別 胡 説 八 道!

    真 是 豈 有 此 理!

誰に対して、二人は「優しい人」でしょうか?

2010-01-31 07:41:53 | 選挙
「この2人を見て、こんなに優しい人が、なんでこんなにいじめられるのか。悔しい気持ちもある」

鳩山由紀夫首相と小沢一郎幹事長の政治資金問題に関する民主党の輿石東参院議員会長の発言だそうです。

この種の話には必ず、きっちりと計算された抜けが用意され、詭弁であることを隠し通そうという魂胆がまる見えです。

そもそも、誰に対して、二人は「優しい人」でしょうか?

すべての人にとって「優しい人」であると感じさせますが、本当にそうでしょうか?

実は自分、あるいは自分たち、つまりは運命共同体として、ともに恩恵にあずかるごくごく一部の少数者にとっての「優しい人」であることを、ぬけぬけと表明しているにすぎません。

さらに、この人たちにとって、共通するのは、「なんでこんなにいじめられるのか」という、非常に強い被害者意識です。

他者の異論、反論を許さない絶対的な支配の構築を画策する一方で、弱者を演じようとする、手垢のついた手法をさらけ出しています。

彼らが好んで使う「国民」の意識とは、すでに埋めようがないまでの開きができていることを露呈させたという意味において、すこぶるすばらしい発言と感じさせました。

「国民の皆様」の寄り倒し

2010-01-19 02:02:56 | 選挙
あのお方のことですから、自発的にいさぎよく辞任するはずがありません。

積年の執念、怨念などが絡み合い、欲しくてほしくてしょうがなかった最高権力者の地位を手に入れたばかりです。

しかし、別の考えをするなら、しばらく好きなように遊ばせておくのも一つの方法だと思います。

その間、調子に乗って、権力に固執する者の悪態や戯言を存分に見せたり聞かせたりすることでしょうから。

そして現在、自分の地位があるのも親分のおかげだとする、チルドレンと称されるミニ権力者亡者どもも同様に薄っぺらい論理を展開して、今以上に再び物騒な「戦争」だとわめき散らすはずです。

でも、「戦争」といったって、日本国内のことですから、ひょっとして「内戦」を意味しているのでしょうか。

いずれにしろ、将来再び、見せかけの自称・民主主義メッセンジャーどもにだまされないためにも、悪態を楽しむ余裕をもちたいものです。

「国民の皆様」と言葉では持ち上げながら、その実態は「国民の皆様」をないがしろにする集合体だということを、彼らはすでに露呈させています。

最近のこのゴタゴタで厳しく問われるべきは、あのお方の政治姿勢です。政治資金規正法違反かどうかは関係機関が調査すればよいこと。

強面ぶりを誇示するかのような仏頂面。そして、説明はしない。ま、本当は説明できないほどの口べたなんでしょうが。

記者の質問には制限をかける。そして、すねる、ふてくされる、あげくの果てがあの一本調子の工夫のかけらもない下手な演説です。伝わるものがまったくありません。

長年にわたる自民党政権の悪政に耐えながら、「国民の皆様」は生き延びてきています。ここで再び、前政権政党を上回る圧政や言い逃れをしようとする者たちに対しても、現在の状況ではかなり苦しいことですが、なんとしても耐え抜き生き延びる必要があります。

最後には、「国民の皆様」の鋭い切れ技である、寄り倒しあるいは突っ張りが発揮され、大義名分を掲げてスゴスゴと引き下がることになるのは間違いないのですから。

独裁的? いえ、そのものだと思いますが。

2010-01-09 14:25:20 | 選挙
「わたしと小沢幹事長に似ている部分があるとすれば、それは『ぶっきらぼうな物の言い方』だろう。丁寧に、優しく語り掛けるタイプではない。口数も少ない。そういうところが独裁的だとか何だとか、勘違いされる要因だと思うよ」

民主党の輿石東参院議員会長(幹事長職務代行)が、昨年末に時事通信のインタビューに答えた発言です。

小沢一郎幹事長といい輿石といい、両者に共通するのは他者への責任転嫁、あるいは強い被害者意識だと痛感させます。

自ら「丁寧に、優しく語り掛けるタイプではない。口数も少ない」と認めています。では、政治家はどのようにして自分の意見表明を行うのというのでしょうか。

まさに、自分たちは正しいことを行っている、しかし他者がそれを認めない、あるいは理解できないでいるという論理です。

それとも古い政治手法や権力意識に凝り固まった人物たちですから、ぶっきらぼう、威圧的、口数が少ないことに価値観を見出しているのでしょうか。

いずれにしろ、より明確になったのは、現代社会における有権者の意識をまったく把握できず、分析さえできない能力の持ち主であることをさらけ出したことは明白だと感じさせる発言です。

二人にはとうてい理解することは不可能でしょうが、「独裁的」どころではありません。存在自体がこの時代にいかに大きな迷惑をおよぼしていることか。