別 胡 説 八 道!

    真 是 豈 有 此 理!

なぜ徒党を組むのでしょうか?

2006-08-29 01:51:29 | Weblog
Ohmy Newsが創刊されたこともあり、市井の人々による市民新聞に注目が集まっているという。

しかし、人はなぜ集うのでしょうか?

例えば、Ohmy Newsでいうなら、「あなたも市民記者です」というフレーズにひかれたのでしょうか?

まさか、「掲載された記事は、掲載個所によって定められた原稿料が支払われます」という一文に目を奪われたわけではないでしょ?

そもそも、すでに複数ある市民新聞のようなメディアは、その存在価値を誇る、あるいは高めるためなのか、既存のメディアでさんざん従事してきた“有名人”が編集委員などとして名前を連ねています。

それだけに、マスメディア界の天下り現象を見ているような気になり、新鮮みを感じさせません。

襟を立てていたり、腕組みをしてふんぞったり、髪をかきあげたり、あるいはバラエティ番組にまで出演するなど、頻繁にTVに出ているような人たちだけが、記者ではありません。

それどころか、有能なといわれる人たちほど、メディアとりわけTVなどにはあまり顔出しをしていません。なぜなら、TVに出るような時間がつくれませんし、出たいとも思っていないからです。

既存のメディアに不信感、あるいは満足感が得られずというなら、今の時代、自分でブログなりホームページを立ち上げて情報発信や意見表明をすればよいはずです。

かつての時代のように、情報発信や意見表明はマスコミの独占手段ではないのだから。

今の時代、誰もが記者になれる時代です。資格など必要ありません。

そして、記者としての自覚を持つなら、コツコツとヒシヒシと訥々と、自分で発信し続ければよいはずです。

徒党を組む必要などないと思います。

作家・吉村昭氏の死

2006-08-26 01:43:25 | Weblog
 人はどのように死ぬのか。

 人の死をみとったのは、3度しかない。

 初めてのことは、今も忘れることができない。

 私に話をしていた人物が、目の前で突然「ウッ」と低い声を上げ、頭を両手で押さえて椅子に倒れ込んだ。意識不明のまま病院に運ばれ、18時間後、その方は他界した。

 以来、人はあっけなく死んでしまうと信じていた。

 それから20数年後、父と母が相次いで亡くなった。医師から父は余命半年、母は余命3ヶ月と告げられた。ともにガンだった。

 余命半年の父、余命3ヶ月の母は医師の宣告通りだったが、二人ともその前半は意識があり、会話もでき、自分で決断できた。だが、父は3ヶ月後くらいから、母1ヶ月半後くらいから、意識がなくなり始め、会話もできず、目も開けなかった。

 生きていると確認できたのは、ガンの痛みで「痛い」とうめくときだけ。以後、死期が近づくにつれ、痛みにも反応しなくなっていった。

 死はゆっくりと、じわじわと来ることを知った。

 それだけに、作家・吉村昭氏が、自ら点滴の管引き抜き亡くなったという記事は衝撃だった。だが、吉村氏がこれまで書き表してきた作品に通底する、吉村氏自身の意志を見せられた感じだ。

 声が大きいだけ、押しが強いだけ、態度がでかいだけ、権力にすり寄るのがうまいだけ、名声やカネだけが目当てだけ、そんな無数の作家連中がはびこる中、文字だけで強靱な意志を表していた吉村氏の作品は、読むたびにズシリと重みを感じる。

 残念なのは、これから吉村氏の新しい作品が読めないこと。さらには、氏の奥深い考えに接することができないことだ。

大疑問! その報道に!!

2006-08-21 17:16:14 | Weblog
 大疑問!

 アメリカ、コロラド州のジョンベネ・ラムジーちゃん(当時6歳)殺害事件で、逮捕されたジョン・マーク・カー容疑者をめぐって、日本のメディアの報道が過熱している。

 日本テレビは「世界が注目している」と伝えた。本当かな?
でも、日テレはそう信じているから、タイからアメリカへ移送される彼を機内でも密着取材。何を食べたか、何を飲んだかまで伝える。
 容疑者の生まれ故郷まで取材に行っている。最初の妻まで取材している。

 他局も似たようなもの。そもそもがアメリカで起きた殺人事件。事件が発生した当初から感じていたのだが、ワイドショーを始めとして日本でこれほど詳細に報道する必要性、関連性があるのだろうか。

 もっと他に伝えるべき重要なことがあるというのに。

安倍君、長州出身? そんな感覚で生息しているの?

2006-08-13 03:05:45 | 選挙
 「この長州は7人の総理大臣を生み、日本のかじ取りを担ってきた」
 「私も伝統ある長州出身の政治家として、命がけで頑張っていく決意だ」

 国民に拒否権も選択権もまったくないことを良しとして、自民党内だけの好き勝手な権力闘争の結果、次期首相に決まりだとされる安倍官房長官。その人物による発言だ。

 薩長連合の一翼を担った長州藩の出、そして維新の忠勤藩の出であることを、誇りにでもしているのか。しかし、公表されている彼の本籍地は現在の長門市だが、生まれは東京。

 つまり、何もしてきてない。だからなのか、父離れできなていないことを強調するように、何かと親父のことを言い出すのは。

 そもそも廃藩置県が行われたのは1871年。135年も前のこと。断髪脱刀勝手令が出され、ちよんまげを切り落とす男が多くなった時代。 そんな明治の時代感覚のままで、彼は生息しているのか。時代錯誤もはなはだしい。

 その一方で、こんなアピールしている。

 「私たち戦後世代が責任を担っていく決意を示さないといけない」とも安倍は発言する。

 戦後世代が遠い昔となった出身地の藩名など、今の時代、持ち出しはしない。口にしても、せいぜいが酒の席くらいで、それもバカにされるのがおち。

 まさか、アナクロニズムを一種のステータス・シンボルだと勘違いしているのでは。それとも二枚舌を、何ら恥じることがない厚顔なのか。

 いずれにしろ、こんな人物と、これから数年間ともに付き合わされることになるとは、不幸そのものだ。

自民党総裁選=結局は日本の首相選びは、あのボクシングより醜い!

2006-08-11 23:03:55 | 選挙
 自民党総裁選は、すでに安倍晋三で決まりだと。

 政策も発表していない。選挙も行っていない。なのに、安倍クンとは。

 亀田クンはとりあえず試合したぞ。筋書きがあったにしても。

 自民党総裁選=結局は日本の首相選びは、あのボクシングより醜い!

 

小泉 ヒロイズムに加えて自己愛がより鮮明

2006-08-10 13:41:06 | Weblog
 小泉首相は、自分の靖国神社参拝について、「賛否両論があるのに、いつも首相を批判すればいいのか」「首相を批判すれば格好良く見えるのだろうが、少しは冷静に目を覚ましてもらわないと」と言ったという。

 ヒロイズムに、完全に陥ってますね。

 さらにナルシシズムにもはまり、自己愛がより鮮明にありつつある。
 
 かわいそうに。そして、哀れだ。

亀田興毅クン、素人をだましきらなくっちゃ!

2006-08-03 06:06:55 | Weblog
 プロボクシングの世界にも、演技べた選手のいることがついに多くの人々に知られてしまった。昨日行われた亀田興毅とフアン・ランダエタによるプロボクシングWBAライトフライ級王座決定戦だ。

 多額のファイトマネーが動くこの世界。これまでにも、?という不可解な結果となった試合がいくつかあったが、それでも素人を夢中にさせるだけの演技力が選手にはあった。

 ところが昨日の試合、シナリオ通りにしっかり演技せんかいと叱りとばしたくなる、くっさい素人ドラマを見せられてしまった。

 それをより象徴するのは、判定勝ちを伝えられた亀田選手がキョトーンのポカーン顔を見せてしまったこと。プロの役者とは、まだまだ認められない。ヘタ・ドラマとはいえ、本番中だ。本番中には、素を見せるな。

 そして、強気の言葉をはけばはくほど、青さが露呈してしまうことにも気づいてないようだ。プロなんだから、素人をだましきらなくっちゃ! といっても、まだ理解できないか、あの資質では。

 それより、さらにもう一つ鮮明にされてしまったのは、ボクシングの世界でもカネで人の心もベルトも買えるということ。これじゃ、ジャリ向けドラマがこれからますます増えそうな予感を与える。

 しかしやはり見たいのは、タイのプロボクサー、ウィラポン・ナコンルアンプロモーションを始めとする、まともなボクシング、見終わったら腹一杯になる真摯なボクシング。

 亀田選手が低迷するボクシング界の救世主という声もあるが、若貴人気で興行収入を増やそうとしたり、琴欧州で夢をもう一度として失敗する大相撲の悪例があるというのに。

 あの愚行で、本当の相撲を会得する大勢の力士がどれほどつぶされたことか。敵は外よりも内にいるということは、素人だって知っているよ。

 今回の試合で、カネは儲かったかもしれないけど、日本のボクシング界が失ったものはもっと大きい。ジワジワと数年後に結果が出てしまう。

 こうなれば、亀田式ボクシングとははっきりと一線を画す日本人選手に期待したい。