別 胡 説 八 道!

    真 是 豈 有 此 理!

「こんな予言、誰だってできる」と、あきれかえった心ある中国人の話

2005-07-23 08:19:47 | 中国
 「反日デモが起きることを予測していた」

 今年春に中国各地で起きたデモを、予言者のごとく「的中させた」と豪語する中国人がいます。おったまげました。でも、のけぞったのは、どうやら、私だけではないようです。

 ある中国人はこう言いました。
 「どういうつもりでそんなバカげたことが言えるんでしょうか。日本および日本人に対する中国人の嫌悪感は、ここ最近で急激に中国で広まったわけでもないし」

 実際、中国で横柄な振る舞いをする日本人も少なくありません。日本に来たこともなく、日本人の友人・知人もいなくて、日本人と接したことがない。このため日本人の発言や行動について理解する術を持たない中国人ほど、日本や日本人に好意的でないことは周知の事実。

 しかも経済発展で、自分たちにも可能性があるし能力もあるという自信を深め始めていた中国人が、まずは良し悪しにつけ関係が深い日本や日本人にライバル心をいだくのは当然のこと。中国で、ちょっと目をこらして神経を張りつめれば、ごく普通の人だって、こんなことはすぐにわかることなんですけどね。

 「日本では日本人批判を、中国では中国人批判を展開して、自分だけは先見性と批判精神を備え持つといった姿勢を見せたって、それがいかに軽薄で、自分の名を上げることと金だけを求める『名利双収』にすぎないことか」
 
 中国人同胞はずばり見抜いています。日本の一部マスコミはまだですけど。

大相撲の八百長疑惑、プロの名演技で一掃を

2005-07-18 21:50:11 | Weblog
 貴乃花親方のテレビでの発言以来、大相撲の八百長疑惑がまたまた再燃。相撲協会は八百長疑惑一掃に汗かきかきだけど、八百長なしなんて、大嘘でしょう。無気力相撲などという都合良い言葉があること自体、八百長の存在を認めているといえます。

 例のあの一戦、若乃花と貴乃花の同部屋対決、しかも勝てば若乃花の横綱昇進がかかるという大一番、誰もが若乃花が勝つに決まっていると思ったんでは。

 実際、あの勝負、土俵際に追いつめられた貴乃花が、自分で膝を折って転んだように見えました。感じたのは、二人とも演技が下手だなということ。

 八百長は当事者でなければ証明は不可能でしょう。それに普段から閉鎖社会の相撲界で暮らしている人たちです。ライバルと仲良しなんて聞かされると、気が抜けてしまいます。

 きっと普段は冗談言い合って、じゃれ合って、遊びも誘い合って出かけてるんだろうなと思います。ま、今の世の中、それも当然なこと。殴り合いを期待しているわけじゃないから。
 
 でも、プロはプロらしくやってもらいたい。身体鍛えて、あれだけの激しい稽古してるんだから。

 大相撲の力士として、素人に八百長だと見破られるような軽薄な相撲はとってほしくないということ。熱烈な相撲ファンとはいえ、しょせんは素人。知ったかぶりだけで相撲の大変さを知らない素人に、疑惑をいっさい感じさせない名演技をぜひ見せてほしい、プロなんだから。

 上手投げ、下手投げ、押し出し、寄り切り、なんでもいい。多彩な技での鋭い切れ味を相撲ファンは期待してるんです。安馬、海鵬、栃乃洋、垣添など、にわか相撲ファンからはちっとも声援をおくられないけど、素晴らしい力士は少なくない。

 相撲がおもしろくない人は見なければいいんであって、昔からずっと見続けるファンがいることを忘れないでほしい。

ちょっと気になる、中国人の面子への強いこだわり

2005-07-13 03:58:55 | Weblog
 最近、ちょっと気にかかることがあります。中国人の面子(メンツ)についてです。中国人の面子に対するこだわりは今に始まったことではありません。しかし最近の日中間の軋轢に対して、中国人から面子というこだわりをことさら強く感じられるからです。

 例えば、先日、卓球の福原愛さんが中国のテレビ番組でインタビューに応じたときのこと。これは日本でも報じられたことから知っている方も多く、ここでは詳細に再現しません。

 王志というインタビュアーが「北京オリンピックに向けての抱負はありますか?」と尋ね、福原さんが「今はまだありません」と答えると、「中国人は心配しています」と王氏は続けます。「なぜですか?」という福原さんの疑問に、王氏が面子という言葉を持ち出し、非常に驚きました。

 「中国で卓球が強くなったあなたが中国人選手に勝ったら、面子がたたなくなるからです」
 
 次の面子に関する一件は私事ですが、中国人ジャーナリストと称する人と話をしたときのことです。日中双方が互いに問題点を指摘することはなんら問題がないのではと言うと、「日本人は中国人の面子を傷つけている」と語気を強め、日本人が中国を批判することはひかえるべきだということを言い出しました。

 ジャーナリストという以上、職業柄、バランス感覚を持っているはずだと思っていました。彼は中国の雑誌や新聞に原稿を書いたりしていて、日本に批判的な記事を書くことが多い人でしたから、よけいにあきれかえりました。

 中国のインターネットの掲示板を見ますと、中国こそが一番、中国は大国、中国人は優秀な民族だといった書き込みがよく見られます。あえて言うまでもなく、何をもってその国が一番だとか大国だとか、優れた民族だと判断するのでしょうか。
 
 今では、経済的には世界一のアメリカですが、誰もがうらやむほど素晴らしい国だとする人は減少しています。軍事力でアメリカが世界一の国であることは誰もが認めるところでしょうが、この意味で大国としてのアメリカを目標とする国家も多くはないでしょう。ましてや、各民族に優劣の差などあるはずはないと思います。教育を受ける条件が等しくあれば、なおさらのことです。

 日本も、日本は神の国だと公言しても、中国人はもちろん世界の多くの国の人がめんくらうだけでしょう。

 中国国内にも面子に対する批判はあります。中国人特有の面子に強くこだわり日本を感情的に批判しても、有効性はあまりないと言い切る中国人もいます。こう言う中国人ですから、「日本を批判する前に中国人としてもっと自分たちの足元を見るべきだ」と自国のあり方を厳しく批判します。

 一方、日本でも中国に対する感情的な発言が掲示板などでも多数見うけられます。日本と中国、実はまったく次元の異なるところで批判し合い、時には口からでまかせの発言も聞かれます。発言は多くなっても、まったく議論になっていないような気がしてなりません。

脳梗塞で苦しむ人は少なくありません

2005-07-07 23:19:18 | Weblog
 結局、マスコミはマスコミとしての機能を果たしていない。こう痛感させたのは長島茂雄氏に関する記事であり、脳梗塞についてです。

 脳梗塞は骨折などのようなケガではありません。脳動脈の狭窄や閉塞により、血液が供給されなくなり脳組織が壊死におちいってしまう恐ろしい病気です。半身運動麻痺や言語障害などさまざまな症状がみられます。リハビリテーションに努力すれば効果はあらわれますが、残念ながら健康時のような完全な機能回復ができるとは限りません。

 長嶋氏が東京ドームに元気な姿を表したことは喜ばしいことだと思います。しかし、写真で見る隣にいた一茂氏の表情は、脳梗塞になった父を見守る家族としての表情が見て取れました。半身麻痺のため、いつ転倒するかわからない、かたときも目がはなせないといった緊張感です。

 脳梗塞はけっして希な病気ではありません。なぜ脳梗塞になるのか、脳梗塞になるのを防ぐためには、どのように注意しなければならないのか、こうした記事はほとんどみうけられませんでした。

 不幸にも脳梗塞になった患者をかかえると、その後の介護がいかに大変か。患者本人はもちろん家族にも非常に大きな負担が襲いかかります。しかも今の医療制度では、わずか3ヶ月ほどで病院を退院させられ、家族でいっさいのめんどうを見なければならない現実が待ち受けています。

 脳梗塞になって数ヶ月後に、長嶋氏が「すし屋に一人で現れた」だの、「大股で歩いた」だの、脳梗塞の患者を抱える家族にとっては信じられないような記述がいくつも見られました。「こんなことまずあり得ない、ウソでしょう」と、専門家の中にも首をかしげる人たちがいました。

 奇跡は誰もが望むものですが、奇跡は奇跡でしかありません。それよりも、いくら時間がかろうともリハビリにはげむ長嶋氏の姿勢、あるいは脳梗塞についての正しい知識を伝えてもらいたいと思います。

 マスコミ関係者にも脳梗塞で苦しむ人は少なくありません。

ますます巧妙化する中国の情報統制

2005-07-02 17:41:49 | 中国
 中国政府によるインターネット規制は、ますます巧妙化し、強化されているようです。一般市民は正確かつ詳細な事実を求めています。情報を比較検討をする上で複数の記事を読みたいと思っているのに、どうやら不可能のようです。

 先ほど、ここ数ヶ月の間に中国国内で頻発した農民や労働者の政府に対する抗議活動のうち、国外で報道された中国語による記事や写真を、チャット・システムで北京に送信したところ、先方のパソコンに「受信は削除された」という表示が突然出て、記事が受信できないと報告がありました。

 先方が言うには、記事内容の中に関係当局が定めたキーワードがあり、それにひっかかって受信できなくなたのではと推測しています。パソコンやインターネットに詳しい方ならその対処方法があるかもしれませんが、一般市民にはなすすべがありません。

 以前、中国語で中国国内の情勢を伝えるホームページ・アドレスを北京に送信し、閲覧できるかどうか調べたところ、接続できないことがありました。

 このため、後日、中国、日本、アメリカ、台湾の4カ所から、同時刻にそのホームページアクセスできるかどうか実験をしてみました。その結果、中国からはアクセスできなかったのですが、日本、アメリカ、台湾からはアクセスできました。

 先頃、北京の先方はこう言いました。
 「今後、政府が制限をかけていると思われる単語を別の言葉に変換させ、規制をすり抜けるようにして送信してくれないか」

 検閲大国の面目躍如といった、表現の自由を認めないとする姿勢、今後もゆるぎないようです。「上に政策あれば下に対策あり」という国です。報道規制をすり抜ける方法が考案されるまで、しばらくは苦戦が続きそうです。

 「為人民服務」(人民のために)とは、よく言うよ。まさに「別胡説八道」(嘘言うんじゃない)だね。