別 胡 説 八 道!

    真 是 豈 有 此 理!

みごとな錯覚

2007-04-23 17:09:57 | 選挙
 「率直に言わせてもらえば、長崎市民の方々、父伊藤一長は、その程度の存在だったんですか! 残念です。父が浮かばれない。愛する長崎にこんな仕打ちをされて…」。(日刊スポーツより)

自死は最後の選択としての意思の貫徹

2007-04-22 22:22:01 | Weblog
 厚生労働省研究班のまとめで、自殺者あるいは自殺未遂者は自殺前に誰にも相談していないことが、約1700人を調査して8割に達していたと、朝日新聞が伝える。

 自殺をどうとらえるかは、人によって大きく異なる。人の数だけ、考えがあるのがごく自然なこと。しかし自殺者あるいは自殺未遂者にとっては、自殺の善悪あるいは是非はなんら大きな問題ではない。なぜなら、すでに自殺は自分自身のことであり、判断する地平をとっくに超越しているのだから。

 こう言うと、自殺を問題視する人の発言が大きく取り上げられるが、そのような人たちは自殺を現実的なこととして直面した状況に陥ったことがない。しかも未来への楽観的な発言が繰り返され、ガンバリズムが声高に叫ばれ、ある一定の方向に扇動しようとする動きが必ず出る。

 しかし生あるいは人生への楽観的な発言は、自殺を考える人にとっては何ら効力がない。死は自分自身だけの問題なのだから。

 厚生労働省「研究班」という名称がすべてを表している。しょせん、研究でしかないのであって、客観的といえば聞こえが良いが、数ある研究対象の一つでしかない。

 記事によると、<政府は、年間3万人を超える自殺者を減らす対策を打ち出す方針で、専門家は「重要な調査で、予防に生かすためにも詳しい分析が必要だ」と話している>という。

 しかし現在の日本および日本人の人間関係を考えるならば、自殺者を減らすのは不可能であり、有効な対策などは打ち出せない。
 
 他者を道連れとしない自身の死を自分で決すること、それは誰もが有する権利。生まれ、生き、そしてひっそりと最後を迎えることは人生であり、自分の最後の選択としての決断は意志の貫徹。

「林家正蔵氏、2200万円所得隠し」

2007-04-17 06:45:45 | Weblog
 「林家正蔵氏、2200万円所得隠し」だって。

 「父の代から金のことはおおまかで、昔ながらの体質がいけなかった。反省してきちんとやっていこうと家族で話し合った」だと。

 このあわれで、なさけない言い訳を聞いて思い出したのが、公表されている昨年11月の第1回 教育再生会議での、海老名香葉子氏の発言。林家正蔵氏の母親だ。

 <公立と私立で大きな違いがある。公立の高校で授業もままならない様子を目の当たりにした。こうした状況の背景には親の教育に問題がある。戦前の修身、徳目を教えなくてはいけない。生徒のみならず、先生自らも学ばなくてはいけない。修身、徳目、道徳を復活させて欲しい>

 <家庭教育の問題として、家庭内で挨拶ができない子どもが多い。親の愛情を多く含んだ幼児言葉を無くしたのが問題。また、挨拶をきちんとすれば、親子の会話は自然と生まれてくるはずであり、親子の断絶というような状況にはならないはずである>

 さまざまなことが透けて見える。

安部クン、妄想にとらわれすぎ

2007-04-14 22:27:11 | Weblog
 「私は山口県の出身だ。先輩がご迷惑をおかけしたことをおわびする。一緒にすばらしい会津を作ろう」

 安倍首相は14日、参院福島補選応援で、安部クンがこう語ったと読売新聞が伝える。

 いまだに薩長出身者であるという妄想を内にひめ、幻想を誇りにしているいやしさが露呈してしまっている。東京生まれの、東京育ちのくせして。

 それにしても、過去、しかも自分はいっさい関係していない“歴史”をよりどころにしなければ自らを語れないとは情けない。

 病院に行ったほうがいい。

海賊版撲滅? そんなことできるの?

2007-04-12 05:48:01 | 中国
 アメリカ政府が音楽や映画の海賊版問題で、中国を世界貿易機関に正式に提訴したという。

 これに対し、中国は海賊版販売で懲役刑とする対象をCDやDVDの違法コピー「1000枚以上」から「500枚以上」に広げたという。

 しかし、それで・・・? 中国政府が対応したといったって、何か効果がでるのだろうか。これが率直な感想。

 500枚以上、海賊版を販売すると懲役刑の対象になるというが、そもそも500枚くらいのCDやDVDを持っている中国人はけっして珍しくない。

 1枚6元程度で売られているCDやDVD。6元なら、北京の地下鉄料金のわずか2倍の金額だ。つまり往復料金で1枚のCDやDVDが買える。
 
 500枚なら、日本円で総額4万500円程度。転売目的ではなく、自分で楽しむために、中国で一度に100枚ほど買う日本人だっている。

 北京や上海のような大都会でさえ、正規のCDやDVDを売っている店を探すのはけこう大変だ。映画制作の仕事をしている中国人に以前、聞いたことがある。

 本物のCDやDVDを一度見てみたい。どこに売っている?
 答えは、「何、言ってるの。これ本物だよ」

 でも、これ1枚5元に値切って、買ったDVDだろ。この値段で本物なわけないよ。
 「いや、これ本物。どこでもだいたいこの値段だよ。それにこの作品、僕が制作に参加した作品。ほら、僕の名前もクレジットされているだろ。その僕が中身を見て、間違いないと言ってるんだから」

 音楽や映像に関わる仕事をする中国人だって、正規版など購入していないし、どこに売っているのか関心もない。これが中国の現状。

 そもそも、町に買いに行かなくても、大きな鞄に海賊版CDやDVDを入れた業者が会社や事務所に売りに来る。つまり訪問販売もあるからだ。

 買う側はソファに座って、じっくりと品物選びができるだけに、とりわけ音楽や映画やドラマなどを趣味とする人たちは、いちいち混雑する商店に買いに行かない。業者がやってくるのを、心待ちにする人もいる。映画やドラマの制作会社にさえ、定期的に業者がやって来ている。

 日本やアメリカの感覚で海賊版の販売や購入事情をとらえていると、この件については、永遠に謎ということになる。
 
 アメリカ政府も中国政府も実はちゃんと実情を知っていて、互いに演技しているだけなのでは。そんな勘ぐりをしたくなる。


たちまちいつもの強気の口調が復活、これ当然でしょう

2007-04-10 06:29:54 | 選挙
 石原慎太郎が当選したら、たちまちいつものあの強気の口調が復活。

 こんなニュースがマスコミにあふれているけど、そんなのわかりきっていること。

 そもそも政治家なんて、選挙期間中はひたすら頭下げて、身体を折り曲げて、時には土下座して、ウソ涙流して、というじっと我慢を重ねての演技の連続。これが選挙対策本部長から指示される選挙運動の鉄則なんだから。

 そして、こうささやかれる。
 今だけの我慢なんだから、しんぼうしろ。そのかわり当選したら、好きなだけ、そりかえろ。

 実際、当選すれば、選挙期間中に身体を前屈みにしたぶんだけどころか、その2倍、3倍もふんぞり返る。

 反省していると、似合いもしない言葉を、突然、言い出しても、子どもじゃあるまいし、すぐになおるわけではない。そもそも、これが俺の流儀といわんばかりに、相手との上下関係を計り、下と見れば、荒っぽい言葉を浴びせかけてきたんだから。

 なんでもかんでもすぐに変わるんだったら、世の中、とっくにもっと良くなっている。

 

俺が一番、お山の大将? それにしても気が小せぃこと

2007-04-07 04:32:09 | 選挙
 「うるさい、黙ってろ!」

 人は窮地に追い込まれたり、不意をつかれると、本性をあらわすというのは本当のようだ。

 黙ってろと一喝したのは、石原慎太郎。下北沢の駅前での街頭演説の最中のヤジに対する一言だという。

 そうえいば、テレビのニュースで報道してたのは、外国人からのヤジに、なんで外国人が日本であんな大きな顔してるんだというようなことも、彼はのたまわっていた。ヒクヒクさせて。

 なにがあっても俺が一番、お山の大将でなければ気がすまない。常に上から人を見下ろすことしかできない、殿の本性を露呈させてしまったというわけか。

 「てっぺん野郎―本人も知らなかった石原慎太郎」
 
 いまさらながらに、この書名はドンぴしゃだと思わせる。

 それにしても、言葉の荒さ、強さが、気の弱さの証明だこと。