民主党の前原代表、議員辞職ではなく、党代表辞任ですか

　民主党の前原代表が自ら決断したのは、党代表の辞任ですか。

　すねて居座り続けてきた永田氏と同じように、議員辞職じゃないんですか？　またまた自分に甘い決断をしましたね。

　記者の質問におうむ返しの　「お楽しみ」を連発し、何もないのに何かありそうな思わせぶりを見せ、記者の背後にいる国民を愚弄した責任は辞任などではとうていすまされないと思います。

　2大政党を標榜し、自らが一方の党代表であろうとしたにもかかわらず、あの幼稚な政治活動。自身の幼稚なお坊ちゃま行為で自民党を生き返らせてしまった責任を痛感しているのであれば、選択肢は辞任ではありません。

　もちろん、あなたのことですから、責任を痛感するはずがありません。だから、党代表辞任という決断をくだしたんでしょうが。

　でも、もうたくさんです。

　塾に行って政治家になり、党代表というトップにまで上り詰めたんですから、これまで培養してきた自分の権力欲にはもう満足してください。

　いさぎよく議員辞職して、故郷で静かに余生を送ってほしいのですが。

　そのほうが、歴史に名前を残せるかもしれませんよ。でも、別の意味で、国民の間に名前が残ることは決まりですけど。

民主党って、吹きだまり？

　民主党の国対委員長に渡部恒三元衆院副議長が就いたことで、ワイドショーでは副議長まで務めた大ベテランとして紹介してますけど・・・・ねー。

　渡部氏は永田寿康衆院議員について、今回まで名前を顔も知らなかったと、自慢げに聞こえる発言を繰り返してるけど、ほんまかいなと突っ込みを入れたくなります。

　永田氏、渡部氏、ともに同じ民主党員。そして永田氏は2000年に衆院初当選、現在３期目。しかも過去に懲罰動議が５回も出されている政治家。そんな「話題の人物」を本当に知らなかったとしたら、新聞を読んだりテレビ・ニュースさえ見てこなかった、どこで生活してるんでしょうか？

　ワイドショーのコメンテーターは風を読むのが巧みだから、そのときどきでどう対応したら視聴者から喝采を得られるか知り尽くしてます。というわけで、今回は渡部氏を批判しようとはしない。渡辺氏と一緒に笑いこけている人が多かったですね。

　そして竹下派では七奉行の一人だったとか、田中角栄のもとでは・・・というような発言に渡部氏は終始。思い出、あるいは記憶の中で生きているんでしょうか？

　そうかと思えば、「由美かおるさんから『大事な時、しっかり頑張って下さい』という電報を頂戴しました。これは印ろうに使う」と、大喜び。

　ベテランならではの腹芸だと評価する向きもありますが、漫談を期待しているのではない。まどろっこしい政治がまた始まるんでしょうか。現実が求める次元とは、はるかな違いを感じてなりません。