【スイング再生工場】絶滅危惧種のゴルフクラブ造ります

重いヘッド&柔らかシャフトを通し、ゴルフを考え スイングを学べるクラブを追求! 誰よりも振らず誰よりも飛ばすをモットーに

ドライバーとアイアン

2018年07月07日 18時46分13秒 | ゴルフ
オーダーメイドを! という意味は除いても
市販のクラブで 使い易い「セット」構成 にするのは
非常に難儀な ミッションインポッシブル と断言出来るほどです。

これも 謎 なのですが、
今はスチールシャフトのアイアンがほとんどです。

スチールシャフトが良いとか、悪いとか、ではなく
スチールシャフトは重いヘッドが装着できません。

シャフトの細い部分を強度的に補強するため
先端部の金属が厚くなり、結果 シャフトの先端が重くなります。
それが原因で グラファイトシャフトよりも20g軽いヘッドで
同じ スイングウエイト になります。

また アイアンヘッドの方が重心距離や重心深度が短い・浅い ですから
ドライバーやフェアウェイウッドに比べると
ヘッドが軽く感じやすい です。

ドライバーの重心距離 40mm弱
ドライバーの重心深度 35mm弱
軟鉄アイアン重心距離 35mm前後
軟鉄アイアン重心深度 05mm強

スチールシャフトでは 軟鉄ヘッドが復刻していますが、
性質や形状の問題で 小ぶりなヘッドが大きいですから
その差は余計大きくなります。



クラブが短い方のアイアンが
ヘッド自体の重量そのものも軽く
ヘッドも小ぶり
それに加え・・・て・・・


スチールシャフトは強度の関係から シャフトも硬いですから
一般的な市販ドライバーとは 硬さが離れています。

ドライバー 240cpm
アイアン  290cpm

離れすぎています。 打ち手に対してではなく数値上
ドライバーに比べアイアンが硬すぎ
アイアンに比べ ドライバーが柔らかすぎ 状態です。

( ;∀;) 困ったことに・・・ですが
だから と言って 市販のグラファイトのアイアンは悲惨・・・
対象者がシニア というコトもあるのだと思いますが
単に軽いヘッドをつけ 軽く作り振り回しやすいクラブに仕上げているだけで
スチールシャフトのセットに比べ 価格が高くなること も含め
 グラファイト装着のアイアンセットを買う人は絶滅危惧状態・・・当然の帰結です。

セットの構成・・・として
「セット」になるように クラブを買うことが出来ない状態
というのが今のゴルフクラブ用品業界です。





ヘッドの性格、特性の違い
シャフトの硬さの差異
ほぼ 全く異質な二つのクラブを
コースでは交互交互に打つのですから
上手くいくはずがありません。
それに アイアンとも、ウッドとも全く異質な性格
異質な硬さのユーティリティやウエッヂが入り、
軽くて飛ばない ストロークしにくいマレットのパター・・・

上手くいっている方が謎なほどの違いなのです。
よほど 鈍感な人でもその差異に気づくはず・・・なのですが
それをさせない様なクラブを殺すスイング・・・
なんだか 良からぬ方向にゴルフもクラブも進んでいる気がします。
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バッグの中に 1本違うスペックのクラブが入ると それは時限爆弾 になります

2018年07月07日 18時17分36秒 | ゴルフ
ゴルフクラブはパターも含め 14本で構成されます。

まあ いまどきルールいっぱいまで本数を揃えている人は
多くないかもしれません。

ゴルフクラブにも少なからず流行り廃りがありますから
それに伴って クラブを買い替えたりする訳ですが
①ドライバー
②パター
③ユーティリティ
④ウエッヂ
⑤フェアウェイウッド
⑥アイアンセット
おそらく この順序というか
買い替えられる品目はこんな感じだと思います。

見ての通り アイアンセットまでは単品です。

これが曲者なのです。



練習場などで行われる 試打会 では
例えば ドライバーであれば
ロフト・シャフトの硬さ・長さ など
その試し打ちのクラブをテストすることになるのですが、
繰り返し そのクラブを打ち続けます。
決して 自分のクラブと交互交互に打ったりしません。

①そのクラブを打ち 初球はイマイチ(100点満点50点)
 5球目にやっと満足できる球(100点満点80点)が出る

②自分のクラブと交互交互に打ち
 双方ともに まあまあ の結果(100点満点65点)
③自分のクラブと交互交互に打ち
 たま~に 試打クラブ に火の出るような当たりが出る
 (100点満点 95点)が 従来の自分のクラブが当たらないか
 たまにひどいミスがでる。


人間の修正機能はとても優秀です。
同じクラブを何球も打ち続ければ、なにがしかの修正が入り
いずれ ほどほどの結果を導き出します。

新しいドライバーを買えば
当然 それを一生懸命練習するでしょう。
しかし なにか、シャフトの硬さなどが
バッグに入っている元々の自分のクラブと離れている場合、
新しいクラブに適応するための修正は
同時に 従来のクラブをうまく打たせない可能性を秘めています。

ゴルフクラブだけではありませんが、
それを活かす環境というのも考慮に入れてください。
呉越同舟にしないように。


スイングの悩みの少なからずの部分
新しいクラブを導入して………発生したりします。

新しいクラブを使いこなすための工夫が
従来のクラブをうまく打たせなくするのです。
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