別 胡 説 八 道!

    真 是 豈 有 此 理!

やはり燃えた台湾

2008-03-29 03:23:11 | 選挙
台湾における3月22日の第12任総統副総統選挙から、早1週間。

選挙運動期間が1ヶ月もあることから最初は、異様に静かな選挙戦と言われていましたが、228事件の2月28日からしだいに盛り上がり、民進党の3月16日「挺台湾・救民主」と題する決起行動でヒートアップ。

台湾の政治専門家の間でも、ひょっとすると僅差で民進党が勝つのではと予測する人もいました。

しかし結果は、
馬英九&蕭萬長の得票数 765万8724票。得票率58.45%
謝長廷&蘇貞昌の得票数 544万5239票。得票率41.55%

圧倒的な差で、国民党が大勝でした。

投票日前日の3月21日夜、民進党、国民党の両党は最後の集会を各地で開催していました。

台北市での国民党集会。大型バスが何台も到着し、そこから旗を先頭に開場に集まる人たち。上の写真のように、おじさん、おばさんが多かった。ちょっとした遠足気分で、はしゃぎまわっている人が目立ちました。

こういうのを、動員というんですね。金欠病になったとか言われていたけど、やっぱ、国民党はまだまだしっかり財産あるみたいです。

一方、民進党。こちらは個人個人で地下鉄に乗ってという感じの人が多かった。それに若い人の姿が目立った。それから、ごく普通の人、富裕層というより平均的な所得者という感じの人が目立ちました。

やはり両党の支持層の違いが明確に出ていました。

それからスローガンがぜんぜん違いました。記憶に残っているのは民進党。

「台湾民主国建国」とか「台湾魂」という文字が、けっこう訴求力がありました。

でもうらやましいと思ったのは、皆がそれぞれはきりと自分の支持政党を鮮明にし、投票行動に出ていること。

国のトップを国民が選べないのはあいかわらず、北朝鮮、中国、日本という3つの強権独裁国家だけですね。

3月16日、台湾各地で一斉に「挺台湾・救民主」

2008-03-16 01:05:06 | Weblog
3月16日、台湾国内各地で一斉に「挺台湾・救民主」と題する決起行動が行われ、100万人の参加を目指しています。

その名も、「316 挺台灣救民主 百萬撃掌逆転勝」

民進党と謝長廷選対本部は、「百万人でハイタッチ! 逆転勝利」と名づけた大規模集会を台湾各地で一斉に行う。選挙戦最後の日曜日にあたる3月16日に国民党一党独占国会に対する危機意識をさらに盛り上げ、逆転勝利を目指すと、日本語でも表明しています。

ここでのスローガンは、
・「要制衡、反対一党独大」
・「要入聯、反対中国覇権」
・「顧飯碗、反対一中市場」

なお、帽子を逆向きにかぶり直して「逆転勝利」を示す 。
親指を上向きに突き出し当選を叫ぶ(親指を上向きに突き出すと1番を意味し、謝長廷候補の番号1番が当選の意味にもなる)ことを求めています。

王様は とうてい理解できないだろうな

2008-03-11 23:00:03 | 選挙
「情報不足で評価しようがない」(朝日新聞)

「東京という膨大な組織の中でですね、私一人の発想で全部決まるなんて、そんなもので行政が動くわけがない」(TBS)

あいかわらず、逃げ口上がうまい。以上は、経営難に陥っている新銀行東京に対する石原慎太郎の発言です。

「何度か私の所に(銀行が説明に)来たが、内容が実態と違ってた。残念だ」(毎日新聞)

立場は、騙された被害者ということか。でも、真相追求さえできなかったということを、この発言はみごとに露呈させています。

そして、「都民の方々は詳細を知らない」などとまで言い出す始末。これって、お前らは何も知らないんだから、黙っておれという明らかに人を見下した言いよう。

攻撃となると本当に威勢の良い言葉をはき出し、中国の餃子問題で、中国側の言い分に対し、「こっけい千万」と、言い放った。

これはそのまま、キミにも当てはまる。

「唯我独尊という姿勢では私は駄目だと思いますし」と言い切っているが、それはキミ自身のことなんだけど。

誰もが理解できることだけど、とうてい理解できないだろうな。他人には非常に厳しくて、自分には大あま、てっぺんでなければすぐにいじける王様には。

1959年3月10日 チベット

2008-03-10 00:25:46 | 中国
 先日、アイスランド人歌手ビョーク(Bjork)が上海での公演で「チベット独立」支持を示唆する発言を行ったとして、中国政府は非難の声明を出しました。

 今日、3月10日は、そのチベットの中心地ラサで1959年にチベット人の蜂起が始まった日。「ラサ蜂起」とも表現されます。

 中国語では、「西蔵抗暴」といった表記になります。もちろん、この表現、中国国内では絶対禁句ですけど。

 チベット人側は、8万7000人のチベット人が殺害されたとしています。

 この事件について、中国共産党の側はチベットを平和解放したにもかかわらず、反動的な支配階級は封建農奴制を手放さず反乱を起こし「チベット独立」を宣言した。このため、人民解放軍が反乱を鎮圧。その結果、ダライ・ラマらはインドへ逃亡。これがチベットで1959年に発生した反乱の真相だと言い張っています。

 先ほどかかってきた台湾からの電話で、ある台湾人はチベット問題を人ごとのようで人ごとじゃない。いつか台湾もチベットのようなことが起きるかもしれないという不安は完全には払拭できないと言っていました。

 そういえば、台湾ではこの事件に関する集会があったそうです。でも、関心は低かったと。

 中国人は、政府や党は人に恐怖を植え付ける手法にはたけているからと言いました。

 もうすぐ、台湾総統選挙です。

本当かどうか、でも注意したほうがいいと思うようになった

2008-03-02 01:18:35 | 中国
中国製ギョーザによる中毒事件などで、中国製食品に対する不信感が広まっているが、「不信感は食品だけにとどまらないよ」という声が、中国人社会の間にあるという話を中国人から聞かされた。

最初はどういう意味かすぐに理解できなかったが、話を聞いていくうちに、「やっぱり、そうかな」と感じられるような話をしてくれた。

ある中国人は何でも知っていて、何でもかんでも答える。「あんた、なぜそんなに何でも知っているの?」と疑問に思うのだという。

それを、仲間内でしゃべっているならいい。そうじゃなくて、えらそうな態度で出ているのだという。

その人に対しては、かつて、「何でも知っている、判明させてしまうということは異常に不可解だ。彼が動くと、すべてがわかってしまう。それに自分がよく知っている分野のことに触れたとき、間違いが多すぎた。それから、中国の新聞に載っていたことを、自分が調べたようにしている」という投書が寄せられたという。

確かに中国人の間では、かなり評判が悪い。のけぞるような批判を浴びせる人も少なくない。

それから、別の中国人はこういう話もしてくれた。

例えば、中国人自身が不思議、疑問に思っているうちに、やがて不信感を感じるようになったのは、ある一部の人の経歴だという。

中国人といいながら、異常なほどに日本語がうまい。それも、話すだけではなく、書くことにおいても、日本人とまったく変わらない文章力。

どの言葉であっても、母語でない言葉を、流暢に話すことは不可能に近い。ましてや文章になるとは、話す以上に難しい。しかしある人は、それをすんなりやってのける。

ちょっと、いや、かなりおかしいんじゃないと思って調べると、中国人ではなく日本人じゃないかということがわかってきたという。先祖の一部は確かに中国人、しかし本人は日本で生まれて育って、名前だけが中国人。「こいうのも詐欺といわないか?」と、その正真正銘、あきらかに中国人だとわかる日本語の発音で尋ねてきた。

真偽のほどはわからない。こちらには、調べようがない。ただ、注意した方がいいなと思うようになった。自分の五感を基準に考えるようにしたほうがいいようだ。

それにしても、別胡説八道。