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世界遺産の旅 ~バーミヤン渓谷~

2005-10-29 | 世界遺産の旅
アフガニスタンにあるバーミヤン渓谷には仏教遺跡があります。
この遺跡は西遊記にもその名前が出てくるほどの歴史的なものです。

アフガニスタンは東西の要所に位置しており、古くからたくさんの民族が出入りしていました。
仏教は4世紀ごろに繁栄を極め、バーミヤン渓谷の巨大な岩を削って石窟寺院を建設したのです。
中でも高さ55mと38mの2対の巨像はバーミヤン遺跡を象徴する仏教美術です。

しかし、11世紀ごろにはイスラム文化が勢力を増してきたため、バーミヤンの寺院は何度か侵略を受けます。
また、長年放置していたため、痛みもひどくなってきました。
そこで、日本を中心とした学術調査で世界遺産への認定、寺院の修復・保全を実現する動きが起こりました。

ところが、1979年にソビエト連邦がアフガニスタンに侵攻します。
これにより学術調査は中断されてしまいました。

そして、記憶に残っている方も多いと思いますが、2001年3月にタリバン政権(当時のアフガニスタン政権)によって、2対の巨像を含む遺跡のほとんどが破壊されてしまいました。
結果としてタリバン政権は失脚してしまうわけですが、失ったものは大きかったというわけです。
ちなみに画像は破壊される前の様子です。

アフガニスタンに本当の平和が来るのはいつなんでしょうか?


それにしても55mってでかいですねぇ。
ガンダムが18mだから・・・3倍!!
きっと赤くて角が生えてるに違いない!
なんというもったいない・・・
現在行われている修復工事が早く終わりますように・・・

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