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別 胡 説 八 道!

    真 是 豈 有 此 理!

なぜ台湾に関して、そんなに熱くなるの?

2014-04-01 23:22:06 | 中国

 台湾と中国とのサービス貿易協定に対して、台湾での反服貿運動の動きが日本でも注目されています。ところが、気にかかることがあります。

 日本人による、愛すべき台湾、恐るべし中国といった論調であり、この機に乗じて自分を売り出そうとする良からぬ画策です。
 海峡両岸サービス貿易協定に関して、日本人は部外者であり第三者です。理性的に成り行きを注視し、議論すればいいのにと思います。

 台湾の友人は、こう語っています。
「日本からの台湾支持、あるいは応援はありがたいとけど、一方的な思い込みで語る日本人にはちょっと引いてしまう」
「中にはことの成り行きをきちんと把握せず、とんちんかんな意見を述べる、専門家を名乗る人も見うけられます」

 なぜ台湾のことになるとこうも熱くなるのでしょうか。日本にもさまざまな政治問題があります。
「日本の問題はあまり関心を示さず、台湾のことになるとヒートアップする。そこんところが、私から見ると、日本人の不思議なところです」

左小祖咒のCD

2013-11-05 23:28:56 | 中国
ずっと注目しているミュージシャンがいます。中国の左小祖咒(左小祖呪)です。



艾未未らと活動をともにするなどして、発言、行動するミュージシャンです。

そのCDを北京で買おうとしても、通常の店では購入できませんでした。

「検閲をパスしていない『地下電影』が、映画館では上映できないのと同じこと」と、北京人は説明します。

アンダーグラウンドの音楽や美術、映画といった分野に明るい北京人が、何人かの友人や知り合いに頼んで左小祖咒のCDを扱っている店を探してくれたのですが、やはり見つかりませんでした。

正直、中国のロックには今ひとつ関心をそそられなかったのですが、ルー・リードらにも通じる左小祖咒の歌唱力、さらには彼のバックバンドの音楽性は、じゅうぶんに聞きごたえがあります。

左小祖咒がこれまでどのような音楽活動を行ってきたのか、まだよくわかりません。しかし、ルー・リードが先日、亡くなったさいに左小祖咒は『ベルリン』が好きだったと、twitterで発信していました。

やはり左小祖咒もルー・リードを以前から聞いていたようです。

近々、左小祖咒に会えるようにコンタクトをとってみようと考えています。

高笑いしている人物

2012-09-17 17:44:44 | 中国

中国国内をあちこち取材し、上からの圧力で原稿を没にされてもがんばっている謝先生。普段は冷静な人物なのに、さすがに今回の尖閣諸島問題をきっかけとする中国国内の反日デモ参加者の傍若無人ぶりには怒り心頭だとして、こんな連絡が来ました。

反日組織はかなり用意周到に準備されている。プラカード一つを見ても、誰かが用意し渡したものだ。

背後で、笑って操っている人物たちがいると、彼はにらんでいます。そして、悪い言葉はめったに使わないのに、今回だけは特別だとして、こう言っています。

為什麼中国糞青真這麼多(なぜこれほどアホが多いのか)

悪知恵を働かせて人々を煽動する輩が、尖閣諸島がどこにあるかも知らないし、知ろうともしない「糞青」を煽り立て、愛国無罪だと言い張って攻撃する。

日本でも同じような構図が築かれていますね。

いつになったら、お子ちゃまの精神年齢から抜け出してくれるのでしょうか?

2012-06-17 23:22:10 | 中国
 中国で、アドレスの末尾に「co.jp」が付くサイトが接続できなくなった問題が発生しました。

 かなりの中国人がこの事態に慌てふためき、何か良い方法はないかと、複数の中国人から連絡がありました。その一人は、日本に滞在中で、すぐに中国国内にいる知人に連絡を取り、実際に接続を試みました。

 結果は、報道の通り、見事なまでに接続できませんでした。

 複数の中国人は怒りとともに、政府の検閲規制の結果だとして、同様なことを述べました。

 「なさけない」
 「恥ずかしい」
 「やり方が姑息だ」

 日中関係がぎくしゃくしているといっていも、それは政府間の問題。日本人と中国人とはまったく別問題だというのが、彼らの認識です。

 さらに、例え日本人と中国人の間に問題があった、あるいは起きたとしても、一方的につきあいを遮断するというようなことはまずあり得ないというのです。

 今回、いったい何が問題となっていたのでしょうか? 皆目、見当も付かないと言っています。

 どうやら政府は、お子ちゃまの精神年齢から抜け出していないようです。

 「これからも問答無用、いきなりだだをこねる子どものような振る舞いをするかもしれない。やりきれない」というのが中国人の本音のようです。

方励之氏が死亡と伝えられる

2012-04-08 02:16:28 | 中国
中国人天文物理学者の方励之氏が亡命先のアメリカで急死と、各国のメディアが伝えています。

1957年の反右派闘争以来、文化大革命、そして天安門事件というように、方氏は反体制派のレッテルをはられ、政治運動で常に批判の対象とされてきました。


(↑写真=91年6月、京都での講演)

89年の天安門事件では、共産党から名指しで批判され、出国。作家の劉賓雁氏同様、生きて祖国へ戻ることは、ついにかないませんでした。

91年、方氏と初めて会ったとき、アメリカで劉氏に会ったときと同じような印象を受けました。

自らの意見や考えをはっきり述べる一方、相手の意見や考えもしっかりと聞く。そしてなにより、個人の尊厳を重んじ、表現の自由の大切さを繰り返し述べたことでした。

当時、民主化運動に参加していたと誇示しながら、その理念とは正反対の、高慢な態度をとる輩も多い中、方氏と劉氏の両氏に共通するのはすこぶる自然な振る舞いでした。



正直、実に、やっかいな政府です

2011-05-12 02:43:16 | 中国
中国の友人から、便りがありました。最近、Facebookを利用し始めたため、互いに活用しようと思い、連絡したその返事のごく一部です。



連絡手段はいろいろあり問題ないのですが、「請理解」と結んだところに、やるせなさを感じます。

今に始まった事ではないけれど、党や政府が連絡をとりあう手段さえ一方的に規制をかけてくる。実に、やっかいです。

猜疑心や恐怖心が、とてつもなく強いと感じさせます。

それにしても、言動とは裏腹に、実に器が小さい。

金のためなら、魂さえ

2011-03-04 16:38:53 | 中国
「五毛党」という中国語が、じょじょに日本でも知られてきました。

五毛党は、中国共産党や中国政府の行いに対し賛同や支持を表明する人々。しかも本心ではなく、雇われて。

都合のいいようなコメントをインターネット上に書き込むことで、金をもらう。早い話が、金のためなら、魂さえ売ってしまう連中を意味しています。

こんな話を中国人としていたら、五毛党の役割は「それだけじゃない」と否定しました。

政治的、社会的活動をしている人々の発言やコメントをいじくって偽情報を流布したり、なりすましなども五毛党は行っているというのです。

まさに情報戦ですが、その人物はこういうことは中国だけで行われているんじゃないとも言いました。

「日本でも前から五毛党の活動に相当することが行われていて、私たちは『五毛党在日本』として軽蔑している。そんな中国人が複数いるよ。そういう人物を日本のマスコミがあえて好んで使う。私たちはそれが理解できない。調べればすぐにわかることなのに。」

気にかかる上海万博の今後

2010-04-21 23:16:07 | 中国
上海万博のPR曲が盗作ではないかと疑われています。友人の中国人作家は、おそらく盗作でしょうねと言っています。

しかし、この問題で注目すべきは、盗作ではという指摘が中国人から出てきたことです。

「従来なら、中国国内から盗作だという指摘はなかなかでにくい。日本などから指摘があって、しばらく後にようやく認めるというパターンだった。その点で、中国人の意識が変化しつつある」
先の作家は、このような考えを示しました。しかしその一方で、こう続けます。

「日本ではあまり大きく取り上げられていないが、上海万博マスコット<海宝>にもパクリ疑惑が指摘されている。知的財産権に対する中国人の認識はまだまだ世界標準ではない。心配の種はまだ、他にもある」

万博開催中のトラブルです。リハーサルですら、けが人がでました。

「リハーサルに参加したのは、文明的とされる上海人。それでも押し合いへし合いで、混乱しけが人が出ている。これでは正式に開催となり、全国から入場者がやって来たとき、どのような状態になるのか、想像するだけで恐ろしい。混乱を食い止めるためにどうすべきかについて、関係者は責任のなすりつけをするだけで、問題解決に向き合おうとしない」

入場券はすでに購入しているが、しばらくは様子を見てから、見に行くかどうかを決めると、その作家は考えています。ただし、気になることが一つあるそうです。

「毎日、会場の近くを通るが、今の工事の進み具合では、5月1日にすべての施設が完成しないのでは」

それでも、オリンピック同様、国家の威信をかけて、開幕されるんでしょうか。裏で泣いている人たちがいっぱいいます。