思うところあってしばらくベースの購入を控えて、
使わないベース少しづつ手放していたのですが、
久しぶりにやってしまいました。。。
Ibanezが1990年代初期に出した名作。AFRのフレットレスです!
以前に
フレッテッドモデルを入手して家宝物状態ですが、
その時弾いた印象は細くて繊細、フィンガリングの際のフレットへのタッチ具合で敏感に反応。
下手に弾くとガチガチとハイの立った耳障りにもなりかねない感じ。
もちろんソレが駄目な訳では無く、弾き手次第でそれだけ表現の幅が広いって事なんですが、
これはラウンドワウンド弦よりフラットワウンド弦を張った方がいいかな。。。と思いつつ。
その時は表立って使う予定も無かったのでそのまましまい込んでいたのですが、
軽いボディにピエゾピックアップ。機敏で繊細な反応具合。良く効くHigh/Low2band EQ。。。
と言った要因から、このベースの真価はフレットレスで発揮されるんじゃないかと思っていて。
以来ずっと「フレットレス弾いてみてぇ~」と探し続けていたのです。
で、実際手に入れてみると、
前のオーナーさんも同じ様に感じていたのか既にフラットワウンド弦が張られていて、
これは。。。期待できそう!
で、かなり長い間使われていなかったらしく、要クリーニング状態だったんですが、
取り合えずチューニングを合わせアンプ直でド~ンと音を出してみると、
「あ! そうそう! コレ! この音!」
と思える予想してた通りの音が出来て大感激!
アップライトを意識しながらも、このベースでしか出せないような繊細でモダンな音色。
ピエゾにアクティブ回路だけど、凄く自然でローを足して行っても嫌みが無い。
あまりに想像、期待通りの音だったのに気を良くして、
到着翌日の
脇市Nightに持ち込んだと言う訳です。
ボディの材は見た目にマホガニーかな。。。と思ってたんですが、
Player誌の新製品アーカイブを読んでみるとボディ材の種類は、
ここに掲載されているウォルナット材モデルのA204とフレイムメイプル材のA304に、
SRシリーズ等にも使用されているサマン材のA104の3種類。
ウォルナットと判別付き辛いのですが、
よく見るとこの記事のボディはセンター合わせの2ピースボディ。
僕の手元にあるAFRは1ピースボディ。
ウォルナットは希少材でそう大きな材は取り難いでしょうから、
おそらくA104ではないかと推察します。
「スイスのロルフ・シュプーラーの共同企画で作られたエルゴデザインの羽のように軽いベース」
が謳い文句のこのベース。
この度、ようやく納得できる個体に巡り会えました。