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悪役道 ~ライオンキング スカー~

2005-09-22 | 悪役道
ディズニーの映画で一番好きな映画は何ですか?
僕は
「ライオンキング」
です。


ライオンが治めるサバンナの国、プライドランド・・・
王である「ムファサ」に一人の息子が生まれました。
次代の王になるべくして生まれた彼の名前は「シンバ」
腕白で好奇心旺盛なシンバはみんなにかわいがられて育ちますが・・・


それを快く思わないものが一人・・・
ムファサの弟
「スカー」
です。
黄金色のたてがみのムファサとは違い、漆黒のたてがみと左目の傷(おそらく名前の由来)をもつスカーは王の座を欲していました。
そこで、プライドランドから追放されたハイエナとともにムファサ・シンバの殺害を企てます。
「あいつをこの手で引きずり下ろすのだ!」

「王よ、永久に幸あれ!」
スカーによって引き起こされたヌーの暴走でムファサは死亡しました。
取り残されたシンバにスカーは言います。
「何をした?」
シンバにムファサを殺したのは自分のせいだと思い込ませるのです。
なんとも悪い感じですね・・・

さらにシンバにはスカーの追っ手がかかります。
何とか逃げおおせたシンバは新しい友と過去を忘れて生きようとします。
その間に、プライドランドはスカーのせいで荒廃してしまいました。
過去を克服し帰ってきたシンバにスカーは言います。
「誰がムファサを殺したんだ?」

動揺するシンバを追い詰めたスカーは、シンバに最期の言葉を突きつけます。
「俺がムファサを殺した・・・」
これに逆上したシンバは逆にスカーを追い詰めます。

窮地に立たされたスカーは懇願します。
「ハイエナだ!真実の敵はあいつらだ!!」
この言葉を聞いたハイエナたちは自分たちが利用されていたことに気づきスカーに詰め寄ります。
「真実の友よ!!」
そう言ったスカーの言葉はもう、効力を失っていました。
ハイエナの群れに襲われ、スカーは命を失ったのです。


王の弟であり、王座を狙い続けたスカーは最期は利用したものの手にかかり殺されました。
勧善懲悪の典型的な話ですが、スカーのような人物は歴史上たくさんいます。
スカーは誰の心にも潜む嫉妬欲の塊・・・
それを克服するだけの≪シンバ≫を持つことが重要なのだというメッセージが読み取れそうだと思うのは考えすぎでしょうか?


ちなみに僕はスカーが好きです。
知力はあるけど、どこかお間抜けな彼はなぜかかっこいいです(笑)

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