【スイング再生工場】絶滅危惧種のゴルフクラブ造ります

重いヘッド&柔らかシャフトを通し、ゴルフを考え スイングを学べるクラブを追求! 誰よりも振らず誰よりも飛ばすをモットーに

体の回転とインサイドアウト

2018年07月26日 20時43分22秒 | ゴルフ




スイングの円弧は 結果的!にですが、
俗に言う インサイドアウト になります。


それは飛球線に対し
自分側から入って 飛球線の外に抜けていく
左右の円弧としての インサイドアウト という意味ではありません。

ゴルフクラブの グリップとヘッドの関係は
車で壊れた車をロープで牽引するのと非常に似ており、
後ろの壊れた車は自走は出来ませんが、
その後ろの車のモーメント~負荷は
前に引っ張っている車の動きにも作用します。

ヘッドの動きも グリップの動き、そしてそれを持っている打ち手にも
当然 重力としての重さや運動としての遠心力・慣性として働きます。

モノには 運動するとその速さなりの荷重が積算されますし、
ゴルフクラブには 長さがありますので
使い方によっては 重さと速さ/運動が絡んでしまうので
ものすごく軽くなったり、ものすごく重くなったり させることが可能です。


スイングの多くのミス を見ていると
誰もが からだでクラブを動かしたがっている、
からだでクラブを動かそうと思っている・・・のですが、
結果として ほぼ全員が失敗しています。



ゴルフクラブを打つ方の動作で考えると
トップオブスイングという位置では 
クラブの実質的な重さ・・としての長さをゼロに出来ます。

意味は クラブ、シャフトが地面と平気な状態であると
そのクラブの重さは 総重量ではなく 主に
 ヘッドの重さ×長さ になります。
ですので 5番アイアンであれば
 ヘッド重量(悶絶仕様) 320g × 約1000mm
ところが グリップの真上にヘッドのある状況、
シャフトが地面と垂直な関係になっていれば
 ヘッドの重さ 320g × 0mm で済みます。

トップの位置でクラブを起こさず
地面と平行に垂らした状態で始める のと
地面に垂直な状態から始めるの では
その円弧の挙動や人間の動作も全く異なるモノになるのは
想像が難しくないと思います

インサイドアウトとは
勿論 タイミングとして 右を向いている内に
ボールにアプローチするという大前提はありますが、
それすらも 変な意味合いですが
インサイドアウトの本意とつながっています。

インサイドアウトは
トップの位置からボールを打つまでの区間
出来るだけクラブの長さを短くし
出来るだけクラブヘッドを動かさず
・・・グリップが移動した分 だけしかヘッドを移動させず
それも 元々のヘッドの重さや
長さが増えたり、運動が増して重くなった分 マイナスして移動させる。

クラブが立っている、短くなっている ことも含め
クラブの長さを半径とした 左右の対象の円弧 ではなく
打つまでの軌道は もっともっと 自分に近い
小さな円弧であるからこそ
時間の流れとしての 右向きの期間に間に合うのです。
それがインサイドアウトです。



どんなに体でクラブを動かそうとしても
体がボールと正対する時間を逸してしまえば
手でさばかなくてはならなくなります。
まどろっこしいかもしれませんが、
スイングでは その 長さ×ヘッドの重さ×速さ という実質的なクラブ重さ
がある限り、手でクラブを動かすのには
体を止めざるを得ません。
そして 時間が限られています。

ですので 少なくとも テークアウェイ で
骨盤が右向き という その時間を最大にしておく努力は
絶対条件と言えるかも知れません。
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 "R" では硬すぎます

2018年07月26日 20時28分29秒 | ゴルフ
http://blog.livedoor.jp/hbs/





一般的に
シャフトのRは柔らかい と思われていますが
大間違いです。     (・・・硬すぎです)

このシャフトの硬さ表記(目安)が
アマチュアゴルファーを苦しめているのではないかと感じます。


歯ブラシの硬さは かたい~ふつう~やわらかい
とあって、用途もそうですが、好みで選んだり
自分との相性だったりするのでしょう。



愚痴みたいになりますが…

ゴルフのシャフトの R(アール)は
"レギュラー" Regular  の頭文字です。
・・・通例の…正常の…・・・と言う意味合いですが、
平均的な、もしくは 中ほど と言う意味も含みますよね。
しかし シャフトの硬さの場合、
これよりも下(柔らかい)モノは
 R2(A) と L(レデイ―ス) しかありませんが、
これより上の硬さには
SR~S~SX~X~XX~XXX …と
かなり豊富に存在しています。
機種によっては Xはあっても、R2の無いものも
少なくないのが現状です。

どう考えても R は真ん中の存在と言うよりも
一番柔らかい、男性が使う一番下のスペック
という存在です。

ドライバーシャフト…で言うと
機種によって その R の位置づけもかなり幅広く異なりますが、
国内で人気があり、中高年向け と言われるゼクシオの R は
 45インチ換算で 220~230cpm 辺りです。


正直、 堅い!硬い!固い! です。




シャフトの場合、好み…と言う点も否めませんが、
弊社の平均的な シャフトの硬さは 
   140~150cpm です。

上記の 🄬 とは 70~80cpm も異なり、
その差は XXXシャフトと🄬シャフトの硬さの差以上の開きです。

で その 80cpm も柔らかいシャフト を
どの位のヘッドスピード、
どの位の体力、年齢の方が使うか というと
 38~40ms の平均的なヘッドスピードの人で
 年齢的には 55歳前後 に相当するでしょう。

多少 慣れる必要はあっても
多くの人がこの柔らかさで 楽に
今まで以上に飛ばせるケースも少なくありませんし、
何より 体を痛める人が殆どいない柔らかさ です。

150cpmから見ると 230cpm は明らかに硬すぎます。

弊社のような例外を除けば
200cpm以下のクラブは存在しないに等しいですから
230cpmがボトム、最も柔らかいシャフトの認識は
仕方ないとは思いますが、パワーの無い方や
高齢の方、女性には この硬さでは硬すぎて
ヘッドの重さの恩恵、シャフトの恩恵を賜ることは不可能…!
まして 同じような硬さのクラブである限り
クラブの機種やメーカーを変えても 差はない…!
のは仕方ないかも知れません。

シャフトの【硬さに種類】があるのは意味があって
自分にとって 適切な硬さ を選ぶことが重要ですが、
好みもあるとは思いますが、少なくとも
自分にとって『動かない』硬さでは
シャフトの機能を果たさないと思います。



私は もっと多くの人がゴルフを楽しみ
高齢になってからでも 道具の恩恵を利用し、
若者をやっつけられる ようにするには
少なくとも ドライバーの硬さの標準表記
 🄬は 180cpm 辺りであるべきだと思います。

そして シャフトの硬さの差ももっとはっきり取り 
レデイ―ス 140cpm
R2    160cpm
SR    200cpm
S     220cpm
X     240cpm
という差配であれば もっとゴルフが盛んになり
世界のゴルフの標準が日本になる日がやってくると思っています。

飛距離は勿論ですが、
ゴルフはスコアの少なさを争うゲームです。
そのゲームの特性は 日本人の気質にはとても合っている
と感じますが、今のまま ただ力づくで
頭や技巧を使わないで ねじ伏せるようなやり方の
土俵に乗っている限り 本当の日本人チャンピオンも
日本のゴルフブームも 二度と訪れないと感じます。
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