別 胡 説 八 道!

    真 是 豈 有 此 理!

先走る欲望で夢を実現できず

2009-02-28 01:36:19 | 中国
北京映画製作所(北京電影製片廠)の中国人スタッフの話。

陳凱歌や張芸謀を始めとして、中国の名だたる映画監督たちがもっとも欲しがっていたのがアカデミー賞外国語映画賞。

羨望の賞を、日本の「おくりびと」が受賞したことに、彼らがどれほど悔しがっていることか。

中国映画人がアカデミー賞外国語映画賞を狙いだしたのは、10年以上も前からのこと。ひたすら受賞狙いで、躍起になって映画を製作してきたが、見事に抜かれた。

「おくりびと」の制作費は、現在の映画作りの常識から考えると、かなりの低予算映画。

ところが名声と金銭狙いで、欲望に取りつかれた人々とともに日本以上の莫大な金額を制作費につぎ込み、話題を集めるため人気俳優を起用し、受けを狙ってあれやこれやのストーリー展開。

その結果、狙い続けたアカデミー賞外国語映画賞はいまもって受賞できない。

世界各国で中国映画に関心を寄せる人たちが求める中国映画は、日本でいえばサスペンスドラマ、あるいは時代劇のようなものではない。

そんな安っぽい内容ではなく、これこそが中国人しか製作できない中国の内実を描いた映画であること。

ただし、頂点に立つという野望に取りつかれた制作者には、冷静に物事を考えられなくなっている。これが中国映画界のすべての現状ではないが、確実に蔓延する「病」だ。

中川クン、自分自身をもっと誇りに思いたい?

2009-02-21 20:39:40 | 選挙
またまた中川昭一・前財務・金融相のご乱交ぶりが報道されています。

バチカン博物館を観光した際のハチャメチャぶりです。

「衆議院議員中川昭一公式サイト」と誇らしげにうたうホームページには、<日本と世界、そして自分自身について。メディアが伝えなかった、中川昭一の“本当の声”をお届けします。>というコーナーがあって、ここで真意を出前のように届けているのかと思いきや、まったく触れていません。

それどころか、何も感じ取れない殿は、こんなのんきで的はずれなフレーズを堂々と載せいています。

「格差社会? 今こそ、チャンスにあふれた、可能性の時代だ」
「自分たちの『国』、そして『自分自身』をもっと誇りに思いたい」

長年の深酒が原因ではないかと想像させるにじゅうぶんな、やや崩れた笑みの顔写真を大きく掲載しながら。

衆議院議員中川昭一であるから、この問題に対して「体調が悪かった。関係者に迷惑を掛けることになり、申し訳ない」と中川の事務所が発表するだけで一件落着ということなのでしょうか?

これが、肩書きのない酔っぱらいが行った美術品に対するお触りであったら、大問題でしょう。

思い出すのは、フィレンツェの大聖堂に落書きした日本人大学生の一件です。

たった一人で、自費で、現地に飛び、自らの行動に対して決着をつけなければと思います。

それともまさか、「『自分自身』をもっと誇りに思いたい」と、今もってとりつかれているわけではないでしょうね。

異常なやさしさに、ゾッーです

2009-02-16 06:13:45 | Weblog
主要7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)閉幕後の中川昭一財務・金融相の記者会見での、実に情けなく、はしたない様子にあきれかえりました。

ところが、どの社も、中川に対し異常にやさしいですね。

朝日新聞
眠気をこらえている様子だった。

読売新聞
口調がはっきりせず、眠そうな場面もみられた。厳しいスケジュールが影響したようだ。

毎日新聞
体調が優れないのか、時折ろれつの回らない口調がみられた。時差ぼけの影響か、疲労によるものか原因は不明。


テレビのニュースで報じられた映像を見る限り、中川の表情、目線、口調などから、どう見ても「眠そう」「時差ぼけ」「スケジュール」とか、そんなことが原因ではないと思えるのですが。

なにか、中川を擁護してあげなければいけない理由でもあるのでしょうか。

悔い改めなければ、どうしようもありません

2009-02-05 21:56:29 | Weblog
NHKの福地茂雄会長が朝日新聞のインタビューで、地上デジタル放送完全移行の延期に触れ、「絶対に困る」として予定通りの実施へ強い意向を示したと報じられました。

地デジへの完全移行に向けて総務省やNHK、さらに各民放など関係機関がやっきになっていますが、そんなことは問題外、まったく関係ありません。

テレビの買い換え、あるいは専用機器による出費などが問題点として取り上げられていますが、事の本質がそんなところにないことに、関係者の発言を聞いていると彼らはまったく気がついていないようです。

地デジへの関心が高まらないのは、地デジの特徴に対する視聴者の認識不足ではありません。

どの局のどの番組を見ても、同じような顔ぶれ、似たような番組構成。しかもタレントやキャスター、コメンテーターといわれる連中の、言葉や表情はソフトっぽいものの、実はぞんざいな姿勢。

そしてテレビが世論を代弁しているような傲慢さに、皆がそっぽを向いていることを、まったく認識できていないようです。さらに安っぽいちんけな、結論見え見えの番組構成は見るにたえません。

最近は、スポーツ中継でさえ、恣意的な作りがうかがえます。しかも、それに乗っかる選手さえ出始めています。

こんな情けない実情の中で、地デジへの移行に向けて出費するわけがありません。

「絶対に困る」といわれても、悔い改めなければどうしようもありません。一人で勝手に困っていてくださいとしかいえません。