣性モーメントが高くなります。
同じ重さであっても、重心距離の長い大型ヘッドは
重さの効果が増したのと同じです。
重心が深いヘッドも同じコトが言えます。
アイアンのキャビティ効果も 全く同じこと です。

✋大型化する
✋キャビティになる
✋重心距離が長くなる
✋重心が深くなる
 とは 重量の効果が高くなる と言う意味で
それは 慣性モーメントの増大化 というコトです。



☛慣性モーメントとは
 ◎その運動の速度や方向を持続するチカラ
 ◎その運動中の姿勢を安定させやすいチカラ
 ◎ボールに対するエネルギーの伝達効力の高さ
などが 平たく言えばミスに寛容なチカラです。

数値とともに増えるので
『やさしい』クラブの代名詞 なのです。


ところが ヘッドの慣性モーメント とスイングの関係は
打ち手が自由気ままに動かしたくても
その数値が高くなると 動かしにくくなりますから
ヘッドを振りたい、シャフトを振りたい
「ヘッド」スピードを最優先させたい人にとっては
やさしいクラブとは言えないのです。

そこを理解していないと クラブの買い替えは失敗します。



例えば、
 マレット型のパター
マレット形状にする理由は
重心が深くなり、フォローが出しやすくなります。

慣性モーメントが高くなりますから
重量効果が増して、同じ速度のストロークであっても
 ボールをより遠くに打てるようになり
 飛ばせるようになる
というのが「やさしさ」の意味なのですが、
現在、主流のショルダーストロークで打つ人にとっては
重心が深く、フォローが出易いが逆に災いして
煽り打ち、上り傾向時でのインパクトによりなり易いので
ボールがより飛ばなくなったり
フェースに乗らず、ボールがこぼれてしまうので
初っ端からラインに乗らなくなります。

また、マレットタイプのパターは
フェースバランスを採用しているものが多く、
シャフトのベント(曲がり)が入っているので
通常のモノに比べて、相当硬いです。
見た目にはヘッドは大きいのに、
重量は変わらないばかりか
シャフトが硬いので ヘッド重量が軽く感じます。

ボールが伸びない、ボールが飛ばない こともあり
同じ距離を打つのに
 速いストローク、大きなストロークをする必要が増し、
当然 ラインにも乗りにくいですし、距離も合わせにくく、
微妙な距離感など殆ど出せなくなってしまいます。

本来 パッティングなど
人間の感覚、距離感、本能、勘などを最優先にさせるべきなのに
上手く行かないパッティングを
機械のようなストローク練習で向上させようとしますから、
かなりの人が いずれイップスに足を踏み入れるでしょう。


まあ これはクラブの組み合わせとは
ちょっと違った話ですが、
ショットというのは クラブと打ち手の合わせ技
によって生まれてきます。

そして どんな謳い文句であったとしても、
クラブは無機質で、打ち手には合わせてくれませんから
打ち手が変化しなくてはいけないですし、
どのクラブであっても、
必ず 大なり小なり 打ち手の方がなにがしかの工夫や
変化を生み出して そのクラブを使えるようにするのです。

ですので、『今』も大切かも知れませんが、
自分の未来を出来るだけ 自分の思い描く方向に
導いてくれるクラブを選びたいものです。


その上で クラブセット となれば
そのバッグの中に混載されている『セット』が
同じように使える ある一定の流れ
ある一定の共通性も持っていないモノは
ゴルフクラブ『セット』とは呼べず、
それはただの
 ゴルフボールを打つモノの寄せ集め
(ゴルフショット互助会)
に過ぎません。


とは言ってみるものの、
大手メーカーの 同じ銘柄、同じ機種のモノが
セットの流れになっていない などと
思っている人はいませんものね… (;´д`)トホホです…



同じ銘柄の、同じ機種のアイアン『セット』であっても
シャフトの硬さに統一感はありません。


今のご時世、安い価格以外、買い替えの魅力はありませんから、
大量の工業生産品を
 何のセッティングもせずただ組付けたモノしか、
如何に製造コストを抑えたモノ、
組付けコストを抑えたモノ、しか買って貰えませんから
やむを得ず と言うほかないですね (;´д`)トホホ

シャフトの硬さが流れていないと
番手ごとのライ角度の流れは意味を無くします。
半インチごとに0.5度とか、1度数値で言うと
アップライトになっていく訳ですが、
それは セットが統一した硬さ である時「のみ」
有効なモノです。

自分のアイアンをソールが見えるように
机やいすなどに一列に並べた時、
ソールの傷が 他と違う箇所に集まっているモノ は
ライ角度そのものが合っていないか
シャフトの硬さがそれでか異質なモノ
 の可能性が非常に高いです。
特に後者はほぼどのセットでも のパターンです。

番手の中でも
練習場で頻繁に使う物を除いて、
ある番手だけが 右手の親指の当たる部分摩耗している
なんて言うのは、その番手だけが
流れの硬さから「はみだしている」証です。

クラブセッティングを考える時、
まず お使いのクラブの
 フェースの打痕
 ソールの傷の場所
 グリップの傷み具合
それを見れば だいたい答えが出ますから
一度 観察してみてくださいませ。

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