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別 胡 説 八 道!

    真 是 豈 有 此 理!

誰もが大歓迎? 聖火リレーニュースの怪しい内容

2008-04-13 00:18:15 | 中国
 「美国旧金 山民衆祝福北京奥運」(アメリカのサンフランシスコ市民が北京オリンピックを祝福)と題する ニュースを、中国の中央電視台(中央テレビ局 CCTV)が伝えています。

 私たちは、サンフランシスコでは中国系住民を中心とする聖火リレー歓迎の模様が伝えられる一方 で、中国政府が軍を出動させたチベット人への対応に反対を表明する人も多数いることを、テレビの ニュースやインターネットで知っています。

 ところが、中央電視台だけのニュースを見ていると、全サンフランシスコ市民が北京オリンピック を祝福しているように錯覚してしまいます。

 笑顔、笑顔の市民が、口々に北京おめでとう連発の大祝福です。それも中国系の人ではありません 。アングロサクソン系の人ばかりの登場です。しかも、老いも若きも。

 こんなニュースばかり見せられていたら、世界中が中国のオリンピック開催を無条件で祝福してい ると信じ込んでしまいます。

 北朝鮮が流しつづける、あっぱれ金ちゃん将軍様ニュースとまったく変わりません。嘘だらけです。

 でも、小日本とバカにするくらいデカイ大中国で、北朝鮮と違ってみんなパソコン持っているんだ から、インターネットでまったく違う国のニュースを見てみろよと、中国国内に住む中国人たちに伝 えようと思いましたが、やめました。

 見られないんです。接続できないんです。これまでも、せっせと役に立ちそうなサイトのURLを送っ ているけど、ことごとく接続できないという返事が中国人の友人たちから寄せられています。

 こんな状態だから、チベット問題について、外国メディアは中国をねらい打ちしているという中国 政府の発表を鵜呑みにしてしまうんですね。 先日も、大陸に住む中国人から連絡があったさい、いきなりこんなことを言われました。

 「外国メディアは嘘の情報ばかり流している。なぜそれほど我々の国を批判するのか。中国政府に も悪いところもある。でも、嘘の情報ばかり流す外国メディアはもっと悪い」

 外国メディアは嘘の情報ばかり流しているというニュースが放送され、それを見てこういう発言に なったようです。

 「いや、嘘の情報ばかりとはいえない」と言ったものの、自分で比較・検証できるだけのニュース が提供されていない国に住んでいるだけに、意見はかみ合わずに終わってしまいました。

 政府による厳しい情報コートロール下にある国に住んでいるだけに、一方的に中国人を批判する気 にはなりません。言論の自由が保障されない体制に住むことのむなしさ、恐ろしさを改めて感じさせ られました。

ダライ・ラマ14世、頭をかかえこむ?

2008-04-10 22:59:53 | 中国
 おめでとう、福田クン。かなりの人気者になっているようです、中国で。

 先ほど、メッセンジャーズで天津にいる中国人と話していたら、「福田クンはエライ! 中国人の気持ちをよく理解している。福田クンを支持する」という人が、彼の周りにけっこういるというんです。5人ほどだけらしいけど。

 支持率が下がりっぱなしと日本とは大違いで、今、中国で調査したら、かなり高い支持率となるはずですね。

 で、なぜエライと評価されるかですが、日本に立ち寄ったダライ・ラマと会ったのが安倍晋三の妻の昭恵だからということのようです。

 中国人の友人は、皆にこう説明したといいます。

 「政権投げ出し逃げたした前首相の妻であることは確かだけど、政治家でもなんでもない女性、ひょっとしたら出たがりかもしれない女性がダライ・ラマと会った」

 なかなか、ドンピシャリだ。さすがいつも日本のニュース・サイトをチェックしているだけあって、よく理解している。

 「なぜ、そんな女がライ・ラマと会うんだ?」
 
 この説明を聞いた、日本に行ったこともない人たちは、最初は疑問に思ったそうです。だが、しばらくしてから、急に笑顔になってこう言い始めたという。

 「やっぱり小日本だ。強気に出ていけば、腰を引く。力のある政治家がダライ・ラマに会ったら、また中国にこっぴどく批判されると、怖じ気づいたんだろう」

 ウーム、悔しいけどこの読みは正解でしょうね。

 肩書を探せば、政治家夫人というくらいしかない人物が、ダライ・ラマに会う。これなら、5月に来日するかという胡錦涛に文句を言われても、りっぱに言い訳が立つ。

「政治家でもなんでもない人ですから、会ったのは。まあ、まあ」と。

 一方、諸外国から何か言われたら、前首相夫人が対応した、チベット問題についてはそれなりに我が国もやっていると、これまた言い訳ができる。

 こういうのを、藪から棒というのだろうか。誰も想像さえしないような、どうでもいい人を引っ張り出してきて会わせる。

 正直、ダライ・ラマに会う人物として彼女の名前を聞いたときには驚いたと言ったら、中国人はこう答えた。

 「いや一番、驚いて、慌てふためいたのはダライ・ラマのはず。彼女と何の話をすればいいのか、頭をかかえこんだはずだよ」

 これもドンぴしゃかな。

おっさん、なにぬかしてんの?

2008-04-09 17:04:04 | 中国
 「バカなことをやってるよなと思いますね」

 あまりにも人を見下しきった、ぞんざいなもの言いです。配慮、考慮がまったくないことを露呈させたどころか、浅はかさ、見識のなさも露出させました。
 ロンドン、パリなどで、大きな反対表明が行われたた聖火リレー。その聖火リレーが4月26日に、長野市でも行われますが、その長野市の職員の言葉です。

 国際的に関心がますます強まるチベット問題が浮上したさなか、ヨーロッパでの聖火リレーに対する抗議活動に関する「外国の映像を見られてどうですか?」というテレビ局の問いかけに対する一人の市職員の回答です。

 彼がチベット人に対して、あるいは中国政府に対してどのような意見、見解をもっていようが、まったくかまいません。

 「バカなことをやってるよなと思いますね」の次に、「もっと違うやり方があると思います」と続けていますが、あまりにも簡単にバッサリと切って捨てる先の言葉遣いがあるだけに、「もっと違うやり方があると思います」と続けられても、ハーという状態。おっさん、なにぬかしてんの?状態でした。

 人にはそれぞれ意見、考えがあり、それをどのように表明するかは、まったく自由です。しかし公職に就く者が、いとも簡単に「バカなことを」と言い切るところに、日頃から内に秘めている尊大さがはっきりとわかりました。

 このような事態になれば、目的は手段を浄化しうるかといった、埴谷雄高氏の言葉を思い出します。
 公僕として行政に携わる者が、これほど薄っぺらい他者への思いしかないとすれば、残念を通りことして、あきれかえりました。

 「バカなことをやってるよなと思いますね。もっと違うやり方があると思います」

 このコメントを聞いてすぐに、同じような声をいくつも思い浮かべることができました。中国国内からです。
 徹底した情報統制、恣意的な情報公開がなされ、聖火リレーに対し抗議の声を上げた人々に対して、容赦なく罵詈雑言を浴びせかけています。
 
 「撹乱者」「蔵独分子」(チベット独立分子)、そして「オリンピック精神を汚す卑劣な行為」

 しかし日本では、日本の報道、海外での報道、そして中国国内での報道。いずれもインターネットで情報収集できます。

 ここは日本、中国ではない見識を示してほしかったと、つくづく思います。

1959年3月10日 チベット

2008-03-10 00:25:46 | 中国
 先日、アイスランド人歌手ビョーク(Bjork)が上海での公演で「チベット独立」支持を示唆する発言を行ったとして、中国政府は非難の声明を出しました。

 今日、3月10日は、そのチベットの中心地ラサで1959年にチベット人の蜂起が始まった日。「ラサ蜂起」とも表現されます。

 中国語では、「西蔵抗暴」といった表記になります。もちろん、この表現、中国国内では絶対禁句ですけど。

 チベット人側は、8万7000人のチベット人が殺害されたとしています。

 この事件について、中国共産党の側はチベットを平和解放したにもかかわらず、反動的な支配階級は封建農奴制を手放さず反乱を起こし「チベット独立」を宣言した。このため、人民解放軍が反乱を鎮圧。その結果、ダライ・ラマらはインドへ逃亡。これがチベットで1959年に発生した反乱の真相だと言い張っています。

 先ほどかかってきた台湾からの電話で、ある台湾人はチベット問題を人ごとのようで人ごとじゃない。いつか台湾もチベットのようなことが起きるかもしれないという不安は完全には払拭できないと言っていました。

 そういえば、台湾ではこの事件に関する集会があったそうです。でも、関心は低かったと。

 中国人は、政府や党は人に恐怖を植え付ける手法にはたけているからと言いました。

 もうすぐ、台湾総統選挙です。

本当かどうか、でも注意したほうがいいと思うようになった

2008-03-02 01:18:35 | 中国
中国製ギョーザによる中毒事件などで、中国製食品に対する不信感が広まっているが、「不信感は食品だけにとどまらないよ」という声が、中国人社会の間にあるという話を中国人から聞かされた。

最初はどういう意味かすぐに理解できなかったが、話を聞いていくうちに、「やっぱり、そうかな」と感じられるような話をしてくれた。

ある中国人は何でも知っていて、何でもかんでも答える。「あんた、なぜそんなに何でも知っているの?」と疑問に思うのだという。

それを、仲間内でしゃべっているならいい。そうじゃなくて、えらそうな態度で出ているのだという。

その人に対しては、かつて、「何でも知っている、判明させてしまうということは異常に不可解だ。彼が動くと、すべてがわかってしまう。それに自分がよく知っている分野のことに触れたとき、間違いが多すぎた。それから、中国の新聞に載っていたことを、自分が調べたようにしている」という投書が寄せられたという。

確かに中国人の間では、かなり評判が悪い。のけぞるような批判を浴びせる人も少なくない。

それから、別の中国人はこういう話もしてくれた。

例えば、中国人自身が不思議、疑問に思っているうちに、やがて不信感を感じるようになったのは、ある一部の人の経歴だという。

中国人といいながら、異常なほどに日本語がうまい。それも、話すだけではなく、書くことにおいても、日本人とまったく変わらない文章力。

どの言葉であっても、母語でない言葉を、流暢に話すことは不可能に近い。ましてや文章になるとは、話す以上に難しい。しかしある人は、それをすんなりやってのける。

ちょっと、いや、かなりおかしいんじゃないと思って調べると、中国人ではなく日本人じゃないかということがわかってきたという。先祖の一部は確かに中国人、しかし本人は日本で生まれて育って、名前だけが中国人。「こいうのも詐欺といわないか?」と、その正真正銘、あきらかに中国人だとわかる日本語の発音で尋ねてきた。

真偽のほどはわからない。こちらには、調べようがない。ただ、注意した方がいいなと思うようになった。自分の五感を基準に考えるようにしたほうがいいようだ。

それにしても、別胡説八道。

日本も中国も、メディアが対立をあおりすぎ

2008-02-22 14:04:19 | 中国
 2月20日に中国・重慶で行われた日本と中国のサッカーについて、メディアの中には燃えているのもある。

 中国では、試合後半のMF鈴木とDF李がもみあったことについて、鈴木が李に対して「FUCK OUT」とののしったと書いている。

 しかも、もみあったことに対して、中国では李が首に手をかけられたと言い張っている。でも、試合が放送されただけに、決定的な証拠が残っている。李が鈴木に手を出してきたことは間違いない。

 日本でも、ワイドショーを中心に、またまた中国人サポーターが日本を侮辱したというような論調で、あいかわらず態度がなっとらんという批判的な声が大きい。

 しかし、多くの中国人が中国チームを評価したいたかというと、現実はかなり違う。日本と中国、ともにメディアは対立をあおりがちだ。

 DF李の態度に、中国人のメンツをなくしたという声もけっこう中国国内にはある。そもそも多くの中国人は、熱狂的な中国人サポーターをこころよく思っていない人が多い。

 それに中国のテレビでは、ヨーロッパのサッカー・リーグを日本よりはるかに多く放映し、一般の中国人サッカー・ファンはヨーロッパのサッカー・リーグに夢中。普段は中国のサッカーなど、関心をもっていない。

 理由は簡単。ヘタすぎるから。そしてあぶく銭を持った選手たちはサッカーよりも他のビジネスに情熱を注ぎ込んで、金儲けにハッスルしていることを知っているからだ。

 マナーの悪い中国人が日本人を「小日本、シャビー」と叫んでいるけど、これは彼らのいわば常套句。この叫びを聞いて、気分を悪くしている中国人のほうがはるかに多い。

中国人映画カメラマン池小寧氏の追悼会が故郷の北京で開催されました

2007-07-23 18:32:56 | 中国
 昨日、7月22日午後、日本でも活躍した中国人映画カメラマン池小寧氏の死を悼んで、追悼会が故郷の北京、北京国航倶楽部で開催されました。

 池氏は日本大学芸術学部に留学した後、プロの映画カメラマンとなり、張芸謀監督の「秋菊の物語」の撮影などを担当したほか、日本では残念ながら放映されていませんが、「走向共和」「喬家大院」など、数多くの映画やテレビドラマの制作に撮影監督として関わってきました。

 亡くなったのは7月11日、夜11時過ぎ、横浜の病院でした。生きている間に北京へという思いもあったそうですが、治ることへの望みを捨てず、第二の故郷となった日本での治療にかけたといいます。

 池氏の生い立ちや人柄などを含め、詳細は「君在前哨/中国現場情報」の、
「中国映画制作陣と日本映画技術陣を結びつけた池小寧、死す」で、読むことができます。

 追悼会に参加した中国の友人がさっそく連絡をくれましたが、撮影などの都合で会う機会が少なくなっていた池氏の友人、知人、映画関係者などが多数集まり、改めて池氏の人柄の良さを痛感させられたとメールで記してきました。参列者の中には池氏の幼なじみでもあった監督の陳凱歌氏、俳優の葛優氏もあったそうです。

 文面には、「みんなが池小寧氏と最後のお別れが出来たが、本当に悲しい」とありました。

海賊版撲滅? そんなことできるの?

2007-04-12 05:48:01 | 中国
 アメリカ政府が音楽や映画の海賊版問題で、中国を世界貿易機関に正式に提訴したという。

 これに対し、中国は海賊版販売で懲役刑とする対象をCDやDVDの違法コピー「1000枚以上」から「500枚以上」に広げたという。

 しかし、それで・・・? 中国政府が対応したといったって、何か効果がでるのだろうか。これが率直な感想。

 500枚以上、海賊版を販売すると懲役刑の対象になるというが、そもそも500枚くらいのCDやDVDを持っている中国人はけっして珍しくない。

 1枚6元程度で売られているCDやDVD。6元なら、北京の地下鉄料金のわずか2倍の金額だ。つまり往復料金で1枚のCDやDVDが買える。
 
 500枚なら、日本円で総額4万500円程度。転売目的ではなく、自分で楽しむために、中国で一度に100枚ほど買う日本人だっている。

 北京や上海のような大都会でさえ、正規のCDやDVDを売っている店を探すのはけこう大変だ。映画制作の仕事をしている中国人に以前、聞いたことがある。

 本物のCDやDVDを一度見てみたい。どこに売っている?
 答えは、「何、言ってるの。これ本物だよ」

 でも、これ1枚5元に値切って、買ったDVDだろ。この値段で本物なわけないよ。
 「いや、これ本物。どこでもだいたいこの値段だよ。それにこの作品、僕が制作に参加した作品。ほら、僕の名前もクレジットされているだろ。その僕が中身を見て、間違いないと言ってるんだから」

 音楽や映像に関わる仕事をする中国人だって、正規版など購入していないし、どこに売っているのか関心もない。これが中国の現状。

 そもそも、町に買いに行かなくても、大きな鞄に海賊版CDやDVDを入れた業者が会社や事務所に売りに来る。つまり訪問販売もあるからだ。

 買う側はソファに座って、じっくりと品物選びができるだけに、とりわけ音楽や映画やドラマなどを趣味とする人たちは、いちいち混雑する商店に買いに行かない。業者がやってくるのを、心待ちにする人もいる。映画やドラマの制作会社にさえ、定期的に業者がやって来ている。

 日本やアメリカの感覚で海賊版の販売や購入事情をとらえていると、この件については、永遠に謎ということになる。
 
 アメリカ政府も中国政府も実はちゃんと実情を知っていて、互いに演技しているだけなのでは。そんな勘ぐりをしたくなる。


「検閲なら、いやな気分だ」と、中国人の友人は言った。

2006-09-12 03:19:24 | 中国
南京に住む中国人の友人とパソコンを通じて話をしていて、そうだ、久々にテスト時期だと思い、彼にいくつかのURLを送信した。

 いつものことで、日本ではまったく問題なくアクセスできるホームページに、中国からも同じようにアクセスできるかという、思いつきの不定期な実験。例えば、中国に都合の悪いニュースがのるアメリカのサイト、あるいは台湾のニュースサイトなど、その時々で注目するサイトへのアクセス実験だ。

 ところが、今回の彼は、すぐさま「ダメだ」と拒否した。こんなことは今までになかった。過去、何回か実験して、なんら問題なくアクセスできたこともあったし、逆に何度試みてもつながらないサイトもあった。

 そのたびに、中国政府はいろいろと規制をかけているんだと、互いに把握してきた。それだけに、今回の彼のきっぱりとした拒否の態度には、ちょっと驚いた。しかし理由を聞いて、納得。

 先日、国外に住む友人から彼のもとに、中国の政治に関するニュースが添付ファイルとしてメールで送られてきた。日本でもアメリカでも公開されたニュースだ。ただし、中国政府にとっては、きつい内容のものだった。

 で、いつものように、添付ファイルをダブルクリックしたところ、あけられない。と、突然、パソコンが強制終了状態に。しかたがない、もう一度と思い、パソコンのスイッチを入れ、再び同じことをしたら、またまた同じ状態に。

 どうなっているだと思い、その友人に連絡し、別の人から、同じ内容のものを同じようにメールで送ってもらった。

 で、ここで、なんだか様子がおかしいと、彼は察知したという。なぜなら、またまた添付ファイルをあけようとしたら、あけられない。そして、パソコンが強制終了状態。

 でも、彼はあきらめなかった。3日ほどあけて、後日、もう一度、同じように実験した。この間、添付ファイル付きのメールが中国国内や日本などからも送られてきたが、問題なくあけられた。内容はどれも仕事に関することばかりだった。

 しかし例の添付ファイルだけは、あけられない、やはり同じように強制終了状態となる。

 なぜだといろいろ考えているうちに、彼の友人で北京の放送局に勤める記者から連絡が入った。その記者はメールに対する検閲が非常に厳しい状態にあると、告げた。数日間、経験したパソコンの症状を説明すると、気をつけた方がいいと忠告した。

 中国人の友人はパソコンに詳しいわけではない。だから、添付ファイルの内容によって、あけられなくすることができる技術があるのかどうかは、まったくわからない。

 そんなことができるわけがないと考える一方で、今や検閲こそ命とする政府だけに、ひょっとしたらすごい技術を使って規制をかけているかもしれないとも思うという。

 最近、中国ではある特定の単語に反応してメールなどに規制をかけているというようなニュースがあった。そのことかもしれないし、違うかもしれない。確かめようもない。

「検閲なら、いやな気分だ」と、中国人の友人は言った。「なされるがままで、こちらには対抗手段がなにもないから」

「5・16通知」から40年 文化大革命が始まった

2006-05-16 06:06:20 | 中国
 今日5月16日は、1966年に「5・16通知」が出されて40年目にあたる。「5・16通知」とは文化大革命の綱領的文書。

中国では、この「5・16通知」は、「中国共産党中央委員会通知」の略称として知られる。

 しかし、北京の中央電視台で働く人物からの連絡によると、文化大革命に関連する記事の制限が通知され、いたって静かなものという。

 写真は、1966年末から日本に出回っていた日本語版の『毛沢東語録』(正式には「毛主席語録」)。全431ページで、定価は180円。

 当時、「世界はきみたちのものである……」という毛沢東の言葉に新鮮な驚きを感じ、その後、大学で中国語のテキストとして「世界是……」に再会し、さらに中国でかつての紅衛兵たちと毛沢東語録について話ができるとは想像もしなかった。

 現在、北京や上海など都市の再開発にともない転居する機会が増えたこともあり、引っ越しのさいに所有物を処分する人たちが多い。このため以前よりはるかに増して、骨董市などに品が出回るようになった。

 この中には文化大革命関連の資料も少なくなく、骨董市でも各国版の『毛沢東語録』が並べられている。しかし英語、フランス語、スペイン語版などはあるが、さすがに日本語版はめったに見ない。