ぶふぉぶろぐ

小説などをつらつらと・・・

不思議な事件簿 ~変えられなかった運命~

2006-12-28 | 不思議な事件簿
不幸を未然に知らせてくれる“予知夢”
しかし、それはただの予知夢ではなく、
逃れられない“正夢”だったのです・・・


ドイツで起こった話です。
幼い兄弟二人を持つ母親は、ある日恐ろしい夢を見ます。
それは、愛する2人の息子が自転車の事故で死んでしまう夢でした。
そして、後を追うように自分自身も死んでしまう・・・

夢から覚めた彼女は夫とも相談し、
兄弟の自転車を売ってしまうことにしました。
兄弟は不思議がりながらも、母の剣幕に押され了承したのです。

これで、危機は去ったかに思われました。
それから半年後、兄弟は別々の友達の家に遊びに出ていました。
すると、母親のもとに突然夫が倒れたとの知らせが入りました。
母親は2人の子供が遊んでいる家にそれぞれ連絡し、
自分は急いで病院に向かったのです。

病院はそれほど遠くないため、兄は友達に自転車を借りて飛び出しました。
そして弟は、友達の親に頼んで病院に送っていってもらうことにしたのです。

焦っていたため、兄は病院近くの信号を赤信号で通過しました。
すると、目の前に車が現れたのです。
奇しくも、弟が乗っていた車でした。
急ブレーキも間に合わず、
弟の乗っていた車は兄の自転車をはねてしまいます。
兄は即死、そして打ち所が悪かったのか弟もまもなく息を引き取りました。

これを聞いた母親は悲しみのあまり脳卒中で倒れ、帰らぬ人となったのです。

自転車を売って予防したはずなのに、事故は起こってしまいました。
なぜか父親だけは事故の直後から、奇跡的に回復したようです。
運命を変えさせないために父親は危篤状態になったのでしょうか?

最新の画像もっと見る

コメントを投稿