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世界遺産の旅 ~タイ・アユタヤの歴史上の町と関連の歴史上の町~

2006-08-03 | 世界遺産の旅
長いタイトルですが、本当にこういう名前なんです。
タイのアユタヤ王朝の残した文化的遺産を総じて“アユタヤの歴史上の町と関連の歴史上の町”と呼んでいます。

さてアユタヤ王朝は14世紀から18世紀あたりにタイで栄えた王朝です。
創設したのはウートーン王、最盛期はナーラーイ王だと言われています。

中国・インド・ヨーロッパとの貿易が盛んで、最盛期には東南アジア最大の都市として発展しました。
宗教は小乗仏教(上座部仏教)で、多くの仏像が見られます。
タイには、王の肖像画を書くという習慣がなかったため、仏像の中には歴代の王の顔をしていると見られるものもあるようです。


各方面の国と交易が盛んであったこともあり、インド風の建物や西洋風の建物が混在する趣深いところだそうです。
ちなみに写真は西洋風の建物、「バンパイン宮殿」です。

400年の長きに渡って栄えたアユタヤ王朝ですが、1767年に隣国ビルマに侵攻され市街地のほとんどが破壊されました。
そのため、次の王はアユタヤを放棄し、トンブリーに遷都したということです。


美しい建物と破壊され尽くした建物、両方が見れる世界遺産です。
創るのも人ならば壊すのも人ということでしょうねぇ。
諸行無常の響きを感じます。

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