【スイング再生工場】絶滅危惧種のゴルフクラブ造ります

重いヘッド&柔らかシャフトを通し、ゴルフを考え スイングを学べるクラブを追求! 誰よりも振らず誰よりも飛ばすをモットーに

ゴルフクラブ(パター)開発の罠

2019年10月01日 11時20分24秒 | ゴルフ
現在の大手メーカーのクラブ開発を
よくよく考察してみると
打ち手が人間である ということを
欠損した状態で進めているように思えます。
 
例えば ですが
マレットタイプのパターで
より重心の深いものを造ったとしましょう。
 
殆どの部分が固定された機械で打てば
確かに 重心が深い分 ヘッドが前に出て
フォローが出やすいモノになるでしょう。
 
ところが 人間は非常にフレキシブルで
反応の生き物 です。
 
パッティングであっても
最大の目的は
①ボールを打つこと
②ボールを望みの方向へうつこと
③ボールを望みの距離打つこと
という 目的と欲 を持っています。
 
機械には 目的も欲もありません。
 
定められた方向、定められた運動量を
するに過ぎず、ボールという意識すら存在しないのです。
 
より重心の深いマレット型パターを
人間が打つと フォローは出ますが
それはボールの進行方向に出ず、
十中八九 上に向かって出てしまいます。
よって ヘッドがボールを上がりつらで
ヘッドの歯で打ってしまい、望むような転がりも方向も
生まれません。
 
そして、マレットタイプは
その見た目と本来の重心位置が大きくかけ離れているため
機械では真っ直ぐ引けても
人間の場合、テークバックでヘッドを動かし始めると
重心位置に遠心力が働き、下や外にはらもうとするため
概ねヘッドは外にあがってしまいます。
人間はそれを修正しようとしますから
外から内への8の字ループになってしまいます。
 
これで問題なのは
機械は8の字ループを描きませんが、
もし描いたとしても それを繰り返すだけです。
ところが 人間の場合
 それを良しとしませんから
ものすごく気にしながら テークバックを取ろう とします。
 
パッティングの初期の目的
①ボールを打つこと
②ボールを望みの方向へうつこと
③ボールを望みの距離打つこと
に加え ④テークバックで8の字をかかない
まで入りますから
かなり難易度が高くなります。
 
これに加え 見た目と大きく異なるヘッドの軽さ
ヘッドをより軽く感じさせるシャフトの硬さ
マレット型パターの場合、スチールのベントシャフトも
使われていたりしますから 余計ヘッドが感じにくく
動かさなければならない
8の字を描かないように動かさなければならない
そのヘッドの感触が非常に希薄なので・・・・
苦しむことになるでしょう。
 
 
  ///以上のことは、機械からは一切フィードされません。
 
感情や欲を持った人間…が使う ということが
とても希薄なデザインに思えません。

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