爆破事件で恐ろしい中国を伝え、北京ダッグを食べてうまいとのたうち回り、北京のおっさんなら当たり前の、暑い夏になればポロシャツをたくし上げて歩くファッションスタイルに唖然となったり……。
北京オリンピックを直前に、日本のテレビ各局は盛り上げに懸命のようにみえます。キャスターと呼ばれる現地入りした人たちの、はしゃぎっぷりを見せつけられると、中国政府を後方支援しているんではと思えるほどです。
先ほど、そんなテレビ・ニュースを見ていて、唖然としました。新疆ウイグル自治区カシュガルで発生した事件を伝えた後、日本で開かれているある「秘密会合に潜入取材した」というんです。日本テレビの夕方のニュース番組です。
秘密にしなければならないほどの重要な会合が何かと思ったら、ナーンだと実に拍子抜けです。彼らが言う秘密会合とは、「2008年中国・アジア民主化支援世界大会」のことです。
この会議、第1回大会めは2006年にベルリンで、第2回大会は2007年にブリュッセルで開催され、今回は8月4日と5日に、東京で開催されて会議です。
民主中国陣線、ダライラマ法王宗教基金、北京の春雑誌社、国境なき記者団、アメリカ・ウイグル協会などのメンバーによるものです。
申し込めば、誰でも参加できる会合です。私にも声がかかりましたが、仕事の都合で行くことができませんでした。そんなわけで、秘密でもなんでもありません。日本語、英語、中国語によるホームページも公開されています。
日本テレビは、カシュガルでの事件を取材していた自局の記者が中国当局に一時拘束されたことについて触れ、表現の自由、報道の重要性をさかんに説いていました。
それなのに、です。「秘密」「潜入」といった言葉が人を引きつける力を持った言葉だと思いこんでいるんでしょうか。
おどろおどろしい中国、わくわくするオリンピック。視聴率に貢献してくれるありがたい要素なんでしょうね、テレビ局にとっては。
それよりも、もっと真実を伝えて! 中国の民の声は、聞こえてきません。
北京オリンピックを直前に、日本のテレビ各局は盛り上げに懸命のようにみえます。キャスターと呼ばれる現地入りした人たちの、はしゃぎっぷりを見せつけられると、中国政府を後方支援しているんではと思えるほどです。
先ほど、そんなテレビ・ニュースを見ていて、唖然としました。新疆ウイグル自治区カシュガルで発生した事件を伝えた後、日本で開かれているある「秘密会合に潜入取材した」というんです。日本テレビの夕方のニュース番組です。
秘密にしなければならないほどの重要な会合が何かと思ったら、ナーンだと実に拍子抜けです。彼らが言う秘密会合とは、「2008年中国・アジア民主化支援世界大会」のことです。
この会議、第1回大会めは2006年にベルリンで、第2回大会は2007年にブリュッセルで開催され、今回は8月4日と5日に、東京で開催されて会議です。
民主中国陣線、ダライラマ法王宗教基金、北京の春雑誌社、国境なき記者団、アメリカ・ウイグル協会などのメンバーによるものです。
申し込めば、誰でも参加できる会合です。私にも声がかかりましたが、仕事の都合で行くことができませんでした。そんなわけで、秘密でもなんでもありません。日本語、英語、中国語によるホームページも公開されています。
日本テレビは、カシュガルでの事件を取材していた自局の記者が中国当局に一時拘束されたことについて触れ、表現の自由、報道の重要性をさかんに説いていました。
それなのに、です。「秘密」「潜入」といった言葉が人を引きつける力を持った言葉だと思いこんでいるんでしょうか。
おどろおどろしい中国、わくわくするオリンピック。視聴率に貢献してくれるありがたい要素なんでしょうね、テレビ局にとっては。
それよりも、もっと真実を伝えて! 中国の民の声は、聞こえてきません。