【スイング再生工場】絶滅危惧種のゴルフクラブ造ります

重いヘッド&柔らかシャフトを通し、ゴルフを考え スイングを学べるクラブを追求! 誰よりも振らず誰よりも飛ばすをモットーに

飛ばしの科学

2018年05月29日 11時29分05秒 | ゴルフ


http://blog.livedoor.jp/hbs/

多くのゴルファーのとって
飛距離、特にドライバーの飛距離は
いくら有っても困らない程
魅力的なモノでしょう。

そして その飛距離を出すためのメカニズムが
「正しく」出来ないことが
スイング地獄、ゴルフ迷路の始まり
とも言えます。

全員に当てはまるかどうかは別でしょうが
初めてゴルフクラブを握り
見よう見まねでスイングしてボールを打とうとし
ある程度の確率で当たるようになると
頻繁に発生するのが 「右曲がり」 の球です。

この『右曲がり』の球は
インサイドアウトとか、アウトサイドインとかに
全く関係なく、
ヘッドの進入(進行)軌道に対し
ヘッドが右を向いている量が多いことから
生まれるのです。



重複しますが、飛ぶ球に右回転が入るコト、
これはインサイドアウトやアウトサイドイン
などのヘッドの全体軌道とは
全く関係ありません。

腕のターン、ヘッドターンで無理やり作る
疑似的なインサイドアウトの方が
右曲がりは大きくなる可能性すらあります。

問題はそこではありません。

ゴルフクラブ、クラブヘッドは
シャフトが端、ヒールに付いている形状のため
軌道に対しフェースが右を向いている と言うのは同時に
 ✌ロフトが大きく開いている状態 になります。



『飛び』に影響するのは 主にそこなのです。

また この状況では
そのクラブの長さによる
本来の入射角度よりも緩い角度 で入って来ていますので
入射の軌道 だけで言えば
打ち出し角度の高い スピンの少なめ の球になる筈 ですが
ロフトが大きく開いている為
打ち出し角度の高い スピンの多い 球になります。
これは飛びませんよね。
飛ばない上に ヘッドスピードを上げても
 それは距離につながりにくくなります。

👉右回転はおまけ なのです。

「飛び」に直結する部分を治さず
飛びに直結しない 右回転の方を治そうとする
コトが スイングを複雑化、迷路化してしまうのです。

特に クラブをテークバック、準備動作するのに
体の回転に同期して動かさず、手や腕、
もしくは自分で体だと信じている肩だけで動かしてしまう場合
アドレスに比べ、トップでは
クラブはロフトがなんだか意味不明なほど開かれてしまいます。
ボールに正対していたのはフェースだったのが
いつの間にかソールがボールと正対するような形に
してしまうのですから より厄介です。



いつもいつも思うのですが、
若くて、体を動かすのが好きで、無理の出来る層 は
ゴルフが好きであれば
放っておいても練習しますし、
反射行為も鋭く、スイング論など要らないも同然
こんな人たちは放っておけばいいのです。
頭悪いなー と思うのは、
この人たちのスイング論などを
私も含めた一般ゴルファーが真似ようとすること自体
愚かな話です。 無理なんです。
私の年齢でバク転しろ、前中しろ と言っているのに
等しい動作を幾ら真似ても答えは出ません。

例を取れば
成人男性の平均的なドライバーのヘッドスピードは 38ms
時速に換算すると 約140㌔ です。
0.1秒の間に 約4m
0.01秒の間に 約40㌢移動します。
開いたヘッドが 閉じ終わるまで 80センチかかるとすると
その時間は 0.02秒しかありません。
フェースローテーションを分かりやすく80度するとなると
0.01秒で40度 0.005秒で20度 0.0025秒で10度
の時間です。



ドライバーを元に状態でインパクト出来るのは
フェースの向き ロフトともに ±5度位でしょうし
フェースの向きとロフト角度は完全に同じようには動かず
別なモノですから
0.0025秒のどこかで
 適切なフェースの向き
 適切なロフト角度
 適切なヘッドの高さ
これを目標にするのですから
 始めから無理があるのです。
これを出来る人は 理屈でやっていないのです。

体力も落ち、運動性能も落ち、
特に瞬間的な動きに自信が無くなり
継続するチカラにも自信がなくなっているのが
ゴルフをするほとんどの層ではないかと思うのです。

飛ばしは魅力的ですし
大切ですが、ロフトの造り方
ヘッドの上下の入射の仕方で造るモノです。
その上での ヘッドスピード です。

そもそも それをヘッドの向きと間違えて
しかも その調整方法は曲芸に近いのですから
答えが出ないのも当然!!



また、大きなロフト/緩い入射角度 で打つと
ヘッドスピードアップが距離に反映されません。
速いスピードで打つロブショットのようなものです。
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パッティングはトップブレードで!

2018年05月29日 11時26分40秒 | ゴルフ




L型ブリストルパターの特徴のひとつは
その形状がほのかにテークバックの
ヘッドの動かす~引く方向を示唆するところにあります。
ヘッドの視覚効果は意外なほど影響がありますから
その形状は迷いを持たせにくくなっています。




L型ブリストルパターの
ルールに抵触していない、そのインチキ加減は
ヘッド重量とシャフトの柔らかさによる
ボールの伸び~ボールの転がり です。


小さな・ゆっくりしたストロークでも
ボールには良い転がりが入り易く
意外かも知れませんが、下りや速いグリーンに
大きく効果を発揮します。



パッティングの最優先事項は
自分の思っている距離、望んでいる距離を打つコト
です。

それを実現するには、パッティングだけに限らず
ショットも同じですが
逆球が出ないようなストローク・ショットをすることです。

パッティングもショットもミスは出ます。
ミスが出るからこそ 逆球が出ないようにしておく必要が
あります。


一般的に逆球 というと
左右方向の 右/左
ボールの曲がりの スライス/フック
思われがちですが
パッティングストローク・ショットともに
最優先事項の 逆球は

上がり過程 で打つか
下がり過程 で打つか

です。


逆球の球筋を相互の比較論で言うと
上がり過程 でボールを打つと
打ち出しは高めになり スピンは少なくなり
下がり過程 でボールを打つと
打ち出しは低めになり スピンは多くなります。

この二つは全く別な球筋。
ゴルフクラブは空中にあるドライバーを除き
全てのクラブで 下がり過程でボールを打つコトを基準に
設計・意図されています。

ショットで言うと 手にしている番手・クラブ の
出るべく球とは全く異なる 違う番手での球筋になります。

パターの場合でも
上がり際で打つと
 リーディングエッジがボールに当たることになり
トップボールと同じ球になる可能性も高く
トップボールは全ショットの中で最大のスピンが入りますので
ブレーキがかかり易くなります。

硬質なインパクト音がして
ボールの伸びがなく、カップ際でブレーキがかかるのは
こんな理由があるのです。



振り子で振らないと飛ばない 市販のパターをお使いの方には
申し訳ないですが、それではパター苦手から脱せマセン。

L型ブリストルパターをより活かしていくには
イメージと言うか 視覚的に
トップブレードでボールを打ってしまう
そんな感じで使うと
 上がり際で打つコトをかなり抑制出来ます。

手前味噌ではありますが、魔法のような転がりを
実現するには 是非やってみてください。
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