台湾と中国とのサービス貿易協定に対して、台湾での反服貿運動の動きが日本でも注目されています。ところが、気にかかることがあります。
日本人による、愛すべき台湾、恐るべし中国といった論調であり、この機に乗じて自分を売り出そうとする良からぬ画策です。
海峡両岸サービス貿易協定に関して、日本人は部外者であり第三者です。理性的に成り行きを注視し、議論すればいいのにと思います。
台湾の友人は、こう語っています。
「日本からの台湾支持、あるいは応援はありがたいとけど、一方的な思い込みで語る日本人にはちょっと引いてしまう」
「中にはことの成り行きをきちんと把握せず、とんちんかんな意見を述べる、専門家を名乗る人も見うけられます」
なぜ台湾のことになるとこうも熱くなるのでしょうか。日本にもさまざまな政治問題があります。
「日本の問題はあまり関心を示さず、台湾のことになるとヒートアップする。そこんところが、私から見ると、日本人の不思議なところです」